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お葬式で「御仏前」はマナー違反?御霊前との違い・書き方・金額まで

2020/10/05

御仏前

香典袋(不祝儀袋)の表書きは「御霊前」?それとも「御仏前」?突然のお葬式やその後に行われる四十九日法要の場面で、慌てた経験がある方も多いのではないでしょうか。

この記事では「御仏前」についての基本、「御霊前」との違い、書き方、相場金額まで詳しく解説していきます。

「御仏前」と「御霊前」のそれぞれの意味と違いについて

混同してしまいやすい「御仏前」と「御霊前」という言葉。どのように使い分けるのが正しいのでしょうか?まずは「御仏前」と「御霊前」のそれぞれの読み方と意味を解説していきます。

「御仏前」の読み方と意味

「御仏前」の読み方は「ごぶつぜん」です。「御仏前」とは「仏前」を丁寧に表した言葉で、「仏前」とは文字どおり仏の前のことを指します。仏教の考えでは、四十九日を過ぎると故人は成仏して「仏」になるとされています。

「御霊前」の読み方と意味

「御霊前」の読み方は「ごれいぜん」です。「御霊前」とは「霊前」を丁寧に表した言葉で、「霊前」とは文字どおりの霊の前のことを指します。仏教の考えでは、人は亡くなってから四十九日までの間は「霊」の状態にあるとされています。

「御仏前」と「御霊前」の違い

簡単に説明すると、香典袋(不祝儀袋)の表書きなどでの「御仏前」と「御霊前」の使い分けは、お供えをするタイミングということになります。

亡くなってから四十九日までの間(霊の状態)に香典をお供えする際には「御霊前」、四十九日以降(仏の状態)に香典をお供えする際は「御仏前」となります。

「御仏前」と「御霊前」の使い分けについて

ここでは、お葬式・四十九日法要それぞれのシーンや、宗教・宗派の違いによる「御仏前」と「御霊前」の使い分けについて解説していきます。

お葬式では「御仏前」と「御霊前」どちらを使う?

亡くなってから四十九日までの間は霊の状態にあると考えられることから、一般的なお葬式では「御霊前」を使うことになります。

ただし宗教や宗派によっては「御霊前」が使えないことも。宗教・宗派の違いによる「御仏前」と「御霊前」の使い分けについては、後の項目で解説します。

四十九日法要では「御仏前」と「御霊前」どちらを使う?

四十九日を過ぎると故人は成仏して「仏」になると考えられていることから、四十九日法要では「御仏前」を使います

四十九日法要が、招く側の都合に配慮して四十九日以前の土日に行われる場合や、亡くなってから35日の忌明け法要(きあけほうよう)が行われる場合があります。この時も、法要の日に成仏すると考えられることから「御仏前」を使うのが一般的です。

宗教・宗派の違いによる「御仏前」と「御霊前」の使い分け

実は同じ仏教でも、宗派によって死生観や霊と仏の考え方は異なります。多くの宗派では、前述のとおり“亡くなってから四十九日までの間(霊の状態)に香典をお供えする際には「御霊前」、四十九日以降(仏の状態)に香典をお供えする際は「御仏前」”という考え方で問題ありません。

ただし、曹洞宗や、真宗(浄土真宗、真宗大谷派など)の場合には注意が必要です。曹洞宗や真宗では、成仏以前や霊という考え方がないため、お葬式やお通夜でも「御仏前」を使用します。

宗派が確認できない場合は「御香典」を使う方法もあります。「御香典」は、仏式のお葬儀であれば宗派に関係なく使用できます。ただし、キリスト教式や神式のお葬式では使えないので注意が必要です。

キリスト教式(カトリック)でのお葬式では一般的に「御花料」や「御ミサ料」、神式のお葬式では「玉串料」「御榊料」を使います。どちらの場合も共通して「霊」の観念があるので、「御霊前」を使っても問題ありません。

ただし、キリスト教式(プロテスタント)でのお葬式では「御霊前」は使えません。「御花料」や「献花料」や「忌慰料」を使いましょう。

「御仏前」の書き方について

香典は個人名で渡すのが基本です。家族の場合は世帯主、夫婦の場合は夫の名前を書くのが一般的とされています。ただし、妻側の親族が亡くなった場合、夫婦の両方が故人と親しかった場合などは夫婦連盟で書きます。

名前は、表書きの下段の中央にフルネームで記載します。夫婦連盟で書く場合は、夫の名前の左隣に、苗字を省略した妻の名前のみを記載します。

四十九日以降に渡す御仏前の表書きは、薄墨を使わなくても問題ありません。

「御仏前」の金額について

御仏前に包む金額は、故人との関係性で変わってきます。相場は、故人の親が10万円、兄弟姉妹が3万円、祖父母や親戚が1万円、職場関係や友人は5千円程です。

ただし、御仏前の金額には地域によっても異なるため、わからない場合は周囲の意見を参考にしてみましょう。また、四十九日以降に渡す御仏前には、新札を包んでも問題ありません。

まとめ

日本のお葬式は、仏式を始めとして、キリスト教、神式など多くの形式があるため、マナーに関しても細かな気遣いが必要になってきます。「御仏前」と「御霊前」の意味や違いをしっかり理解して、正しい使い分けを心がけてくださいね。