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葬儀の参列時に必要な持ち物リストはこちら

更新日:2024年06月23日

葬儀に参列するときは、とりあえずお香典と数珠があれば良いと思っている方も多いようですが、他にも必要な物はあります。
また、持ち物に関してのマナーもありますから、あり合わせの物ではマナー違反になってしまうので気をつけましょう。
ここでは、葬儀の参列時に必要な持ち物リストをご紹介するので、いざというときの参考にしてください。

この記事でわかること

 

目次

男性と女性に共通している必要な持ち物

葬儀に絶対必要な物は、性別は関係ありません。
女性の場合だと、葬儀に関連する物以外でも必要な持ち物はありますが、それでも葬儀に参列するために持っていかなくてはいけない物は男性も女性も同じです。
ここでは、男性女性に関わらず双方に共通している必要な持ち物をご紹介します。

お香典

葬儀の参列時に絶対に必要となるのが、故人の供養のためにお供えするお香典です。
お香典の金額は故人の関係性によって変わりますし、お供えする側の社会的地位でも変わりますが、目安としては親族なら1万円から5万円、親しい友人・知人であれば1万円、そこまで親しくない人であれば5千円となります。

あまり高額な香典を包んでしまうと遺族に気遣いをさせてしまうので、常識的な金額にするのがマナーです。
葬儀は不意の事態ですから、香典に使うお札は新札じゃないものにするのがマナーです。
もし、どうしても新札しかないという時は、1度4つ折りにしてから香典袋に入れるようにしてください。

香典袋の表書きと中袋の金額の記入、裏書きの住所氏名がきちんと書いてあるか、香典を入れ忘れていないか、出かける前に再度確認をしておきましょう。

お香典を包むための袱紗

お香典を用意したら、必ず袱紗に包んでバッグか内ポケットに入れて持参するのがマナーです。袱紗には慶事用と弔事用があるので間違えないように注意してください。

弔事用の袱紗は、黒や紺、グレーなどがありますが、紫であれば慶事でも弔辞でも使えるので1つ持っておくと便利です。
形状は、香典袋を包む風呂敷タイプや袋状になっている金封ふくさがありますが形状に関しては決まりがないので、持ちやすい方で構いません。
香典袋のまま受付で渡すのはマナー違反になるので、袱紗も絶対に忘れないようにしましょう

どうしても用意できなかったり、忘れてしまったりした場合はハンカチでも代用できます。
ハンカチで包む場合は、菱形に開いたハンカチの中央から少し左に寄せて香典を置きます。
左開きになるように、右、下、上、最後に左側からたたみましょう。

仏式の葬儀では必ず数珠を持っていくこと

仏式の葬儀では、必ず数珠を持っていかなくてはいけません
数珠には本式数珠や略式数珠がありますが、特に決まった宗派がないのであればすべての宗派で使える略式数珠を用意しておくといいでしょう。

原則として、数珠を貸し借りすることは禁忌となっていますから、袱紗など葬儀用の小物を購入するときに一緒に買っておくのがおすすめです。
数珠は、お焼香のときや僧侶の読経のときに必要になるので、すぐに取り出せるように、女性はバッグに男性はポケットに入れておきます。

また、ずっと着けているものではありませんから、使い終わったらなくさないようにバッグやポケットに戻しましょう。
ちなみに、数珠は仏式の葬儀では必要ですがキリスト教式の葬儀では不要です。

涙や汗を拭くためのハンカチ

葬儀では涙が出ることもありますし、季節によっては汗をかくこともあるので、当然ですがハンカチもしっかり用意しましょう。
女性の場合は、座った時にスカートから膝がでないように隠すアイテムとしても使うことがあるので、大きめのハンカチにすると便利です。

葬儀に持っていくハンカチは、黒や白のフォーマル用かグレーなどの地味な色合いで無地のものを選んでください
基本的に柄が入っている物やモノトーン以外の色はマナー違反です。
最近はコンビニでも無地のハンカチが売っていますから、家にない場合は購入しましょう。
ちなみに、タオル地のものはカジュアルな印象を与えてしまうので、大人は使わないのが常識です。

