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葬式で女性が選ぶ靴はパンプスが良い?選び方や注意点を紹介

更新日:2020年08月19日

喪服は用意しているけど、葬儀用の靴はお手入れが面倒で準備していないという方は多いようです。しかし、葬儀では靴にもマナーがあり、ふさわしい靴とふさわしくない靴があります。

喪服と同様に素材やデザインにも細かい決まりがあるので、葬儀にそぐわない靴を選ばないように、マナーをしっかりチェックしておきましょう。

葬儀で女性が選ぶ靴はパンプスがベスト

洋装の喪服の場合、黒のパンプスを選ぶのがベストです。
黒のパンプスはどんな服装にも合わせやすいですし、シチュエーションも選ばないので1足は持っているという方も多いでしょう。

しかし、葬儀の場合は黒いパンプスであれば何でもよいというわけではありません。
黒であっても素材やデザインによってフォーマルかカジュアルかは異なりますから、マナー違反になってしまうこともあります。

ちなみに、かかとのある靴は履きたくない場合はローファーであれば大丈夫というイメージがあるかもしれませんが、ローファーはカジュアルな靴に分類されるので大人は履かないのが常識です。

ここでは、葬儀にふさわしい靴とふさわしくない靴をご紹介するので、パンプス選びの参考にしてください。

葬儀にふさわしいパンプス

葬儀にふさわしいパンプスは、甲の部分がちょうどよく隠れる深さで、装飾がいっさいないシンプルなものです。

シンプルといっても、人によってシンプルの定義が違うので、就職活動をしている学生さんがリクルートスーツに合わせて履いているパンプスをイメージしてみてください。
もちろん、就職活動で履いているパンプスと葬儀で履くパンプスは違いますが、あれぐらいすべての飾りをそぎ落としているのが葬儀にふさわしいパンプスです。

・葬儀で履くパンプスに適した素材は皮が基本

葬儀に適している素材は、基本的にツヤのない本革や合成皮革です。
1番よいのは品のある本革ですが、本革は定期的にお手入れをしないと傷んだりカビが生えたりしてしまうので、面倒という場合は合成皮革でも大丈夫です。
それもメンテナンスに自信がない、という方はポリエステルでもマナー違反にはなりませんが、布素材のパンプスは汚れが落ちづらいですし、雨などで濡れると型崩れやシワができてしまうので気を付けましょう。

・マナー違反にならないデザイン

パンプスにはいろいろなデザインがありますが、マナー違反にならないのはつま先が少しだけ丸みを持っているラウンドタイプ、もしくは角張っているスクエアトゥです。
ただし、バレーシューズのように丸みが大きかったり、角張部分が大きかったりするデザインはカジュアルなイメージになってしまうのでやめましょう。
ストラップは、デザイン性の高いおしゃれなものだと葬儀にはふさわしくありませんが、脱げにくくするための機能性を目的としてつけられているのであれば問題ありません。

葬儀にふさわしくないパンプス

葬儀にふさわしくないパンプスは、当たり前ですが黒以外のカラーパンプスです。

これは誰でも知っていると思いますが、もう1つ気を付けたいのはカジュアルな靴を選ばないことです。いくら黒でも、スポーツシューズはもちろんウエッジソールや厚底の靴は葬儀にふさわしくありません。

また、パンプスであってもヒールがないもの、ヒールがあってもバックストラップのサンダルなどはマナー違反です。

・光沢のある素材は選ばないこと

葬儀のパンプスで絶対に選んではいけない素材はエナメルです。
エナメルは光沢がありますし、葬儀の席では品が無い印象になり、マナー違反とされています。
また、たとえ光らないとしてもスエード素材はカジュアルな印象になり、動物の皮というのは殺生をイメージしてしまう人もいますから、選ばないのが正解です。

・オープントゥのデザインは葬儀にふさわしくありません

パンプスのデザインの中で、葬儀にもっともふさわしくないのはオープントゥタイプです。
つま先部分が開いているオープントゥタイプは、結婚式などでは問題ありませんが葬儀ではNGとなっていますから気を付けてください。
つま先が尖っているポインテッドトゥタイプは、パンプスの形によってはOKです。
甲の部分が深すぎず浅すぎず、ヒールの高さも適切なパンプスであれば大丈夫です。
しかし、少しでもヒールが高かったり、甲部分が浅く肌の露出が多くなったりするパンプスだとおしゃれを優先したデザインになるので葬儀では履かないのが賢明です。

・中敷きが派手なパンプスは履かないこと

葬儀に参列するだけであれば、中敷きの色は関係ないと思うかもしれませんが、葬儀のスタイルによっては靴を脱ぐかもしれません。
このとき、靴の中敷きが派手な色だと悪目立ちしてしまいます。
周りにも不快な思いをさせてしまうかもしれないので、サテン地のピンクや赤、鮮やかなグリーンなどの色の中敷きを使っているパンプスは選ばないでください。
葬儀用のパンプスの中敷きは、ベージュや紺など地味な色のものが常識です。ご焼香だけだからと思って油断をすると、万が一のときに気まずい思いをするかもしれないので注意しましょう。

