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葬儀の流れや日程は?通夜・葬式・告別式・火葬までを順番に解説!

更新日:2020年09月10日

葬儀の流れ

葬儀は、亡くなった故人を弔い、見送るための大切な義式です。ご遺族は悲しみや動揺の中で、慣れないことや初めてのことを次々とこなしていかなければなりません。いざという時のために、事前に葬儀の前後の流れを把握しておくことで心の準備にも繋がります。

この記事では、逝去されてからお通夜、葬儀・告別式・火葬・埋葬までの流れ、また、それぞれがどのように進行されるかなどを、ひとつひとつ順番に解説していきます。葬儀を控え不安な気持ちを抱えている方の、少しでもお役になれば幸いです。

通夜・葬儀・告別式・火葬までの日程

まずは、通夜や葬儀を行い、火葬、遺骨安置まで、おおよそどれくらいの日程がかかるのか、葬儀の形式ごとにご紹介します。

一般的な葬儀(一般葬、家族葬)の日程

一般的な葬儀(一般葬、家族葬)では、亡くなった翌日もしくは翌々日にお通夜、通夜の翌日に葬儀と告別式という日程になります。

1〜2日目:ご逝去~納棺

3日目:通夜

4日目以降:葬儀・告別式、火葬、遺骨安置

家族葬・直葬(火葬のみ)の日程

少人数での家族葬や・直葬(火葬のみ)の場合は、下記のような日程になります。

1〜2日目:ご逝去~納棺

3日目以降:火葬、遺骨安置

亡くなったその日に火葬をおこなうことは法律によって禁止されているため、直葬(火葬のみ)の場合であっても、火葬は亡くなってから24時間以降に行われることになります。

亡くなってから、通夜、葬儀・告別式・火葬・埋葬までの流れ

ここでは、亡くなってから、通夜、葬儀・告別式・火葬・埋葬までのおおまかな流れをご紹介します。(※あくまで一例です。葬儀社や地域によって順序や内容が異なる場合があります。)

(1)危篤

(2)御臨終

(3)死亡診断書(死体検案書)をもらう

(4)エンゼルケア(保清、エンゼルメイクなど)を行う

(5)葬儀社を呼ぶ

(6)安置先へご遺体を搬送する

(7)家族内での葬儀の打ち合わせを行う

(8)葬儀社と打ち合わせを行う

(9)参列者に連絡をする

(10)湯灌・納棺の儀を行う

(11)お通夜を開式する

(12)葬儀・告別式を行う

(13)出棺を行う

(14)火葬、骨上げ(収骨)

(15)埋葬(納骨)

亡くなってから、通夜、葬儀・告別式・火葬・埋葬までを順番に解説

ここでは、前の項目でご紹介した(1)危篤から(15)埋葬(納骨)まで、それぞれについて順番に詳しく解説していきます。

(1)危篤

危篤の状態に差しかかったら、まずは落ち着いてするべきことを確認し、残された時間を大事に過ごせるように準備をしましょう危篤の連絡を受けた際に、家族や身近な人がするべきことをご紹介します。

最期に合わせたい人へ連絡をする

病院の規定などを確認した上で、迅速に連絡を取りましょう。

・入院費用、葬儀費用、当面の生活費などをふまえたお金の準備をする

亡くなった方の口座は、死亡後にすぐ凍結されるわけではありませんが、病院や葬儀社への各支払いや、生活費などを個人の口座から支払う必要がある際は、予め引き落としておくと安心です。口座が凍結された場合には、相続手続きを行います。問題がなければ、約1週間〜30日後に、相続人に遺産が相続されることになります。

臓器提供の意思表示を確認しておく。

家族の承認があり、本人が臓器提供を希望している場合は、心停止後に医師が臓器移植の手続きを行います。

(2)ご臨終

担当の医師によって死亡判定が行われます。在宅療養を行なっている場合は、かかりつけの医師に連絡を取ります。かかりつけの医師に連絡が取れない場合には、救急車を呼ぶこともあります。また、事故死などの突然死の場合は警察を呼びます。

(3)死亡診断書(死体検案書)をもらう・死亡届の提出

担当の医師に「死亡診断書」をもらいます。事故死などの突然死の場合は、監察医、検視官によって作成された「死体検案書」を警察より受け取ります。

死亡診断書(死体検案書)は、死亡届を提出する際に必要な書類になります。

その後、死亡診断書(死体検案書)と死亡届を市区町村(役所)に提出します。死亡届の提出期限は、亡くなってから7日以内とされていますが、死亡届を提出しなければ火葬の際に必要な「火葬(埋葬)許可証」を受け取ることができません