必要最低限のお金を入れたお財布

葬儀の時は、できる限り荷物を小さくまとめるのが基本ですから、お金は必要最低限にして小さいお財布に収まるようにしましょう。
最近は、どこでもカードが使えますし電子マネーで対応できる交通機関やお店も増えていますから、葬儀の場所によっては現金を持っていかなくても良いかもしれません。

男性が参列する場合に必要な持ち物

男性の場合、男女共通の持ち物を準備すれば、他に必要な持ち物はありません。
男性は手ぶらの状態で参列するのが一般的ですから、無駄なものを持たないようにするのもマナーと言えるかもしれません。

ただし、場合によってはバッグが必要になることもあるかもしれないので、男性が持つバッグのマナーについてしっかり覚えておきましょう。

ポケットに入りきらないものがある場合はクラッチバッグを持つ

男性の喪服は、ジャケットの内側のポケットにお香典を仕舞うことができますし、ハンカチやお財布もポケットに収まります。
ただし、携帯電話やスマートフォン、車の鍵など細かい小物は入りきらないかもしれませんし、お財布も小さいものがなければポケットに収まらないこともあるでしょう。

小物がポケットでじゃらじゃら鳴ってしまうのもマナー違反になるので、ポケットに収まりきらない場合は、クラッチバッグを持っていくのがベストです。

当然ですが、色は黒の光沢がないもので、合皮など革製以外のバッグにしてください。
男性は葬儀用のバッグを持っていない方も多いので、目立たなければ金具部分は金色でも構いませんが、派手なブランドロゴのデザインが装飾されている場合はクラッチバッグではなく片手で持てる黒いシンプルなバッグにしておきましょう。

ご焼香のときは、立式の場合は脇にバッグを挟んで、座式の場合は座布団の左側にバッグを置くのがマナーです。

女性が参列する場合に必要な持ち物

女性は男性よりも持ち物が多いので、葬儀でも荷物が多くなりがちですが、葬儀の席ではできる限り減らしましょう。
と言っても、減らしすぎていざというときにマナー違反になってしまうのはNGです。
また、普段は持ち歩かないものでも、葬儀では持っていった方が良いものもあるので、女性が参列時に必要な持ち物をご紹介します。

お香典やハンカチを入れるバッグ

男性はバッグを持たないのが一般的ですが、女性は細々したものを入れるバッグを持っていきます。バッグは、革製のものだと殺傷を連想させるため、布製で光沢がない黒色のものを選びましょう。合皮も革製品の1つという見方もありますが、最近は合皮であれば問題ないという傾向にあるので、布製のバッグがない場合は使用しても大丈夫です。

形は、どんなに小さいバッグでもショルダーバッグやリュックタイプなどカジュアルに見えるものは避けて、必要最低限のものが入れられる小さめのクラッチバッグもしくはハンドバッグを持ちましょう。

ショルダーバッグしかない場合は、黒色の布製であれば大丈夫ですが、肩に掛けるときは必ず手をショルダーベルトに添えてください。
金具に関しては原則NGで、留め具などはきちんと内側に隠れているデザインを選んでください。
装飾に関しては、同色でかちっとしたリボン型などは付いていても大丈夫ですが、目立たないものであってもできるだけ付いていないのが理想です。

伝線したときのための黒いストッキング

洋装の喪服の場合は、肌が少し透けるぐらいの薄さの黒いストッキングを履くのがマナーです。ただし、これぐらいの薄さのストッキングは伝線がしやすいのでいつも以上に気をつける必要があります。

もちろん、わざと伝線するわけではありませんから、そのままでもマナー違反になることはないものの、身だしなみが重視される葬儀では眉をひそめられてしまうかもしれません。
ですので、いざというときのために替えのストッキングを持っていくのが基本です。
ストッキングはコンビニでも買えますが、黒がなかったりちょうど良い薄さのものがなかったりすることもあるので、できるだけ事前に準備をしておきましょう。
パッケージのままだとかさばってバッグに入らないので、パッケージから出して台紙などから外し、小さく折りたたんでビニールに入れておくのがおすすめです。

