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お役立ちコラム

葬儀で身につける真珠のマナーやネックレスの選び方について

2020/08/19

葬儀では真珠のアクセサリーを着けられますが、真珠であれば何でもよいというわけではありません。葬儀という厳粛な場ですから、真珠の大きさや色、ネックレスのデザインなどにもマナーがあります。

いくら服装や靴、髪型のマナーを守っていても、アクセサリーのマナーを守れていなければ非常識と思われてしまうので注意してください。

ここでは、真珠のマナーやネックレスの選び方などをご紹介するので、葬儀に行くときや葬儀用のネックレスを選ぶときの参考にしてみてください。

葬儀で真珠を身につける人が多いのは悲しみの気持ちを表わすため

葬儀では、おしゃれ目的のアクセサリーをつけるのは厳禁ですが、真珠のネックレスをつけている人は多く見られます。
それは、真珠が別名「月の涙」「涙のしずく」とも呼ばれており、葬儀の席では悲しみの涙を表わすとされているからです。そのため、ほかのジュエリーはNGですが、真珠であればつけてよいとなっているのです。

近年は、喪服のアクセサリーとして真珠が定着していますが、その歴史は意外にも浅く、1965年にイギリスのエリザベス女王が国葬に参列した際、真珠のネックレスをつけていたことから日本でもつけるようになったといわれています。
日本の皇室ではジェットをつけている方が多いですが、最近では真珠のネックレスを着用することもあり、今では洋装のドレスコードとしてつけるのが一般的になっています。

和装と洋装ではつけるアクセサリーが違う

喪服には和装と洋装がありますが、アクセサリーも和装と洋装でマナーが異なります。
正しい喪服を身につけていても、アクセサリーのマナーが守られていなければ意味がないので、それぞれの喪服のアクセサリーマナーについてきちんと理解しておきましょう。

和装ではアクセサリーを着けないのが基本

昔の日本はネックレスやイヤリングをつける習慣がありませんでしたし、日本人にとってアクセサリーは華美なものとされています。日本では慎ましやかで控えめであることが美徳となっていますから、葬儀に和装で臨席する場合、アクセサリーはいっさい着用しません。
唯一許されているのは結婚指輪ですが、デザインや素材によっては外したほうがよいこともあります。

ダイヤのパヴェリングや大きめの1粒ダイヤのように目立つもの、サファイヤやエメラルドなどのジュエリーがついているものは、台座部分を手のひら側にしておきましょう。
また、葬儀では金色のものは身につけないのがマナーなので、ゴールドを使っている指輪は外しておくのがマナーです。

洋装ではネックレスをつけるのが一般的

洋装に関しては、アクセサリーはつけてもつけなくてもマナー違反になることはありませんが、ネックレスをつけるのが一般的です。葬儀を行う地域でアクセサリーに対してのしきたりや風習があればそちらを遵守しましょう。

洋装の場合、アクセサリーをつけるつけないが問題ではなく、後述するアクセサリーを身につけるうえでのマナーを守ることが大切です。
葬儀で身につけるアクセサリーは、おしゃれやファッションを目的にしているわけではなく、フォーマルのルールとしてつけるものなので、正しいマナーを理解しておきましょう。

葬儀でつけるアクセサリーの選び方をご紹介

葬儀でつけてもよいとされているアクセサリーは、ネックレスとイヤリング、結婚指輪、ヘアアクセサリーだけです。
ただし、つけてよいアクセサリーであっても、普段使いのものやおしゃれ目的のものはマナー違反です。ここでは葬儀にふさわしいアクセサリーの選び方をご紹介します。

ネックレスは真珠もしくはジェット

ネックレスの素材は、真珠もしくはジェットを選ぶのが基本です。ダイヤモンドのように輝きが強い宝石やカラー宝石、ゴールドなど派手なネックレスは絶対に選ばないでください。
華奢な一連のゴールドネックレスや1粒ダイヤのネックレスなどであれば目立ちませんが、たとえ目立たないデザインや素材であっても葬儀にはふさわしくありません。

葬儀でつけられるのは原則として真珠もしくはジェットだけなので、手元にない場合はネックレスをつけないのがベストです。
これから購入するというのであれば、葬儀以外のフォーマルな場でも活躍する真珠を選ぶといいでしょう。

イヤリングは真珠もしくはジェットの1粒タイプ

イヤリングは小ぶりなもので、耳たぶからはみ出ない大きさのものを選びましょう。素材は、真珠もしくはジェットで、デザインは1粒タイプにしてください。
金具の部分が金色だったり、耳たぶからぶら下がったりするようなデザインのものは、派手な印象になるので葬儀にはふさわしくありません。

