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お役立ちコラム

遺影写真の選び方と葬儀中の写真撮影のマナーを紹介

2020/10/22

葬儀でもっとも記憶に残るのは、豪華な供花や供物ではなく、故人の遺影です。遺族からすると最高のショットにしたいと思うのが当然ですが、遺影に関するマナーも遵守しなくてはいけません。
葬儀の写真撮影も同じで、撮影に関するマナーや注意点があります。
ここでは、遺影の選び方や選ぶ時の注意点、葬儀の写真撮影に関するマナーを詳しくご説明していきます。

遺影の選び方に関する3つのポイント

遺影のお顔は参列者にとって故人の最後の思い出となるものです。遺族としては、素敵な写真を選んであげたいと思う反面、どうやって選んだら良いのか迷ってしまうことも少なくないようです。
ここでは、遺影の選び方の基本をご説明するので、選ぶときの参考にしてみてください。

1. 亡くなった年齢に近い写真を選ぶ

遺影は、故人が一番美しい(かっこ良い)年代のものを選びたくなるものですが、亡くなった年齢に近いものを選ぶのが正解です。
年齢より若すぎる写真だと、遺影を見たときにどうしても違和感があるので、感情も移入しづらくなってしまいます。

遺影に求められるのは、ただの写りのよさではなく、故人がその年齢まで頑張って生き抜いた証ですから、できるだけ近年に撮った写真のなかから選びましょう。
ただし、長期間の闘病で亡くなった場合は、病床での写真を遺影にすると、見る度につらい思い出が蘇ってしまうかもしれません。そういった場合は昔の写真でもよいので、元気なころの写真を選んでください。

2. カメラ目線で撮った写真を選ぶ

近年は、少しうつむき加減で笑っていたり、カメラとは違う方向に目を向けていたりする写真を遺影にする方も増えていますが、やはり遺影の写真はカメラ目線のものが一番しっくりきます。
カメラ目線であれば、ご焼香で遺影を見上げたときに故人と目を合わせられます。言葉は交わせませんが、故人と参列者が目線を合わせることで、故人のメッセージを受け取れた気分になったり、心のなかで「さようなら」「ありがとう」と言葉をかけたりできるでしょう。
もう2度と直接会話ができなくなってしまったからこそ、最後に目線を合わせてお別れできる遺影を用意しましょう。

3. 故人の人柄が分かるような写真を選ぶ

一昔前は、免許の証明写真のように真顔の写真を遺影に使うのが一般的でしたが、今は故人の人柄が分かるような写真を選ぶのが主流になっています。

いつも笑っていた方であれば笑顔の写真、活発な方であればピースをしている写真、冗談好きな方であればふざけて撮ったような写真でもまったく問題ありません。
厳粛な葬儀で明るい表情の遺影を飾るのは不謹慎なのでは、と思う方もいるかもしれませんが、主役となる故人の遺影の表情に関してのルールはないのです。

悲しみにくれる葬儀であっても、故人の人柄がしのべるような写真であれば参列者の気持ちが和らいで故人との楽しい思い出が蘇ってきます。
旅行に行ったときの写真や仲間と集まったときの写真など、幸せな瞬間というのはその人らしいとてもよい顔になるので、最近はスナップ写真を遺影にする方も増えています。

遺影の選び方の3つの注意点

遺影のための写真選びをしていると、その写真にまつわるさまざまな思い出が蘇ってくるので、より悲しみが深くなることもあるでしょう。
しかし、遺影は葬儀のときだけではなく、後々に故人を偲ぶときや法要でも飾るものですから、慎重に選ばなくてはいけません。
遺影の選びは遺族の自由ですが、選び方には注意点もあるので確認しておきましょう。

1. 拡大したときにぼやけないサイズを選ぶ

どんなに良い写りであっても、サイズがあまりにも小さいと拡大したときにぼやけてしまうので注意が必要です。
とくに、フィルムで撮った写真を引き延ばすと、目が粗くなってしまい雑な作りの遺影になってしまいます。

最近は写真の解像度も高くなっていますが、それでも元の写真の質によってはぼんやりした遺影になるので、良い写真を1枚選ぶのではなく、複数枚ピックアップしてそのなかから一番大きい写りのものを選ぶことをおすすめします。
ちなみに、写真の顔のサイズ感として理想的なのは10円玉大ぐらいで、それより小さいとぼやける可能性があると思って選ぶといいでしょう。

10年以上前の写真は使わない

故人が高齢の場合、晩年のものでなくても、10年以内に撮影されたものであればそれほど違和感がないので遺影として使えます。しかし、10年以上前のものになると、亡くなったときの年齢の顔や雰囲気とはまったく違ってしまうので注意してください。