また、伝線しないようにタイツを履くのはNGです。
タイツはカジュアルなイメージになってしまうので、妊婦さん以外は必ず黒いストッキングを履くのがマナーだということも併せて覚えておきましょう。

必要最低限のメイク道具

葬儀に派手なメイクをしていくのは厳禁ですが、だからといってすっぴんでいけば良いということではありません。服と同じくメイクも葬儀にふさわしく、薄化粧をしていくのがマナーです。

泣いてしまったり汗をかいたりするとメイクが崩れてしまうので、身だしなみを整えられるように、必要最低限のメイク道具は持っていきましょう。
人によって必要なメイク道具は異なりますが、一般的にはルースパウダーと口紅で十分です。
ファンデーションであれば、試供品などミニサイズのものがあると便利です。

ちなみに、化粧直しをするときには葬儀会場内ではなく、葬儀会場外で遺族や参列者から見えないところで直すのがマナーです。
葬儀会場内のトイレなどでは、遺族と鉢合わせしてしまうこともあるので注意しましょう。

フォーマル用の手提げ袋

天候が悪いと折りたたみ傘が必要になりますし、気温が低い日はマフラーやストールを持っていくこともあるので、バッグだけでは荷物が収まりきらないこともあるでしょう。

特に、小さい子供も参列させる場合は、タオルやウエットティッシュ、着替えなども持っていくことがあるので、香典などを入れるバッグ以外にも大きめのバッグが必要になります。
葬儀でなければ普通の大きいバッグを持ち歩けますが、葬儀には使えませんから、フォーマル用の手提げ袋を準備しておくことをおすすめします。

フォーマル用であれば、バッグ以外に持っていても問題ありませんし、香典返しなどもひとまとめにできるので、帰りに荷物が増えても安心です。
フォーマル用でなくても、黒で光沢がなく、マチがあるきちんとした手提げ袋であれば葬儀にも持って行けます。

ネイルをしているときは黒い手袋を忘れずに

洋装の喪服であっても、手袋は必須アイテムではありません。
ですが、ネイルをしている場合は必ず黒い手袋を持っていくのがマナーです。
と言っても、ネイルを手袋で隠すのは、どうしても落せないというときの対処法であって、基本的には落としていかなくてはいけません

ただし、ネイルサロンで施術してもらったジェルネイルなどは自分で落とせないこともありますし、無理に落とすと爪が傷ついてしまうので、こういった場合に限り手袋で隠すことがマナーとなります。
手袋は黒が鉄則ですが、紺などであれば黒の代用として使っても構いません。
素材はレースが基本で、皮や合皮などの手袋は参列中にしているのはマナー違反になるため気をつけてください。

また、ご焼香のときだけはネイルをしていても手袋を外すのがマナーなので、自分の番が来る前に外して、遺族への挨拶が終わってから着けるようにしましょう。

親族として参列する場合に必要な持ち物

友人・知人として葬儀に参列するのであれば、ご焼香をして出棺を見送れば終わりですが、親族の場合は火葬場まで一緒に行くのが一般的です。

親族は普通の参列者よりも長時間葬儀会場にいたり、遺族と一緒にいたりするので、参列に必要なものも一般的なものとは違う場合があります。
ここでは、親族として参列する場合に必要な持ち物をご紹介するので、自分の状況と照らし合わせて準備をしてください。

貴重品を預けるための貴重品袋

斎場やメモリアルホールなどで葬儀を行う場合は、他にも葬儀を行っている喪家もいますし、いろいろな人が出入りをするので貴重品袋を持っていくのがおすすめです。

もし受付けを頼まれているようであればお香典を預からなくてはいけませんし、自分の貴重品を目の届かないところに置いておくわけにもいきません。
受付をしないとしても、親族であれば参列してくれた方に応対しなくてはいけないことも多いので、自分の荷物はどこかに置いておく必要があります。

