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葬儀・通夜に子供は連れて行っても大丈夫?子連れでのお葬式参列マナー

更新日:2020年11月02日

葬儀の参列

「子供を葬儀に連れて行っても大丈夫?」子育て中の方がお葬式やお通夜に参列することになった際、子供を連れて行くべきか悩まれるところかと思います。特に、まだ小さな子供を持つ親であれば尚更です。

葬儀中に泣き出したり、騒いでしまったらどうしよう、と不安に思っている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、葬儀や通夜に子供を連れて行くかどうかの判断基準や、子連れで参列する際の基本マナー、服装、持ち物などについてご紹介していきます。

小さな子供を葬儀・通夜に連れて行くのはマナー違反?

小さな子供をお葬式に連れて行くことが「マナー違反」に当たるかどうかは、故人との関係性や状況によっても判断が別れるところです。

葬儀に参列することが決まった際は、子供を連れて行くべきかどうか、慎重に判断する必要があります。下記にそれぞれの場合についてご紹介します。

祖父・祖母など近しい親族の葬儀・通夜に参列する場合

祖父・祖母、あるいは曽祖父や曽祖母など、ごく近い関係にある親族のお葬式の場合は、子供も一緒に参列するのが一般的です。

同居していた方や、近場に住んでいた場合はもちろん、お世話になったおじいちゃん、おばあちゃんであれば、やはり小さな子供でも最後のお別れとして顔を見せて見送ってあげたいところだと思います。

ただし、いくら近しい関係の方のお葬式であったとしても、乳幼児と一緒に参列する際には、いろいろな面での配慮が必要です。

まず第一に、子供自身の負担を考える必要があります。特に遠方からの参列の場合、長距離を移動することや、慣れない場所に滞在するというだけでも、幼い子供にとってはかなりのストレスになります。両親が交代で控室で面倒を見ながら、大事な場面だけ顔を出すなどして、子供の体調面にも十分に配慮しましょう。

また、もちろん他の参列者への配慮も必要です。実際に乳幼児を抱いて葬儀に参列する際には、泣き出したりぐずったりした際に、素早く退室できるようにできるだけ出口に近い席に座るなどの対策をしておきましょう。

また、葬儀場によっては、キッズスペースや授乳室が用意されている場合もあります。事前にそれらの施設が利用できるかも確認しておくと安心です。

遠い親戚、親族の葬儀に参列する場合

親族のお葬式の場合であっても、子供が一度も顔を合わせたことがない場合、数回程度しか会ったことのない間柄の場合、住居が遠方の場合などは、連れて行かないこともあります。

特に乳幼児や、長時間じっとしていることが難しい幼い子供の場合は、連れて行かない方が良いでしょう。

誰かに子供を預けるか、夫婦どちらかが代表して参列する方法もあります。夫方の親戚の場合は夫が、妻方の親戚の場合は妻が参列するのが一般的です。どちらかが葬儀を欠席する際は、まだ子供が小さく参列できない旨を丁重に伝えましょう。

また、子供を預けることが難しく、やむを得ず葬儀に子供を連れて行く際には、事前に喪主の方にお伝えしておくと安心です。

ただし、葬儀の形や遺族の事情によっては、子供を連れて無理に参列するのは控えた方が良い場合もあります。その際は、代理の方に香典を渡して参列をお願いする、後日お悔やみの手紙と共に香典を送る、後日改めて弔問に伺う、など他の方法で弔意をお伝えしましょう。

両親の友人・知人の葬儀に参列する場合

故人が両親の親しい友人や知人であっても、子供との面識がない場合は、基本的に連れて行かない方が良いでしょう。ただし前述のとおり、誰かに子供を預けて自分だけで参列することが難しく、やむを得ず葬儀に子供を連れて行く際には、事前に喪主の方にお伝えしておくと安心です。