遺影は、故人が誰かを表わすための指標にもなりえるものです。会葬者のなかには、晩年に親交があった人もいるでしょう。あまりにも若すぎる写真ではどんな人のお葬式か分からない状態になってしまうかもしれないので気をつけましょう。

親族が葬儀中に撮影する場合の3つのマナー

故人の思い出の一場面となる葬儀を写真に残しておきたいと思うのは、親族であれば当然のことです。遺族は写真を撮っている暇はありませんから、遺族の代わりに親族が写真撮影するのは思いやりとも言えるでしょう。
しかし、親族であっても葬儀の写真撮影ではマナーがあります。親しき仲にも礼儀ありでマナー違反にならないように注意してください。

1. 参列者の顔は写さない

悲しみにくれているときにカメラを向けられることに抵抗があるという人は少なくありません。とくに葬儀では、そもそも写真を撮るという行為に不快感を持つ人も多いので、参列者の顔を写さないのがマナーです。
たとえ写すつもりがなくても、カメラを顔の高さまであげてレンズを向ければ、撮られているのではないかと勘ぐられてしまうので注意する必要があります。
せっかく参列していただいているのですから、参列者には十分に配慮して撮影をしましょう。

2. ご遺体の撮影は遺族に確認してから

親族であればご遺体の撮影をするのも問題ありませんが、遺族によっては遺体の写真は見たくないという方もいます。
葬儀の撮影全般にいえることですが、どんなに親しい間柄であっても、葬儀は遺族が取り仕切っています。ご遺体の撮影に関しても意向を事前に確認しておくのがマナーです。

3. できるだけ視野に入らないようにする

事前に撮影をすることを周知させていれば、読経中でもお焼香中でも自由に写真を撮れますが、それでも被写体の視野に入らないように考慮するのがマナーです。
読経中の僧侶の視野に入ってしまうと、お坊さんがお経に集中しにくくなってしまいますし、お焼香中の会葬者の視野に入ってしまうと、ご冥福を祈る気持ちに集中できなくなってしまいます。
おめでたいときや楽しいときは写真撮影もイベントのひとつになりますが、厳かな雰囲気の葬儀ではできるだけ周りの人の視野に入らないことを心がけましょう。

参列者が葬儀を撮影する場合の4つのマナー

基本的に、参列者であっても葬儀の写真を撮影するのは問題ありません。
ただし誰でも好きなように撮影して良いということではないので、マナーをきちんと守って撮影するのが大前提です。故人との最後のお別れの場を写真撮影で台無しにしないように、撮影をする方はマナーを遵守しましょう。

1. 写真を撮影していいか確認を取る

参列者が葬儀の写真を撮影したい場合、絶対に守らなくてはいけないマナーが遺族や葬儀場への確認です。
遺族への確認は当然ですが、うっかり忘れてしまうことが多いのが葬儀場への確認です。基本的に写真撮影をしても問題はない葬儀場が多いですが、なかには禁止しているところもあります。
また、地域のしきたりによっても写真撮影はマナー違反とされていることがあるので、必ず事前に撮影許可をもらいましょう。

2. 厳粛なシーンでは撮影しない

参列者が撮影してよいのは、原則としてお葬式の雰囲気がわかる部分だけです。僧侶の読経やご焼香中など、厳粛なシーンで撮影するのはマナー違反になります。
近年は、写真のフリー素材として葬儀の写真を提供する人もいるので、葬儀場などでは撮影に関して敏感になっています。
たとえ撮影を許可してもらったとしても、何でも撮影してよいということではありません。僧侶や遺族、参列者に不快感を与えないことが大前提ですから、必要な場面でだけの撮影にしておくことがマナーです。

3. シャッター音が鳴らないようにする

シャッター音は写真を撮っていることを知らせるためのツールになりますが、葬儀では余計な物音を立てないのがマナーです。シャッター音も鳴らないようにしましょう。
葬儀中は私語も慎むものですから、とても静かです。そのため、たとえ小さいシャッター音であってもかなり大きな音に感じてしまいます。

そもそも、シャッター音がすると葬儀の厳粛な雰囲気に水を差してしまいますので、シャッター音の鳴らないカメラを用意しましょう。
スマートフォンで撮影する場合、シャッター音は消去できないようになっていますが、音を消すアプリをインストールすれば鳴らないようにすることも可能です。ぜひ事前にセットしておきましょう。