葬儀では思わぬトラブルが起こることも多いので貴重品を持ち歩くのは危険ですから、不要なトラブルを避けるためにも、金目のものはまとめて貴重品袋に入れて預けるようにしてください。
また、故人の自宅で葬儀を行う場合でも、参列者が多いようであればさまざまな人の出入りがありますから、念のため貴重品袋を用意しておくと安心です。

荷物が増えた時用の風呂敷

親族は、香典返しだけではなく何かと荷物が増えてしまうので、持っていくものだけではなく、帰るときにも荷物が多くなるかもしれません。

かといって、いくつも大きなバッグを持っていくわけにもいかないので、風呂敷を1枚持っていくのがおすすめです。
大きめの風呂敷であれば、いろいろな荷物をひとまとめにできるので非常に便利です。
周りにバッグを持っていない人がいれば気軽に貸すことができますし、もし不要で持ち帰る場合でも荷物にならないのが魅力です。

最近は風呂敷を使うことが少ないため、包み方が分からないという方もいるかもしれませんが、動画などで包み方を紹介しているので事前にチェックしておけば困ることはありません。
風呂敷は旅行などでも重宝しますから、葬儀に持っていかないとしても一枚購入しておくといいでしょう。

葬儀場が遠い場合は着替えを持っていく

自宅から葬儀会場までの距離が遠いようであれば、ずっと喪服でいるのは大変なので着替えを持っていきましょう。

また、遠くないとしても、親族は通夜振る舞いが終わった後も残るのが一般的です。
そもそも、通夜振る舞いでは親族はほとんど飲み食いができませんから、終わった後でゆっくりとご飯を食べることになります。

長時間喪服でいると気が張ってしまい疲労も溜まりますし、汚れやしわも気になってしまうので、黒やダークグレーなど地味な色のリラックスできる服に着替えられるようにしておきましょう。
ただし、着替えと言っても本当に普通の普段着では故人に失礼ですから、ワンピースやスラックスなどあくまでも葬儀の場に合わせたものを選んでください。

小腹が空いた時用の軽食

親族は、葬儀の間は参列者への挨拶や応対をしなくてはいけませんし、葬儀から火葬が終わるまでの長丁場になるので、途中で小腹が空いてしまうことがあります。
ゆっくり食べられるのは火葬が終わってからなので、それまで我慢していると体調が悪くなる可能性もあります。

葬儀であってもお腹が空くのはしょうがないことですから、無理をしないように軽食を用意しておきましょう。
もちろん時間をかけて食べている暇はないので、手軽にさっと食べられるおにぎりやサンドイッチなどを買っておくのがおすすめです。

葬儀のお手伝いをする場合に必要な持ち物

女性が葬儀に参列する場合、故人や遺族との関係性によってはお手伝いをすることがあるかもしれません。
葬儀のお手伝いは事前にお願いをされるのが一般的ですが、親しい間柄だとその場で急にお願いされることもあるので、可能性がある場合は念のため準備をしておくといいでしょう。

白か黒のエプロン

お手伝いはいろいろな種類がありますが、どんなお手伝いであっても喪服が汚れないようにエプロンがあった方が便利です。
エプロンにもマナーがあり、花柄や派手なフリルなどがついているものは厳禁で、白か黒のものにするのが基本です。
ただし、突然のことで無地のものが用意できないようでしたら、同色の柄であれば問題ありません。
また、割烹着も白か黒であれば大丈夫です。

何にでも使えるタオル

女性が葬儀のときにするお手伝いは、洗い物をしたりお茶出しをしたり、台所仕事を頼まれることが多いです。
そのため、手を拭いたり布巾が足りなくなったりしたときに使えるように、タオルを1枚持っていきましょう。

タオルもできれば白か黒が理想ですが、そこまで厳格にマナーが決まっているわけではないので、グレーや茶色など暗めの地味な色であれば問題ありません。
どうしても無地のタオルが用意できなければ、できるだけ地味な柄物でもいいのですが、赤や黄色など派手な色のものはやめましょう。

いざというときに役立つスリッパ

葬儀場であれば基本的にスリッパはありますが、自宅での葬儀の場合は足りなくなる可能性があります。
足りないようであれば素足でも構いませんが、季節によっては足が冷えてしまいますし、いろいろと動き回るので汚れてしまうかもしれません。
最近は、100均でも携帯用のスリッパや使い捨てのスリッパが売られていますから、念のため用意しておくといいでしょう。