参列自体が難しい場合は、その旨を丁重にお伝えし、可能な方法でしっかりと弔意をお伝えしましょう。

子供と葬儀・通夜に参列する際の基本マナー・記帳・香典・焼香について

次に、子供を連れてお葬式やお通夜に参列することになった場合の基本マナー、記帳、香典、焼香の方法についてご紹介します。

子供と葬儀・通夜に参列する際の基本マナー

前述のとおり、小さな子供をお葬式やお通夜に連れて行く際には、事前に喪主や遺族の方に確認をしておくと安心です。

また、葬儀社のスタッフなどに、キッズスペースや授乳室などの施設が利用できるかも、事前に確認しておきましょう。

葬儀中、子供が泣き出したりぐずったりした際に、やむを得ず退出することはマナー違反にはあたりません。お焼香や読経の途中であっても、頭を下げ謝意を表した上で素早く退出ししょう。ただし、できるだけ出口に近い席に座るなどの他の参列者への配慮は大切です。

また、ある程度の話が理解できる年齢であれば、お葬式の意味やマナー、亡くなった方との関係性などを説明しておきましょう。全部をきちんと理解できていなかったとしても、人の死と向き合う貴重な経験にもなります。

子供と葬儀・通夜に参列する際の記帳について

葬儀やお通夜の受付では、参列者は必ず「芳名帳(芳名録)」と呼ばれる冊子に、住所と氏名を記帳します。

通常、家族で参列する場合であっても、一人一人が個別で記帳を行います。まだ文字が書けない小さな子どもの場合は必ずしも記帳する必要はありませんが、親が代理で記帳することをおすすめします

子供と葬儀・通夜に参列する際の香典について

子供連れでお葬式やお通夜に参列する場合、子供の分の香典は親の分とまとめて一封としてお渡しします。香典袋の表書きには、親の名前のみを記載し、子供の名前を書き入れる必要はありません

お葬式の後に精進落としの食事が出る場合は、まだ食事が必要ない乳児をのぞき、子供の食事分を含めた額の香典をお渡しするのがマナーです。

子供と葬儀・通夜に参列する際のお焼香について

何歳からお焼香をするべきか、明確な決まりごとはありません。小学生くらいであれば、他の参列者に倣ってお焼香の動作を行うことが可能かと思われます。

子供にもお焼香をさせる場合は、お焼香の意味や作法について事前に説明しておきましょう。まだ幼く、お焼香の動作が難しい場合は、お焼香を行う親の隣で一緒に合掌を行うという方法もあります。

子供の喪服は必要?【年代別】葬儀・通夜の服装・靴・靴下マナー

ここでは、子供が葬儀や通夜に参列する際の服装・靴・靴下に関するマナーを、年代別にご紹介します。

【赤ちゃん】葬儀・通夜の子供の服装マナー

赤ちゃんの場合、明確なドレスコードはありませんが、葬儀の場にふさわしい落ち着いた色味とデザインの服を選びましょう。黒、ネイビー、グレー、白などベーシックなカラーが好ましいとされています。ただし、必ずしも無地である必要はなく、多少の絵柄はマナー違反にはあたりません。もちろん、派手な色や柄、キャラクターの絵柄が目立つ服などは避けましょう。

また、まだ靴を履けない赤ちゃんであっても、可能であれば靴下は履かせておきましょう。靴下は、服と同様に落ち着いた色味のものを選びます。

【幼児・小学生】葬儀・通夜の子供の服装マナー

小学校、幼稚園、保育園などの制服がある場合は制服を着せます。制服は正式な礼服として認められていますが、制服でも派手な色のリボンやネクタイなどは、葬儀の際は外しておきましょう。

制服がない場合は、黒、ネイビー、グレー、白などの控えめな色味とデザインの服装を選びましょう。生地は必ずしも無地である必要はありませんが、柄物を着る際は無地に近いごく控えめなチェックやストライプ模様を選びましょう。

男の子の場合は、白シャツとズボン、その上にベストやブレザー、女の子の場合は、ワンピースや、白シャツにスカートもしくはジャンパースカート、その上にカーディガン、ベスト、ブレザーなどが一般的です。

控えめな色味とデザインの服であっても、金具が目立つ服や、エナメル素材など光沢感の強いものはふさわしくありません。洋服以外にも、アクセサリー、髪留めなど光るものは身につけないようにしましょう。

また、靴は革靴が望ましいですが、子供の場合はスニーカーでもかまいませ。黒の他、ネイビー、グレー、白などの控えめな色、光沢感や装飾の少ないシンプルな靴を選びましょう。ただし、まだ小さない子どもの場合は、慣れない環境での負担にも配慮して、快適に過ごせるように履き慣れた靴を選んであげることも大切です。