4. 撮影許可を得ていることが分かるようにする

たとえ遺族や葬儀場の許可を得て写真撮影をしているとしても、親族や参列者にそのことが伝わらないと、勝手に撮影をしていると思われてしまうかもしれません。

葬儀を撮影すること自体はマナー違反ではありませんが、知らない人からすると、撮影している人を不謹慎に思ったり、不快に感じたりするのでトラブルになることもあります。
遺族にとって一番つらいのは、大切な家族との別れの葬儀でのトラブルです。不要なトラブルを避けるためにも、腕章などをつけて撮影許可を得ていることが分かるようにすることもマナーでしょう。

もし用意を忘れてしまったとしても、葬儀会社に言えばスタッフ用の腕章を貸してもらえることもあるので相談してみてください。

葬儀の写真撮影でマナー違反にあたる4つの行動

許可を得て葬儀を撮影するとしても、マナー違反になるような行為は避けなくてはいけません。お葬式は、何枚でも自由に写真を撮った方が喜ばれる結婚式とは違いますから、マナー違反をしてしまうと遺族を不快な気分にさせてしまいます。
ここでは、親族にも参列者にも共通する写真撮影でマナー違反になることをご紹介するので、撮影する前にしっかり覚えておきましょう。

1. 無断でSNSにアップする

葬儀での写真撮影で一番やってはいけないのが、遺族に無断でSNSにアップすることです。
いくら撮影を許可していたとしても、SNSのような誰でも閲覧出来るサイトにアップして良いと許可したわけではありません。遺族の年齢によっては、SNSに載せてもバレないかもしれませんが、親族などが見つけてしまうこともあります。

大事な家族の葬儀を勝手にさらされたら、誰でもよい気分はしませんし、場合によっては憤りを感じることもあるでしょう。
無断でSNSにアップするのは、つらい思いをされている遺族や親族に対して傷口に塩を塗るような行為になることもあります。気をつけましょう。

2. 遺族の写真を真正面から撮る

喪主の挨拶をされているときや参列者に焼香の御礼をされているときなどに、ご遺族を真正面から撮影するのはマナー違反です。
ご遺族は、葬儀を滞りなく進行させながら、同時に故人へのお別れをしているので、記念写真のように真正面から写真を撮られたら良い気分はしません。
遺族から撮影を依頼されているようであればマナー違反にはなりませんが、基本的に遺族の写真をやたらと撮影するのはNGです。

3. フラッシュを焚く

葬儀場によっては、薄暗いこともあるかもしれませんし、夜であればフラッシュを焚かないときちんと写らないかもしれません。しかし、原則として葬儀場でフラッシュを焚いて撮影するのはマナー違反です。

たとえ回数は少ないとしても、ご焼香しているときや読経を聞いているときにフラッシュの光が点滅すれば気が散ってしまいます。静かにお見送りをしたい遺族や参列者にとって、フラッシュの光は視覚上とても迷惑なので焚かないようにしてください。
もし、どうしても撮りたいアングルがあって、フラッシュを焚かないと撮れないようであれば、出棺のお見送りで遺族や参列者が外に出たときなど、邪魔に鳴らないタイミングで撮ってください。

4. 祭壇に背を向けて撮影する

どんなアングルを撮りたいとしても、祭壇に背を向けて撮影するのは失礼にあたります。ご焼香のときでも、祭壇や遺影には背を向けないようにするのですから、写真撮影ではなおのこと背を向けてはいけません。

故人の思い出として葬儀の写真を撮っておきたい、という気持ちがあるとしても、故人や遺族に対してマナー違反をしてまで撮影が必要なアングルはありません。葬儀は撮影会ではありませんから、遺族や参列者が不快に思うような撮り方は止めましょう。

写真撮影はプロに依頼するのがおすすめ

葬儀の写真撮影は、許可を撮っておけば問題はないものの、撮り方や撮る対象を間違ってしまうとトラブルが起こるリスクがあります。

とくに葬儀ではマナーが重視されますから、葬儀における写真撮影のマナーに詳しくない場合は、自分で撮影するのではなくプロに依頼するのがおすすめです。葬儀会社に依頼をすれば、葬儀で撮影経験のあるプロのカメラマンに撮ってもらうことができますから、マナーに関して心配する必要はありません。

また、親族でも参列者でもなく、第三者であるプロのカメラマンが撮影をするのであれば、参列した人も不快に思うことはないのでトラブルも起こりません。
撮影をプロに任せることで、自分も葬儀に集中できるというメリットもあります。多少予算はかさむとしても、プロにお願いするといいでしょう。

遺影や写真撮影はマナーを守って行いましょう

葬儀におけるマナーは故人の尊厳を守るための大事な決まりごとです。遺影選びや葬儀中の撮影撮影に関しても最低限のマナーは守りましょう。
遺影は故人を偲ぶ大切な写真ですし、葬儀の写真も子孫まで残るものです。ぜひ見返したときに「良い葬儀ができた」と思えるような遺影を選んでください。