濡れ物をしまうためのビニール袋

台所仕事のお手伝いをしているとエプロンが濡れてしまうこともありますし、タオルを布巾代わりに使っても濡れてしまいます。

濡れ物をそのままバッグに仕舞ってしまうと、他の物が汚れたり湿ったりしてしまうので、ビニール袋を用意しておくのがおすすめです。
ビニール袋があればスリッパも仕舞えますから、帰り支度もスムーズにできるので、何枚が持っておくと便利です。

天候によって必要となる持ち物

葬儀が執り行われる日の天候によって、必要となる持ち物は異なります。
故人との関係によっては、ご焼香だけではなく出棺まで見送ることもあるので、長時間葬儀場にいるかもしれません。

暑い日には暑さ対策ができるもの、寒い日には寒さをしのぐものを用意しておかないと体調不良になってしまうかもしれないので、天候によって必要となる持ち物をご紹介します。

気温が高い日は黒い扇子

気温が高い日は扇子を持っていくと便利です。
暑いとつい手やハンカチで扇いでしまいますが、これは見苦しいですし不遜な印象を与えてしまうので、扇子を使いましょう。
扇子に関して細かい決まりはありませんが、基本的に黒い扇子を持つのがマナーで、派手な色や柄物は使わないようにしてください。

女性の場合は、黒いレースの扇子などフォーマル用のものだと、上品にまとまるので、1つ用意しておくといいかもしれません。

ちなみに、葬儀場の広さによっては熱気がこもってしまうので、冬でも暖房のせいで蒸し暑くなることがあります。
着慣れない喪服や慣れない葬儀の緊張で汗をかきやすくなっていますから、気温が高い日以外でも自分の体調や葬儀会場の状況に対応できるように持っていくのがおすすめです。

雨の日には雨傘を用意しましょう

葬儀の日が雨であれば、当然雨傘が必要です。
雨傘の色は、黒やグレー、ネイビーなど地味な色合いのもので、ハンカチなどと同じく派手な色や柄が入っているものは避けてください。

用意できない場合は、コンビニなどで売られている透明なビニール傘でもいいので、場違いなデザインの雨傘は使わないようにしましょう。
もし、小雨だったり、これから降るかもしれなかったりするような微妙な天気であれば折りたたみ傘を持っていくのがおすすめです。

折りたたみ傘も普通の傘と同様に、寒色系で柄が入っていないものを用意してください。

寒い季節であればコートもOK

葬儀会場では、どんなに寒くてもコートを着るのは厳禁ですが、葬儀前や出棺前などで会場の外にいる場合はコートを羽織ってもマナー違反にはなりません

コートの色は黒や黒に近いグレーなど地味な色のものがマナーで、例え屋外で着るとしても白やパステルカラー、光沢のある生地のものはNGです。
喪服用のコートもあるので、できれば用意しておくのが理想です。

ただし、冬であってもコートを着るほどの寒さではなかったり、我慢できる寒さだったりするのであれば、葬儀中はコートを着ないのがマナーなので手に持ちましょう。
と言っても、体を冷やしてはいけない妊婦さんや体温調節が上手くできない高齢の方はマナーの対象外ですから、コートの着用は自分の体調に合わせても問題ありません。

寒冷地や気温によってはマフラーや手袋などの寒さ対策をしましょう

原則として、葬儀の時にはできる限り身軽な服装にしますが、葬儀が寒冷地で行われる場合やその日の気温によっては、マフラーや手袋などでしっかり寒さ対策をしましょう。

マフラーや手袋などの小物類も、基本的には黒いもの、もしくはできるだけ濃いグレーものにしてください。もし用意できない場合は、手袋はしないようにするか、葬儀中はポケットに仕舞っておきましょう。

女性の場合は、黒やグレーであれば大きめのストールを使っても大丈夫です。
葬儀会場によっては底冷えがすることもあるので、ストールを膝掛けにして冷えから守ることもできます。
特に妊婦さんは足元が冷えやすいので、荷物が増えてしまうとしても、ストールを持っていくのがおすすめです。