いずれの場合も、靴下はきちんと履かせましょう。靴下の色は黒がベストですが、その他、無地の白・ネイビー・グレーなどのシンプルなものでも問題ありません。くるぶし丈は避け、足首が隠れるものを選びましょう

蛍光色や派手な装飾の靴、音や光が出る靴、サンダル、クロックス、ローラーシューズはNGです。

【中学生・高校生】葬儀・通夜の子供の服装マナー

中学校・高校の制服がある場合は制服を着ます。学校指定の制服は正式な礼服として認められていますが、制服でも派手な色のリボンやネクタイなどは、葬儀の際は外しておきましょう。

制服がない場合は、黒、ネイビー、グレー、白などの控えめな色味とデザインの服装を選びます。生地は必ずしも無地である必要はありませんが、柄物を着る際は無地に近いごく控えめなチェックやストライプ模様を選びましょう。

正式な喪服を着用する必要はありませんが、中学生、高校生にもなると、ある程度きちんとした服装が求められます。

襟のついたシャツに、ベーシックカラーのボトム、季節によってはベストやジャケットを合わせた服装が一般的です。

靴下の色は黒がベストですが、その他、無地の白・ネイビー・グレーなどのシンプルなものでも問題ありません。くるぶし丈は避け、足首が隠れるものを選びます。

靴は革靴やローファーが望ましいですが、学生の場合はスニーカーでもかまいません。黒の他、ネイビー、グレー、白などの控えめな色、光沢感や装飾の少ないシンプルな靴を選びましょう。金具の目立つデザインや、光沢感の強い靴は避けましょう

小さな子供と葬儀・通夜に参列する際に持参した方が良いもの

ここでは、赤ちゃんや未就学児を連れて葬儀に参列する際に、持参した方が良いものをご紹介します。慣れない場所や雰囲気に子供が泣き出したり、ぐずってしまうことが考えられます。予期せぬ事態に備えて、事前に必要なものを用意しておきましょう。

■授乳ケープ(授乳中の場合)

葬儀場には、授乳室やそれに変わる部屋が備えられていない可能性も考えられます。授乳中の方は、万が一の場合に人目を気にせず授乳ができるよう、忘れずに持参しておきましょう。

■抱っこ紐(おんぶ紐)

葬儀や通夜がお昼寝や寝かしつけの時間にかかってしまう可能性も考えて、抱っこ紐を持参しておくと安心です。また、親族の葬儀中、人手が足りない場合には、赤ちゃんを抱いたまま手伝いをしなければいけないシーンがあるかもしれません。おんぶ紐にもなるタイプが用意できればベストです。

■おやつ・軽食

何かと慌ただしいお悔やみの場、子供のお腹が空いたタイミングで食事が取れない可能性も考えられます。また、通夜振る舞いや精進落しなどの会食に参加する予定の場合も、子供が食べられる料理があるとは限りません。お腹が空いてぐずってしまうことのないように、手軽に食べれるおやつやパンなどの軽食を用意しておきましょう。

■予備の着替え

予期せぬお漏らしや食べこぼしなどに備えて、予備の着替えを用意しておくと安心です。

■よだれかけ・エプロン

お悔やみの場に着れる予備の服を何枚も用意するのが難しい場合は、よだれかけや食べこぼし防止のエプロンを持参しておきましょう。特に通夜と葬儀、連日参列する場合、同じ服を着回すことになります。できるだけ服を汚さないための工夫が必要です。

■おもちゃ・絵本などのひまつぶしアイテム

葬儀中には、長時間の待ち時間が発生する場合があります。特に、火葬場まで同伴する予定の場合、火葬中には1時間半~2時間程度の待ち時間があります。音を出さず静かに遊べるお絵かきグッズ、シールブック、絵本などお気に入りのおもちゃを用意しておきましょう。

まとめ

古くは、孫が葬儀で騒ぐことを「孫の祭り」と呼び、故人が長生きをした証だととらえられていました。最低限のマナーを守り、他の参列者への配慮を忘れずに行動すれば、故人を弔う気持ちはご遺族にも伝わるはずです。子連れで葬儀に参列する際は、事前に準備をしっかりと整えておきましょう。

 

石野泰弘

記事監修者

株式会社京花代表の石野 泰弘。京花は板橋区を中心に、1都3県を中心に活動している葬儀社です。

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