ピアスは基本的に着用しないのがマナーですが、真珠の1粒タイプのピアスであればつけてもよいとされています。
イヤリングでもピアスでも、真珠の大きさは小さく、目立たないデザインを選ぶのが基本で、ファッション性の高いものは控えましょう。

ただし、地域の風習によってはイヤリングはつけないのがマナーとされているところもありますから、つけても大丈夫か事前に確認しておくのがベストです。

ヘアアクセサリーは黒のシンプルなバレッタ

葬儀のときには髪に触れないようにするのがマナーなので、髪が長い場合はまとめておく必要があります。まとめる際、ただゴムで縛るだけだとだらしないイメージになってしまうので、ヘアアクセサリーを使うという方も多いでしょう。
葬儀では身だしなみも大切ですから、ヘアアクセサリーを使っても問題ありません。ただし色は原則として黒、デザインはシンプルなバレッタが基本です。
黒でレースやオーガンジーの素材を使っていなければ、リボン型のデザインでも大丈夫ですが、間違ってもラインストーンなどきらびやかな装飾が施されているものや、華やかに見えるデザインのものは選ばないでください。
ヘアアクセサリーは、まとめた髪が乱れないようにするため、という用途を踏まえて選びましょう。

葬儀で身につける真珠のマナーについて

真珠といっても、色やデザインはアクセサリーによって違いますから、葬儀の席にふさわしくないものもあります。葬儀ではどういった真珠のアクセサリーがよいのか、自分の判断だけではなく、一般的なマナーを知っておくのはとても大事なことです。

ここでは、葬儀にふさわしい真珠のアクセサリーについてご紹介するので、いざというときに慌てないように参考にしてください。

真珠の大きさは7mmから8mm

真珠の珠のサイズは大きいものから小さいものまで、豊富な種類があります。真珠のアクセサリーは、デザインだけではなく珠のサイズによっても印象が大きく変わるので、珠のサイズに注意しましょう。

当然ですが、大きなサイズのものはシンプルなデザインであっても派手な印象になってしまいますから、葬儀の席では小さいものを選ぶのが基本です。珠のサイズは7mmから8mmのサイズが一般的ですが、9mmまでは許容範囲とされています。
また、形が不揃いな淡水パールはカジュアルな印象になってしまうので、真円で珠の形が綺麗にそろっているものを選びましょう。

真珠の色はホワイトが基本

真珠には、ホワイト以外にブルー系やピンク系、ゴールド系などさまざまな色があります。どの色もパステルカラーで柔らかい色合いですが、葬儀ではホワイトが基本です。
ブルー系やピンク系も光加減によっては白っぽく見えるかもしれませんが、色味のついたものは、たとえ真珠であっても葬儀ではつけません。

ただし、近年はブラックパールやグレーパールをつけて葬儀に参列する人もふえていますし、これらの色味であれば華美になりすぎないので、どうしてもホワイトを用意できない場合には代用色として選んでも大丈夫です。

ちなみに、皇族がつけている黒いアクセサリーをブラックパールだと思っている方もいるかもしれませんが、ブラックパールではなくジェットです。
厳密にいうと、ブラックパールやグレーパールは葬儀でつけるものとして認められているわけではないので、これから購入を検討している方はホワイトパールを選びましょう。

ネックレスは一連のもの以外NG

ネックレスのデザインは、必ず一連のものを選んでください。真珠のネックレスには二連や三連のものもありますが、一連以外のデザインはNGです。
また、長すぎるものはファッション性が高く見えてしまうので、長さにも注意しましょう。長さに関しては、首周りが人によって異なるため決まりはありませんが、一般的には40cmほどがベストです。

ただし、40cmだと首が詰まってしまうという方は、鎖骨より少し下になるぐらいの長さのものを選ぶとよいでしょう。
逆に、首が細く40cmだと長すぎるという方は、自分の首周りに合わせて短いものを選んでください。

金具はプラチナかホワイトゴールドがベスト

どんなアクセサリーでも金具がついていますが、葬儀で使用するアクセサリーの金具はプラチナかホワイトゴールド、シルバーなどゴールド以外のものが使われているのを選んでください。

いくら真珠の珠が小粒で長さもちょうどよいネックレスであっても、金具の部分がゴールドであれば葬儀には適していません。金具部分が髪の毛で隠れるようであればつけても構いませんが、人から見えてしまう状態の場合はつけないようにしましょう。

たかが金具ぐらいで、と思うかもしれませんが、実際のところ金具の部分だけであればゴールドでも許容されてきてはいます。
しかし原則として、葬儀の席ではゴールドのものを持たない、つけないというのがマナーですから、故人やご遺族への礼儀としても金具の素材には注意しましょう。

