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葬儀後に行う法要と法事の違いとは?法要の種類、流れ、マナーを解説

更新日:2020年08月26日

法要

葬儀のあとに定期的に行われる「法要」。この記事では、法要と法事の違いを始め、法要についての基礎知識、種類やマナーについて解説していきます。

葬儀後に行う「法要」とは?「法事」との違いや意味について

法要とは「故人を偲び、死後の供養として行われる儀式」です。葬儀後、遺族や友人が定期的に集まり法要を行います。

この「法要」を一般的に「法事」と呼びますが、厳密に言うと「法要」は、僧侶によってお経をあげてもらう「追善供養」のことを指します。

また、追善供養のあとに開かれる会食までを含んだ一連の流れを「法事」と呼びます。その他にも法事には、お盆やお彼岸供養などの仏教行事全般が含まれます。

追善供養によって、故人は極楽浄土に往生できると言われています。ただし同じ仏教であっても、宗派の違いによって極楽浄土についての考え方や、法要のあり方は異なる場合もあります。

また法要には、初七日(しょなのか・しょなぬか)から始まり、百カ日(ひゃっかにち)に至るまで、数多くの種類があります。あとの「④法要の種類について」の項目でご紹介します。

一般的な法要の流れ

一般的な法要のおおまかな流れは、施主の挨拶から始まり、僧侶による読経、法話、参列者による焼香が終わったあと、お墓参りと言う流れになります。ただし法要の内容は、宗派や地域によっても異なります。

またお墓参りが終わったあとに「おとき」と呼ばれる会食を開き、引き出物を渡して解散となります。

法要のマナーや香典について

ここでは、法要に出席する前に覚えておきたい、基本的なマナーや香典についてご紹介します。

法要には誰を招くの?

一般的に、親族以外の友人知人などを招いて行うのは「初七日」と「七七日(四十九日)」です。その他の法要は、遺族のみで供養をすることがほとんどです。

法要に出席する際の服装について

一回忌までは、基本的に施主や遺族は喪服を着用します。また、その他の参列者に関しては「準喪服が好ましいとされています。

身内のみで行うことが多い三回忌以降は、落ち着いた色やデザインのスーツやワンピースを選びましょう。

香典(御供物料)の金額について

法要に招かれた際には、香典(御供物料)として、現金を包みます。金額相場は1万円ほどですが、包む金額に迷った際は他の親族に相談してみましょう。

法要の種類について

仏教では、7日ごとに「生まれ変わりの区切り」があると考えられていることから、命日から7日目に行われる初七日以降、命日から49日目に行われる七七日(四十九日)まで、七日ごとに法要が行われます。

ただし、近年では「初七日」は葬儀当日に合わせて行うことが多く、初七日以降、七七日(四十九日)まで続く七日ごとの法要は、省略されることも増えています。よって、葬儀後にはじめて行う法要が「四十九日法要」となる場合もあります。

また、一般的には七七日(四十九日)までが「忌中」とされています。忌中の期間は、神社への参拝や、結婚式などお祝いごとへの出席は控えます。

以下にそれぞれの法要について、行うタイミングや概要についてご紹介します。

初七日(しょなのか・しょなぬか)

命日から7日目に行われます。故人が三途の川にたどり着く時期とされ、僧侶による読経のもと、お焼香を行います。

近年では遺族や参列者の負担を考慮して、「繰り上げ法要」や「繰り込み法要」として、葬儀当日に合わせて初七日法要を行うことも増えています。

二七日(ふたなのか)

命日から14日目に行われます。生前の「盗みの罪」についての裁きがあるとされています。

三七日(みなのか)

命日から21日目に行われます。生前の「不貞」についての裁きがあるとされています。

四七日(よなぬか・ししちにち)

命日から28日目に行われます。生前の「嘘」についての裁きがあるとされています。

五七日(いつなのか)

命日から35日目に行われます。生前の「すべての罪」についての裁きがあるとされています。中には、五七日法要を忌明け日として、忌明け法要を行う地域もあります。

六七日(むなのか・むなぬか)

命日から42日目に行われます。生まれ変わる条件を与えられるとされています。

七七日(しちしちにち・なななぬか)または四十九日法要

命日から42日目に行われます。これまでの裁きの中で、来世の世界が決められるとされています。

法要の中で、最も知られているのが四十九日法要とも呼ばれるこの七七日です。多くの場合、この七七日を「忌明け」とします。四十九日法要の食事会後が、喪に服す期間を終え普段の生活へと切り替えるタイミングとなります。

また、すでにお墓がある方や、納骨堂に納める場合は、四十九日法要に合わせて納骨式を行うのが一般的です。お墓がまだ建っていない場合は、一周忌、三回忌、お彼岸、お盆などに納骨を行います。

百カ日(ひゃっかにち)

命日から100日目に行われます。七七日(四十九日法要)を忌明けとする場合が多いことから、百カ日法要はあまり知られていませんが、別名「卒哭忌(そっこくき)」とも呼ばれる、故人を失った悲しみから解き放たれる日とされています。この百カ日までの法要を「忌日法要」と呼びます。

百カ日(ひゃっかにち)以降の法要

百カ日は以降は、一周忌(1年後)、三回忌(2年後)、七回忌(6年後)まで続くのが一般的です。その後、法要をどこまで続けるのかについての決まりは特にありません。

七回忌以降も法要を続ける場合多くは、十三回忌(12年後)、十七回忌(16年後)、二十三回忌(22年後)、二十七回忌(26年後)、三十三回忌(32年後)と続いたあと、三十三回忌を年忌止め(弔い上げ)として供養を終えます

また、この一周忌以降の法要を「年忌法要」と呼びます。

まとめ

法要は亡くなった方への供養はもちろん、遺族の心を癒すと言う作用もあります。法要の意味やマナーを理解して、心静かに法要の日を迎えられることを祈っています。

石野泰弘

記事監修者

株式会社京花代表の石野 泰弘。京花は板橋区を中心に、1都3県を中心に活動している葬儀社です。

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