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先負に葬儀をしても問題ない?葬儀の日取りと六曜の関係性について解説

更新日:2020年11月13日

カレンダーに「大安」「先負」「仏滅」などの文字が小さく記載されていることにお気づきの方が多くいらっしゃるのではないのでしょうか。これは、吉凶日を表した「六曜」といわれるもので、現在でも冠婚葬祭を行う際に重視される傾向があります。特に葬儀の場合、「お通夜」「葬儀・告別式」などといったように、2、3日続けて行うことがあるため、葬儀の日程を決める際には六曜の知識が求められることに。この記事では、六曜の中でも「先負」にフォーカスし、葬儀と六曜の関係性についてご紹介します。

葬儀と先負の関係性

葬儀は、本来いつでも行って良いですが、吉凶日の指標である六曜を考慮して行うのが一般的です。

六曜とは、「先負」「友引」「仏滅」「先勝」「赤口」「大安」の6つで構成されている吉凶日の指標のこと。日本では、古くから暦に六曜を取り入れており、現在でも六曜の慣習が色濃く残る場面も。

たとえば「結婚式は大安に」「葬式は友引を避ける」といったように、六曜は冠婚葬祭に密接に関わっていることがわかります。

先負には「先んずれば負ける」という意味があり、午前は凶、午後からは吉になるといわれています。

「先負には負の漢字が入っているから、何か悪いことを指すのでは」とマイナスイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、実際にはそのようなことはなく、勝負事や争いを避けて穏やかに過ごすと良いとされている日。

結論、先負に葬儀を行うことには何も問題がありません。ただし、葬儀を午後からにすることで、周囲の理解を得やすくなるでしょう。

その他のお日柄と葬儀の関係性

先負と葬儀の関係性についてご説明しましたが、葬儀の日程を決める際には、ほかの六曜についてもきちんと理解しておくことが重要に。

ここでは、葬儀の日程をスムーズに決めることができるよう、その他のお日柄と葬儀の関係性についてご紹介します。

友引(ともびき)

友引には「友を引く日」という意味があり、結婚式や結納などの慶事を行う際には吉日です。しかし、友引に葬儀を行うと、故人と親しかった友人もあの世に誘われると今でも考えられているため、避けられています

また、友引を休場としている火葬場が多いことに伴って、友引を定休日としている葬儀社もあります。友引の翌日は「友引明け」といわれ火葬場が混雑するため、予約が取りにくいことも。

仏滅(ぶつめつ)

仏滅には「仏も滅するような大凶日」という意味があります。

縁起が悪い仏滅ですが「これまで続いていたことがすべて終わり、新たに生まれ変わる日」という別の意味もあるため、故人の死を受け入れて遺族や友人が新たな人生のスタートを切れるという意味合いで仏滅に葬儀行うこともあります

先勝(せんしょう・さきがち)

先勝には「何事も急ぐと良い日」という意味があります。そのため、先勝に結婚式や結納といったおめでたい行事がある際は、午後ではなく午前中に済ませると良いでしょう。また、先勝の午後は凶とされているため、午後は何もせずに平穏を保つべきとされています。

また、先勝に葬儀を行うことは問題ありませんが、「午前は吉、午後は凶」とされているため、参列者に配慮して葬儀を行う時間帯を検討すると良いでしょう。

赤口(しゃっく・しゃっこう)

赤口には「何をしてもうまくいかないが、牛の刻だけは吉」という意味があります。牛の刻は、午前11時から午後1時の間を指しますが、この間に何をやっても問題ないというわけではありません。

また、赤口の「赤」という漢字は火や血液を連想させるため、火の元や刃物の扱いには十分に気をつける日とされています。

赤口は、仏滅の次に縁起が悪い日といわれているため、慶事や新しいことを始める際には避けたほうが良いとされていますが、葬儀は行っても問題はありません。

大安(たいあん)

大安には「大安吉日」「大いに安し」という意味があります。大安に何をしてもめでたいとされていることから、結婚式や納車式といったおめでたい行事に最適であるため、葬儀やお通夜といったことが大安に行われることはあまり一般的ではありません。

先負にお通夜や法事を行うのは問題ない?

先負の午後に葬儀を行うことは問題ないことについてはご説明しましたが、先負にお通夜や法事を行うことはどう考えられているのでしょうか。

先負にお通夜を行うことは問題ない

先負にお通夜を行うことは問題ありません

お通夜は葬儀の前夜に行われることが一般的。また、先負にお通夜を行うと、葬儀当日は仏滅となるため葬儀を行うのには適しているといえます。

しかし、日本では葬儀と六曜を結びつけて考える風習があるため、お通夜の日程を決める際は周囲の意見も考慮して決める必要があります。

法事は六曜を気にする必要はない

葬儀が終わったあとの「一周忌法要」や「お盆法要」などの日程決めの際は、六曜に関してそこまで神経質になる必要はありません。

しかし法事に選んだ日程が「赤口」や「大安」だった場合、「その日に法事を行うのは間違っている」と感じる方がいらっしゃる可能性も。

法事の日程が決まらないという場合は、お寺に問い合わせをすればアドバイスがもらえるでしょう。

先負をはじめとする六曜について正しく理解して葬儀を行おう

「大安は結婚式や結納を」「友引に葬儀を行ってはいけない」といったように、現在でも冠婚葬祭と六曜は深く関わりがあります。

普段何気なく使っているカレンダーですが、六曜には今回ご紹介したように、それぞれにきちんと意味があるため、知識として覚えておくことがおすすめ。また、最近では六曜を気にする人は少なくなっている傾向にありますが、葬儀の日程を決める際には親族や参列者の気持ちを配慮するようにしましょう。

石野泰弘

記事監修者

株式会社京花代表の石野 泰弘。京花は板橋区を中心に、1都3県を中心に活動している葬儀社です。

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