真珠以外でつけてもよいジュエリーはジェット

葬儀では真珠をつけるのが一般的ですが、人によっては真珠が好みではない、真珠以外のジュエリーをつけたいという方もいるかもしれません。真珠以外でつけてもよいとされているのは、先ほど述べたジェットという黒い宝石です。

ジェットは、海底に沈んだ樹木が長い時間をかけて化石化したもので、ある記録では1万年以上前からアクセサリーの素材として使われていたとされています。
もともとは、イギリス王室が喪に服している間につけるモーニングジュエリーとして用いていたもので、これに倣い日本の皇族もジェットをつけるようになったといわれています。
近年は、エリザベス女王やダイアナ妃が真珠をつけていたことから、日本でもジェットよりリーズナブルな価格で購入できる真珠を用いるのが一般的になっていますが、黒いアクセサリーをつけたい場合はジェットであればマナー違反にはなりません。

黒い宝石でいうと、黒曜石やオニキスなどもあり、男性がネクタイピンでつけていることがあります。
これらのジュエリーもNGではないのですが、女性が葬儀のときにつけるアクセサリーとしては馴染みが薄く、デザインによってはカジュアルに見えてしまうこともあるので、あまりふさわしいとはいえません。真珠以外のアクセサリーをつけたい場合はジェットを選ぶのが正解です。

葬儀にふさわしくないアクセアリーやNGジュエリーについて

葬儀でアクセサリーをつけようと思っているなら、ふさわしくないアクセサリーやNGジュエリーを知っておくことが大切です。真珠だから大丈夫、結婚指輪だからつけてよいと勝手に思い込んでしまっていると、思わぬところでマナー違反になってしまうことがあります。
葬儀に参列してからでは遅いので、葬儀にはNGなアクセサリーもきちんとチェックしておきましょう。

ロングネックレスは悲しみが長く続くという意味になる

結婚式などではネックレスの長さに関するマナーはありませんが、葬儀ではネックレスの長さにもマナーがあります。ロングネックレスは悲しみが長く続くという意味合いで捉えられてしまうので、たとえ真珠であっても長いネックレスをしないのがマナーです。

もちろん、ロングネックレスを短くするために二連や三連にするのもNGです。二連や三連のネックレスは、不幸が重なると捉えられてしまうので、ご遺族に対してとても失礼です。
長さに関してはあまり意識をしない方も多いようですが、ネックレスはできるだけ短いものを選ぶのが正解です。
ロングネックレスしかないという場合は、ネックレスをしていなくてもマナー違反にはならないので、無理につける必要はありません。

デザインに関係なくゴールドはNG

チェーンが細いものやチャームが小さいネックレスであれば、葬儀でつけても目立たないので大丈夫と思っている方もいるようですが、どんなデザインであってもゴールドのネックレスは葬儀では絶対につけてはいけません。
なかにはゴールドの細いブレスレットや小さいピアスをしている若い方もいるようですが、これらのアクセサリーもNGです。ゴールドはきらびやかで華やかなイメージになってしまうので、故人のご冥福を粛々と祈る場である葬儀にふさわしくありません。

また、ネックレスでも1粒デザインでゴールドのチェーンが見えてしまうというのもマナー違反です。
ゴールドのアクセサリーに関しては、「こういったデザインなら大丈夫」という例外はないので、金色のものはいっさいつけてはいけないと覚えておくとよいでしょう。

輝きのあるジュエリーはマナー違反

最近は、小粒のダイヤモンドであればつけていても問題ないという傾向になってきていますが、それでもダイヤモンドを始めサファイヤやルビーなど輝きのあるジュエリーをつけるのはマナー違反です。
中には、お葬式でもおしゃれをしたいという方もいるかもしれませんが、葬儀は故人を偲び最後のお別れをするための儀式です。主役は自分ではなく故人であり、年齢や付き合いの深さに関わらず、参列する以上ご遺族には礼を尽くさなくてはいけません。

チェーンや金具がプラチナやホワイトゴールドであっても、ジュエリーが施されているものはもちろんNGですし、結婚指輪や婚約指輪であっても外して参列してください。どうしても外したくないという方は、石の部分を手のひら側にまわして置きましょう。
マニキュアやジェルネイルも落とすのが礼儀です。

葬儀ではネックレスのマナーもしっかり守りましょう

葬儀では、喪服や持ち物のマナーだけではなく、アクセサリーのマナーもきちんと理解しておくことが大切です。
マナーや常識は時代によって変わっていくこともありますが、葬儀のマナーに関しては変わることはないので、ネックレスもマナーに則したものを選ぶようにしましょう。
マナーを守ることはご遺族への心配りでもあるので、マナー違反にならないように注意して、故人のご冥福をお祈りしてください。