会社関係の葬儀の参列時に必要な持ち物

仕事でお付き合いがあった方の葬儀に参列するときには、名刺を持っていくのが一般的です。
会社関係の場合、故人とは知り合いであっても遺族とは面識がないこともありますから、香典には名刺を添えるのが基本です。

自分が代表で参列する場合は自分の名刺だけ持っていく

会社関係であっても個人的に参列したり、会社の代表として参列したりするのであれば、用意するのは自分の名刺だけで大丈夫です。
名刺は、香典を渡すときに添えますが、名刺をそのまま渡すのではなく必ず右上に「弔」の文字を書くか、左下の端を小さく内側に折ってください。
これは参列したという印になるので、芳名帳に名前を記入するとき、もしくは事前に書き入れておきましょう。

上司の代理で参列する場合は上司の名刺も用意する

上司の代理で参列する場合は、上司の名刺と自分の名刺を用意してください。
この場合、「弔」の文字を入れるのは上司の名刺になります。
自分の名刺には、右上に代理で参列していることを表わす「代」の文字を書き入れましょう。

香典に添えるときは、自分の名刺と上司の名刺を揃えて出すこと、念のため香典袋の表書きも上司の名前になっているか確認しておくことを忘れないでください。
代理参列では、文字を書き入れていないと誰が参列予定だったのか、名刺のどちらが参列したのかが分からなくなってしまうので、事前に「弔」と「代」を書いておくことをおすすめします。

持ち物以外で確認しておくこと

葬儀の持ち物に関してはいろいろなマナーがありますが、持ち物以外でもマナー違反に気をつけなくてはいけません。
せっかく持ち物を完璧に準備しても、マナー違反になることをしてしまったら大変なので、持ち物以外で確認しておくことをご紹介します。

腕時計は葬儀場に入る前に取る

基本的に、腕時計は和装でも洋装でも外しておくのがマナーです。
着けっぱなしにしている人をたまに見かけますが、葬儀中に時計を見たりするのは失礼なことになるので、必ず外してください。
時計を外したらバッグかポケットに入れておいて、葬儀が終わったら着けるのがマナーだということも覚えておきましょう。

スマートフォンや携帯電話はマナーモードにしておく

うっかり忘れてしまいがちなのが、スマートフォンや携帯電話の着信音をそのままにしてしまうことです。
万が一、葬儀中に着信やメールなどの音が鳴ってしまったら、恥ずかしいのはもちろん遺族に対して大変失礼な行為となります。
本来であれば参列直前にマナーモードにすればいいのですが、切り替える習慣がないと忘れてしまうことが多いので、家を出る前にマナーモードにしておきましょう。

香水はつけないこと

普段から香水をつけていると、喪服を着た後にもつい香水を使ってしまうかもしれませんが、葬儀に参列するときには香水をつけるのはNGです。

香水には、華やかやおしゃれのイメージがあります。葬儀はおしゃれをする場ではなく、故人の冥福を祈り偲ぶ場ですから、ファッションアイテムの1つとなる香水はふさわしくありません。
例え控えめな香りであっても、葬儀のマナーに反することになるので絶対につけないようにしてください。

葬儀前には必ず持ち物の確認をしましょう

葬儀に参列する前は、悲しい気持ちを抱えながら準備をすることになるので、いつもよりも注意力が散漫になってしまうかもしれません。
ですが、どんなにつらい時でも葬儀には必要な持ち物があるので、忘れないように細心の注意が必要です。
もちろん、参列をするのに大荷物になるのは避けなくてはいけませんが、それでも天気や状況に合わせて持ち物を選ぶことも大切です。
葬儀用の持ち物は1つにまとめておくのがベストですが、それでも万が一ということもあるので、出かける前に今一度持ち物を確認しておきましょう。

石野泰弘

記事監修者

株式会社京花代表の石野 泰弘。京花は板橋区を中心に、1都3県を中心に活動している葬儀社です。

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