そのため、実際には火葬を行うまでの間に死亡届の提出を行うことになります。

(4)エンゼルケア(保清、エンゼルメイクなど)を行う

エンゼルケアとはご遺体を綺麗な状態で送り出すために行う処置のことで、逝去時ケアと呼ばれることもあります。身体をタオルなどで拭き清めたり、綿詰めなどを行います。病院で亡くなられた場合は看護師によって、エンゼルメイク(死化粧)や着替えなども同時に行われます。

(5)葬儀社を呼ぶ

葬儀社に遺体の搬送を依頼します。病院で亡くなられた場合、自分で決めた葬儀社か、病院から紹介を受けた葬儀社を選択することになります。

病院からの紹介を受けた葬儀社に依頼するメリットは、慌ただしい状況の中、自分で葬儀社を探す手間を省けることにあります。ただし、葬儀の内容や費用などを充分に理解しないままに依頼することは避けましょう。

後々のトラブルを防ぐためにも、あらかじめインターネットなどで、近隣の葬儀社の費用相場やプラン内容など、情報収集しておくことをおすすめします。

病院から紹介を受けた葬儀社にご遺体の搬送を依頼したあとに、葬儀の依頼先を別の葬儀社に変えることも可能です。周囲にも相談しながら落ち着いて選択しましょう。

(6)安置先へご遺体を搬送する

ご遺体を、病院などから遺体安置施設または自宅へ搬送します。ご遺体を安置する際には「枕飾り」を用意します。「枕飾り」の内容は、宗教や宗派、地方によっても違いはありますが、多くの場合葬儀社が枕飾り道具の一式を用意します。

また、自宅に安置する際、菩提寺がある場合は僧侶による枕経が行われます。

(7)家族内での葬儀の打ち合わせを行う

葬儀社との打ち合わせをスムーズに行うために、まずは家族内での意見を事前にまとめておきましょう。この時点で、決めておいた方が良いことをご紹介します。

喪主を決める

喪主は、血縁関係の深い方を優先して決めるのが一般的です。とは言え明確な規定があるわけではなく、また1人だけというわけでもありません。自身の家族構成を考慮して最適な人を選びましょう。

葬儀の予算を決める

大切なのは故人を偲ぶ気持ちです。無理をしてまで豪華なプランを選ぶのではなく、予算内で収まるように、葬儀の規模や形式を選びましょう。

そのほか、葬儀社との打ち合わせの前に、参列者リスト遺影用の写真を準備しておくとスムーズです。

ただし、亡くなったあとの慌ただしい中で、多くのことを冷静に判断するのは難しい場合もあります。家族内での葬儀の打ち合わせは、可能であれば生前に行なうことをおすすめします。どちらの場合も、お互いの気持ちに配慮しつつ希望や予算をしっかりと話し合い、できるだけ後悔のない葬儀を目指しましょう。

(8)葬儀社と打ち合わせを行う

家族内での打ち合わせを終えたら、葬儀社との打ち合わせを行い、葬儀の具体的な内容などを決めていきます。この際、希望する葬儀の形式や規模を始め、予算の上限などをはっきりと伝えておきましょう。

葬儀の内容を決定したあと、葬儀社から見積書を受け取ります。その際、葬儀に必要な項目はどこまで含まれているのか、見積り内容以外に追加予算が発生する可能性があるかなど、詳しく確認しておきましょう。

(9)参列者に連絡をする

家族葬の場合は、近しい親族や親しい友人など、一般葬の場合は、親族、友人、職場関係者、ご近所の方など、参列して欲しい方へ連絡をします。

連絡方法は、電話、メール、SNSなど、普段連絡を取っている方法でかまいませんが、連絡をいれる順番には少し注意が必要です。できるだけ近い関係の方から順番に連絡をしていくのがマナーです。その際、お通夜、お葬式、告別式の場所や日時を正確に伝えましょう。

また、家族のみで葬儀を行なった場合は、葬儀が終わった後にハガキなどで訃報連絡をする場合もあります。

(10)湯灌・納棺の義を行う

湯灌(ゆかん)の儀とは、納棺の前にご遺体をぬるま湯などで入浴させ清める儀式です。湯灌の有無や内容には地域差があり、病院でエンゼルケアを行なった場合は省略されることもあります。