・装飾がついているものはマナー違反

葬儀用のバッグには平型のリボンや刺繍などの装飾が付いているものがありますし、真珠であればアクセサリーを着けても大丈夫なので、パンプスにも少しだけなら装飾が付いていて大丈夫と思うかもしれません。
しかし、原則として同色のものであっても飾りのついたパンプスはマナー違反です。
葬儀はおしゃれをする場所ではなく、故人の死を悼み、最後のお別れをする場所ですから、パンプスも慎ましやかなものにするのが礼儀です。

パンプスを選ぶときの注意点

葬式で履くものは、黒で飾りがついていないパンプスを選ぶのが基本ですが、ここで気を付けたいのがパンプスのヒールです。

ヒールには細かくマナーが決まっているので、ほかの部分がマナーを守れていてもヒールのせいでマナー違反になってしまうかもしれません。
ここでは、ヒールに関するマナーとパンプスに使われる金具についてご説明します。

ヒールは高すぎない物を選ぶこと

パーティーでは高いヒールのほうがエレガントですが、お葬式でのフォーマルなヒールは3cmから5cmの高さとされています。

3cmより低いものだとカジュアルな印象になってしまいますし、5cm以上の高さのものは華やかな雰囲気になってしまうので葬儀には適していません。
ただし、足が不自由だったりお年寄りで足元が安定しなかったりする場合は、もちろんヒールがついていないパンプスで大丈夫です。

パンプスのヒールの高さは、あくまでも歩行に問題のない方のマナーなので、高いと歩くのが不安という場合は無理にヒールのあるパンプスを選ぶ必要はありません。

ヒールの太さは安定しているかを確認

ヒールの太さに関しては、ピンヒールのような細すぎる物、逆にウエッジヒールのようなカジュアルな物はマナー違反です。

1番よいのは、カジュアルすぎない程度の太さを持った、安定感のあるヒールです。
葬儀では長時間立っていることもあるので、足に負担がかからない太さの物を選んでください。

ただし、ヒールが太すぎると喪服とのバランスが悪くなるので、少し細めのほうが綺麗に見えますから、その場合はヒールの高さが3cmほどのものを選ぶとよいでしょう。

ヒールの音がなるのはNG

斎場の床は、大理石や硬いフローリングなので、ヒールの音がなってしまうかもしれません。
ヒールの形や高さによっては、歩く度にコツコツと音が響くこともありますが、これもマナー違反ですから事前に音がならないか確認しておくのがおすすめです。

もし音がなってしまうようであれば、静音ヒールに取り替えたり、ヒールについているゴムを厚めの物に変えたりして対策をしておきましょう。
足のサイズがあっていないせいで、歩き方が不安定になりなってしまうようであればパッドを入れて調整をしておいてください。

金色の金具が使われているものは選ばないこと

足首をホールドして歩きやすくするためのストラップは、葬儀で履くパンプスに付いていても問題ありませんが、留め具は必ず銀色の物を選んでください。
傍から見て目立たない小さいものであれば金色の金具でも大丈夫ですが、明らかに目に付く金具は銀色にしましょう。

また、留め具の部分に装飾が施されているのはマナー違反ですから、あくまでも機能のためだけに付けられている金具だけが許容範囲だということを覚えておきましょう。

ストッキングは必ず黒にしましょう

ストッキングは、肌が少しだけ透けるぐらいの30デニールの黒いものを履くのがマナーです。当然ですが、柄が入ったものや網タイツなどはマナー違反です。

また、うっかり履いてしまう人がいるのが黒のタイツです。マナー違反というほどではないものの、タイツは礼装で履くものではありませんから非常識ですし、人によってはマナー違反と捉えられることがあります。
また、黒いストッキングは伝線すると目立つので、予備のストッキングを準備しておくのがおすすめです。

ペディキュアは落としておく

ネイルと違って、ペディキュアは目に触れるものではありません。
しかし、前述したようにパンプスを脱ぐこともあるかもしれないので、念のため落としておくのがマナーです。

会食や控え室がお座敷の場合はパンプスを脱ぎますから、そのときに派手なペディキュアをしていると失礼になってしまいます。

ベージュや淡いピンクなら問題ありませんが、赤や黄色などの濃い色を塗っていたり、アートで光るものを付けていたりするのであれば落としましょう。
ただし、和装の場合は白足袋を履きますから落とす必要はありません。

和装では黒の草履を履くのがマナー

洋装ではパンプスを履きますが、和装の場合は黒草履を履くのがマナーです。
草履の場合も、光沢がある鼻緒や柄、色が入った中敷きや台はNGです。

和装の喪服用に、鼻緒も中敷きも台も黒で統一されている喪履き草履という専用の草履もあるので、和装を着る方は事前に準備しておくとよいでしょう。

葬儀のマナーは足元も忘れずに!

最近は葬儀のマナーもだいぶ緩くなっていますし、マナーに関して厳しく注意されることも少なくなっているので、足元は黒のパンプスを履いておけば大丈夫と思っている方も多いようです。

しかし、おしゃれは足元からといわれるように、葬儀マナーも足元まできちんと整えることが大切な礼儀です。
コンビニでも買えるものがあるほかの小物と違い、葬儀で履くパンプスは簡単に揃えられないこともあるので、突然の訃報でも慌てないように、マナーに則した弔事用のパンプスを用意しておきましょう。

石野泰弘

記事監修者

株式会社京花代表の石野 泰弘。京花は板橋区を中心に、1都3県を中心に活動している葬儀社です。

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