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遺体ホテルとは?利用方法やメリット・デメリットなど徹底解説

更新日:2023年01月18日

遺体ホテルという言葉を聞いた事はありますか?名前を聞いて、驚いたという人もいるでしょう。

遺体ホテルというのは、遺体を預かってくれる施設の事です。ここでは、遺体ホテルがどういったものなのか。利用するメリットやデメリットなどについて詳しく解説します。

事前に詳しく知っておく事で、万が一の時にも困りません。

この記事でわかること

 

遺体ホテルとは?

遺体ホテルというのは、遺体を安置するための施設の事です。

ご逝去から葬儀までは、通常1〜2日ほどの日数を要します。これは、法律でも死後24時間は火葬をしてはならないと決まっているためです。病院で亡くなった場合は、霊安室で一時的に保管されます。

ですが、霊安室では長期間保管してはくれません。そのため、遺体は別の場所で安置する必要があるのです。様々な事情から自宅では安置できないという人もいます。葬儀社や火葬場でも遺体を安置してもらう事はできますが、空きがなければ受け入れて貰えません。

そして、火葬場が少ない事も関係しています。高齢化社会となり、人口が増える一方で亡くなる人の数も増えてきます。ですが、火葬場の数には限りがあるためすぐにはできないのです。

火葬場が増えない理由は、火葬場ができると近隣の住民から反対される事が多いからです。建設計画はあったものの、地元住民から強い反対にあってしまい実現できなかったという事もあります。

また、火葬場が建設できる広い土地の確保にも難儀します。そのため、火葬場は増えないのです。結果、葬儀難民だけが増えていきます。遺体ホテルは、そんな葬儀難民を救済するために誕生した民間の遺体安置施設です。

ホテルという名前だけあり、通常のホテルとほとんど変わりません。受付には制服を着たコンシェルジュがいて、広々としたロビーにはソファやオブジェが置かれています。まるで、ビジネスホテルのような快適な空間で遺体を安置する事ができるのです。

受付にはコンシェルジュがいて、ロビーにはソファなども置かれています。遺体ホテルは、遺族が故人との最後の時間をゆっくり過ごすための場でもあるのです。

遺体ホテルを利用する理由

遺体ホテルを利用する理由には、様々なものがあります。多用な暮らし方が増えてきたのも、その理由の1つです。以前は、一軒家を所有している人も多くいました。ですが、時代の流れと共に住み方も変わってきました。

狭小住宅や集合住宅など狭い部屋で暮らす人も増えてきました。シェアハウスやホテルで暮らす人もいたり、キャンピングカーで移動しながら生活している人もいます。自宅を持たない人にとっては、遺体を安置する事はかなり困難です。また、自宅の中を第三者に見られたくないという人もいます。

そのため、自宅には安置したくないと考える人もいます。更に、近所付き合いが少ない地域だと親族や近親者だけで葬儀を行いたいというケースもあります。そのため、近所の人には葬儀を行う事自体を知られたくないという人もいます。

自宅に遺体を安置すれば、搬送車が出入りするため近隣にすぐわかってしまいます。遺体ホテルの数が増えている理由には、こうした様々な要因が関係しているのです。

遺体ホテルを利用するメリットとデメリット

遺体ホテルを利用するメリットは、故人を火葬まで最適な状態で安置できるという事です。遺体ホテルでは、遺体の状態を保つために温度コントロールをしてくれます。遺体に損傷がある場合には、防腐処理も行ってくれます。

また、時間がない場合には慌ただしく葬儀の内容などを決めなくてはなりません。ですが、遺体を安心して預ける事で時間に余裕が生まれます。落ち着いて葬儀について考える事ができるので、後から後悔する事もありません。

遺体ホテルのデメリットは、費用の問題です。遺体ホテルを利用するとなると、日額で利用料金が発生します。火葬場の状況にもよりますが、長い場合は1〜2週間預かってもらうケースもあります。

その分、利用料金がかかるため人によってはデメリットと感じる事もあります。

遺体ホテルの選び方について

遺体ホテルには、様々なタイプがあります。遺族が故人と一緒に宿泊できるタイプや、通夜や葬儀を一緒に行えるところもあります。自宅が遠方の人や、何度も通う事が困難な人にとっては助かります。

ですが、旅行業法の認可を受けていない遺体ホテルでは遺族が宿泊する事はできません。この場合は、遺体ホテルの近隣にある宿泊施設を探す事が必要です。

遺体ホテルを利用する時には、保冷設備が整っているかどうかを最初に確認しておきましょう。保冷設備が整っていないと、長期間遺体を保管しておく事が難しい場合もあります。遺体を保管する場合は約18度が適温だと言われています。

保管を依頼する場合は、室温についても聞いておきましょう。また、ご逝去された故人に対してはエンゼルケアをする事が必要です。エンゼルケアというのは、ご遺体を清め身だしなみを整える事です。

故人は、自分の外見を整える事ができません。エンゼルケアは、故人に代わり身だしなみを整える行為なのです。遺体ホテルによって、エンゼルケアを行うかどうかは違います。場合によっては、エンゼルケアを別に頼まなくてはならない事もあるため早めに確認しておきましょう。

遺体ホテルから葬儀までの流れ

ご逝去された後、家族は葬儀社か搬送業者に連絡をします。その時に、遺体ホテルを利用したい旨を伝えます。搬送車が遺体ホテルまで運んでくれるため、すぐに担当者と何日預かってもらうかなどを決めます。

遺体を無事に安置できたら、遺族は葬儀の打ち合わせを行い葬儀のスタイルや日程、宗教宗派、更には参列者の人数と細かく打ち合わせをします。葬儀実施日が来ましたら、遺体ホテルから葬儀場へと遺体を移動します。

通常は、通夜が始まる2〜3時間前になります。料金に関しては、施設によって異なります。後で困らないためにも、最初の打ち合わせの時にしっかり確認しておきましょう。

遺体ホテルを利用する時の注意点

遺体ホテルでは、喪主の立ち会いの元でなら親族が故人と面会する事も可能です。人が大勢集まると、ついつい話し声も大きくなってしまいがちです。遺体ホテルでは、複数人と一緒に保管されるケースもあります。

大声で会話をすると他の人の迷惑になる事もあります。十分気をつけましょう。また、遺体ホテルによってはロウソクや線香など火気を使う物は使用できない事もあります。

どうしても故人にロウソクを灯したい、線香をあげたいという時には事前に確認しておくようにしましょう。

また、喪主や親族が故人と一緒に宿泊できるからといって通常の宿泊施設のようなサービスが受けられるわけではありません。遺体ホテルは、あくまでも遺体を安置するための施設なので混同しないようにしましょう。

遺体ホテルで過ごす故人と遺族の大切な時間

遺体ホテルは、火葬場の減少や様々な暮らし方から誕生した施設です。コンシェルジュがいたり、ロビーがあったりと通常のホテルと変わりはありません。

遺体ホテルを利用する事によって、故人を安心安全に保管できますし、遺族は穏やかな気持ちで故人との最後の時間を過ごす事が可能です。遺体ホテルによっては、システムや料金に違いがあるため選ぶ時には慎重になりましょう。

石野泰弘

記事監修者

株式会社京花代表の石野 泰弘。京花は板橋区を中心に、1都3県を中心に活動している葬儀社です。

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