湯灌の儀のあとは、納棺の儀式を行います。まずは、故人が安らかに旅立てるようにと願いを込めて、死装束を着せ旅支度を整えます。死装束の種類などは、ご遺体の状況や宗教・宗派によっても異なります。

旅支度が整ったあとはご遺体を棺の中へ移し、副葬品として亡くなった方の愛用品などを一緒に納めます。この際、金属やガラスなどの燃えにくいもの、火葬に支障をきたす可能性があるものは入れることができません。貴金属類などを納めたい場合は、骨壺の中に入れるという方法もあります。

(11)お通夜を開式する

お通夜は、通常夕方の18時ごろから始まります。元来、お通夜は夜通しかけて行う儀式でしたが、現代では半通夜(はんつや)と呼ばれる、短時間で行うスタイルのお通夜が一般的になっています。このため、お通夜全体にかかる時間は1時間〜2時間前後

お通夜のおおまかな流れは以下のようになります。

・参列者(弔問客)の受付、入場

・僧侶の入場

・司会者による挨拶

・僧侶による読経(30分〜40分程度)

・読経の間に、親族・弔問客によるお焼香

・僧侶より法話をいただく

・僧侶の退場後、喪主からの挨拶

また、通夜のあとには「通夜振る舞い」と呼ばれる食事が振舞われることがあります。

(12)葬儀・告別式を行う

一般的に、お通夜の翌日の日中に葬儀・告別式が行われます。葬儀は、亡くなった方を見送るための宗教的な儀式であり、告別式は、生前に関わりのあった人たちがお別れをするために行うための儀式です。

地域によっては、葬儀や告別式の前に火葬を行う風習があったりと、地域、宗教、宗派によっても流れなどは異なります。

ここでは仏式の葬儀を例に、大まかな流れをご紹介します。

・弔問客の受付・入場

・僧侶の入場

・僧侶による読経(葬送儀礼)

・読経の間に、親族・弔問客によるお焼香

・式辞、弔辞、お別れの言葉などを

・弔電の奉読

・僧侶の退場

・喪主による挨拶 

また近年では、遠方からの参列者の負担などを考慮して葬儀・告別式にあとや、火葬のあとに初七日法要を行うケースも増えています。

(13)出棺を行う

葬儀と告別式を終えたあと、棺を火葬場へと移動させます。この一連の流れを「出棺」と呼びます。火葬場が併設されている斎場・葬儀場の場合は専用の台車に乗せ、その他の場合は霊柩車へと棺を運びます。火葬場まで行かない参列者はここで解散となります。

(14)火葬、骨上げ(収骨)

火葬が終わると、骨上げ(収骨)を行い骨壺へと納めます。この際、葬儀社が代行し「火葬許可証」を火葬場に渡します。その後、火葬場が発行する「埋葬許可証」を受け取ります。また、分骨を希望する場合は、その旨を前もって葬儀社に伝えておきましょう。分骨を行うには「分骨証明書」を合わせて受け取る必要があります。

火葬から骨上げ(収骨)までのおおまかな流れは以下のようになります。

・僧侶による読経

・親族・関係者によるお焼香

・火葬炉へ(親族・関係者は控室にて待機)

・喪主から順番に、焼骨を骨上げ(収骨)を行う

(15)埋葬(納骨)

骨壺へ納められた遺骨は、自宅や寺院にいったん持ち帰り、四十九日の忌明けまでに供養を行います

その後、すでにお墓がある方や、納骨堂に納める場合は、四十九日の法要に合わせて納骨式を行うのが一般的です。お墓がまだ建っていない場合は、一周忌、三回忌、お彼岸、お盆などの法事のタイミングで納骨を行います。

まとめ

葬儀を行うためには、さまざまな手続きや工程が存在します。ただ、葬儀についてわからないことがあったり、戸惑いがあるのは他の多くの方も同じです。大体のことは葬儀社がサポートしてくれるので心配ありません

事前に葬儀全体の流れを把握しておくことで心を落ち着かせ、より希望に沿った葬儀社を選択し、後悔のない葬儀につなげましょう。

 

石野泰弘

記事監修者

株式会社京花代表の石野 泰弘。京花は板橋区を中心に、1都3県を中心に活動している葬儀社です。

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