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葬儀のお車代の相場や表書き、渡すタイミングからマナーまで紹介

更新日:2020年10月08日

葬儀では、服装から式の段取りまでいろいろな準備をしなくてはいけませんが、その中の1つに僧侶へのお車代を用意することも含まれています。

しかし、慣れない葬儀の準備の中では、いくら渡せばいいのか、どのタイミングで渡すのかなどを決めるだけでも戸惑ってしまうかもしれません。

お車代はお布施とは別に用意するものですから、うっかり忘れたりしないように、事前にお車代について学んでおきましょう。

葬儀のお車代は僧侶の交通費

葬儀で僧侶に渡すお車代は交通費の意味合いを持っています。

お車代はお布施と違い必ず渡さなくてはいけない、というものではありませんが、僧侶に自ら出向いてもらう場合はお渡しするのがマナーです。

そのため、親族で送迎をしたりお寺で葬儀を行ったりする場合は不要です。

車でくるか来ないかは関係なく、たとえ原付自動車であっても電車を使っていても、お車代としてお渡ししましょう。

葬儀のお車代の相場について

葬儀のお車代は、本当にかかる交通費を概算して渡すわけではありません。

お車代には交通費の意味合いだけではなく、足を運んでもらったお礼という意味も含まれるので、相場をきちんと調べておきましょう。

葬儀のお車代の相場は5,000〜1万円

葬儀のお車代の相場は5,000〜1万円ですが、たとえばお寺が葬儀会場から近ければ3,000円でも構いませんし、逆に県外などかなり遠方から来ていただく場合は2万円ほど用意した方が良いでしょう。

もし、車で20〜30分というように、近くはないけどそれほど遠くない距離で、いくら包めばいいか分からない場合は、お坊さんに直接聞いても大丈夫です。

ただし、お坊さんによっては「お気持ちで大丈夫」と言う方もいますから、そういった場合は葬儀会社のスタッフか近所の方に聞いてみましょう。

お車代など価格が決まっていないものに関しては、周りに尋ねてもマナー違反にはなりません。

迷ったときは寺院に問い合わせをしましょう

葬儀社も周りの人も明確な金額が分からないという場合は、寺院に問い合わせをしてみましょう。

寺院でもはっきり金額を言ってくれないことがありますが、「失礼のないお車代をお渡ししないので」という聞き方をすれば、おおよその目安を教えてくれます。

後は、実費プラス気持ち分で多めに包むという決め方で大丈夫です。

ただし、キリの良い金額になるようにするのがマナーなので、電車賃が430円という実費だった場合でも小銭を混ぜたりせず、1,000円単位で算出してください。

お車代は新札を使うのがマナー

香典は、「訃報を聞き急いで用意した」という意味で旧札を使う、もしくは新札でも1度折りたたんでシワをつけるのがマナーですが、お車代は香典とは違います。

お車代は、交通費と来ていただいたお礼としてお渡しするものですから、マナーを重視するのであれば新札を包みましょう。

もし、どうしても新札が用意できなければ旧札でも構いませんが、汚れていたり破けていたりするものは失礼にあたるため、できる限り綺麗なお札を用意してください。

お車代の表書きについて

お車代といっても、現金をそのまま渡すのはマナー違反です。

お布施と同じく、袋に入れて表書きをきちんと書きましょう。

ここでは、お車代の表書きについてご説明します。

お車代の表書きは「御車料」か「御車代」

お車代の表書きは「御車料」もしくは「御車代」と書きます。

「御」はひらがなにしても構いません。

表書きの書き方については、厳密なルールというものはなく、お布施と区別がつけられれば大丈夫です。

また、香典の表書きには薄墨を使うのがマナーですが、お車代の表書きはどんな濃さであっても問題ありません。

近年は書道をする方も少なくなってきているので、無理に墨で書く必要はなく、用意できなければ筆ペンを使いましょう。

お車代は水引か白封筒に入れる

お車代は、100円ショップなどで購入できる水引、もしくは真っ白な封筒に入れましょう。

水引の色は特に決まりがないので、双銀でも黒白でも構いませんが、関西方面では黄白の水引が使われることが多いため、水引の色が決まっていないか確認しておくと安心です。

ただし、お車代に適しているのは白封筒なので、時間の余裕があれば準備しておきましょう。

水引は、水引の上の部分に「御車料」と記入し、中袋に住所と氏名を記入しますが、白封筒は表書きに「御車料」、裏書きに住所と氏名を記入してください。

名前は入れる場合と入れない場合がある

一般的に、香典でもお布施でも、中袋に住所や氏名を書きますが、お車代の場合は地域の慣習や宗派によって、書く場合と書かない場合があるので注意しましょう。

氏名を書かない場合があるのは、地域によって何回も名前を書くと不幸が続くという考えを持っていることがあるからです。

また、お車代はお布施と一緒に渡すので書く必要がない、もしくは氏名を書かないことでお返しはいりませんという意向を示す意味もあるようです。

いずれにしても、しきたりや宗教で氏名の書き方の決まりがあるので、事前に確認をしておくことが大切です。

葬儀のお車代を渡すタイミングは葬儀後が一般的

葬儀のお車代を渡すのは、葬式が終わった後にお布施と一緒にお渡しするのが一般的です。

葬儀前でもマナー違反にはなりませんが、僧侶が到着した時間によっては慌ただしくなってしまうことがあります。

お布施やお車代を渡すときには、来ていただいたことへのお礼をかねて挨拶をするのがマナーなので、ばたばたしている中で渡すと礼儀を欠いてしまうことになりかねません。

初めての葬儀で不安という場合は、葬儀の担当者や葬儀場のスタッフに、いつ渡すのが良いのか聞いてみても良いでしょう。

葬儀のお車代を渡すときのマナー

お車代というと軽いイメージがありますが、お布施と一緒にお渡しするものですから、渡すときのマナーを守らなくてはいけません。

難しいことではありませんが、失礼のないようにマナーをきちんと確認しておきましょう。

お車代を手渡しするのはマナー違反

お車代を渡すときは、切手盆もしくは小さいお盆に乗せるのがマナーです。

封筒をそのまま手渡しするのは大変失礼なことになるので気をつけてください。

お盆に乗せたお車代は、僧侶から見て表書きが正面になるようにお渡しするのが礼儀なので、封筒の向きにも注意しましょう。

葬儀場であればお盆が用意されているので貸してもらえます。

もし用意できない場合は、袱紗の上に置いてお渡ししてください。

お車代はお布施の下にする

封筒を置く順番は、お布施が上でお車代はその下になります。

一番上にお車代を置くのは、マナー違反にはならないものの常識外れになってしまうので注意してください。

また、渡すときにはきちんとお礼の言葉を添えることも忘れないようにしましょう。

お車代は地域の慣習や宗派に合わせて準備をしましょう

お車代で包む金額は、お寺と斎場の距離によって決めればいいですが、お車代を包むものや表書きの書き方などはすんでいる地域や宗派によって変わることもあります。

あまり厳格なルールは決まっていないといっても、お車代にもマナーがありますから、常識から外れないように周りの風習を踏まえて準備をしてください。

石野泰弘

記事監修者

株式会社京花代表の石野 泰弘。京花は板橋区を中心に、1都3県を中心に活動している葬儀社です。

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