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お役立ちコラム

葬儀の挨拶状の書き方や例文、マナーなどを紹介

2020/10/21

葬儀の挨拶状は、目的と送るタイミングで呼び名が変わります。

挨拶状の種類や書き方などの例文を交えてご紹介いたします。

挨拶状の種類によっては独特の決まりがありますので、何を記載するべきなのか、使用してはいけない言葉・避けるべき言葉、送る時期などのマナーもご紹介いたします。

目次

挨拶状は案内状とお礼状の2種類がある

葬儀に関する挨拶状は、案内状とお礼状の2種類があります。

案内状は葬儀の前、お礼状は葬儀の後に出すものであり、それぞれ目的が違います。

案内状:葬儀の内容を知らせるもの

案内状の目的は、葬儀の内容を知らせることです。葬儀の形式や葬儀場の場所、日時に加えて、細かな注意事項も一緒に記しておきましょう。車で出席する人には駐車場の案内、簡素な葬儀にする場合は平服の出席ができることを伝えます。

案内状では、上記のような葬儀内容とあわせて故人の名前、年齢、亡くなった日時、場所を伝えます。死因については、知らせたくなければ伏せても問題ありません。また、生前故人がお世話になっことへのお礼も伝えます。

葬儀を家族だけで済ませたり、香典・弔電・供物を辞退するときは、案内状にその旨を記しましょう。

お礼状:参列への感謝を伝える、葬儀が無事に終わったことを伝える

お礼状の目的は、葬儀の参列に対する感謝を伝えることです。お礼状は会葬礼状ともいい、葬儀・通夜の参列者に渡します。

一般的にお礼状は通夜・葬儀の当日に手渡しします。しかし、香典や供物、お悔やみをいただいた方で当日参列できなかった人に対しては郵送してもかまいません。

家族葬で外部からの参列者がいなかった場合も、葬儀を行ったと知らせる意味でお礼状を出します。お礼状は、葬儀後1週間~1ヵ月の期間に出しましょう。お礼状で葬儀が完了したことを知らせる場合は、故人に関する情報も一緒に記載します。

ただし、案内状のように詳細な情報を記す必要はありません。故人の名前・亡くなった日付、お礼状の発行者と故人の続柄の3点だけで十分です。

葬儀の挨拶状に関する3つの基本ルール

葬儀の挨拶状には、決まった書き方があります。宗教によっても細かな違いがありますが、まずは宗教に関係なく共通した3つのルールを抑えておきましょう。

1. 句読点を使わずに書く

葬儀の挨拶状は、通常の手紙と異なり句読点を使わずに書きます。

理由はさまざまな説があり、毛筆で手紙を書いていたときの習慣が残っている、葬儀が途切れることなく終わるようにと願いが込められているという説が有力です。

文章の区切りは、行を変えて表現します。書き方は縦書き・横書きどちらでもかまいませんが、仏教式で葬儀を行うときは縦書きで記入しましょう。

2. 故人の呼び方に注意

葬儀の挨拶状では、普段使わない表現を使います。たとえば、亡くなった人の名前の前に「故」とつけたり、葬儀の知らせとして名前の後に「儀」をつけたりします。名前の後につける「儀」に読み方はなく、故人に関することという意味の謙譲語として使われます。

案内状では、通常の手紙で使う時候の挨拶や頭語と結語は使いません。書き始めは故人に関することを書き、続けて葬儀の知らせを書きましょう。差出人は喪主の名前にします。会葬礼状として出す場合は、喪主の名前の後に「外 親戚一同」と記載してください。

3. 手書きと印刷どちらで作成してもよい

挨拶状は、手書き・印刷どちらで作成しても問題ありません。たくさんの人に挨拶状を送るときや葬儀の準備で時間が取れないときは、葬儀社に依頼して印刷した挨拶状を送ると負担が減らせます。

手書きで挨拶状を作成するときは、ボールペンを使わず毛筆で書きましょう。薄墨は必要ありません。形式ははがきでも手紙でもどちらでも可能ですが、手紙の場合は便せん1枚に収めてください。

案内状に使用してはいけない言葉

葬儀では、使用してはいけない言葉・避けるべき言葉があります。葬儀の最中はもちろん、挨拶状の表現においても注意して言葉を選んでください。

1. 宗教や宗派に合わせて表現を変える

亡くなったことを表現する言葉は、宗教によって異なります。

<キリスト教>

人の死は神の元へ召される祝福という考え方があるため、昇天・帰天という言葉を選びます。案内状では、昇天の知らせの前に聖書の言葉を引用する場合もあります。

キリスト教式の葬儀では、仏教や神道の案内状と違い挨拶状の文中に句読点を使用できます。また、キリスト教の宗派はカトリックとプロテスタントがありますが、宗派による大きな違いはありません。

<神式>

神式では死によって故人が守護神となるという考え方があり、逝去・他界という言葉は使用しません。案内状では、帰幽という言葉で亡くなったことを表現し、仏式と同じく文中に句読点は使いません。

<宗教や形式にこだわらないオリジナルの案内状も作れる>

宗教にとらわれず、葬儀の形式にこだわらない場合は、オリジナルの案内状を作成することも可能です。オリジナルの案内状を作成したいときは、葬儀社と打ち合わせを行い案内状の文面を考えます。

実際に文章を作成するのは葬儀社のライターです。遺族側は故人にまつわる思い出を話したり、ライターが書いた文章を確認したりします。

オリジナルの案内状には定型文がなく、言葉遣いも普段使っているものと近い表現になっている点が特徴です。葬儀を小規模な形式で済ませたい、親しい人に向けて葬儀をおこないたいときは、オリジナルの案内状を検討してもよいでしょう。

2. 忌み言葉と重ね言葉は別の表現に置き換える

忌み言葉とは、死や苦しみを連想させる言葉や縁起が悪いと考えられている言葉のことです。葬儀の場で話すことはもちろん、案内状の表現に関しても、忌み言葉は避けなくてはなりません。

直接死や苦しみを連想させる言葉としては、数字の4と9や死・苦があてはまります。また、つらい・たいへんという表現も、苦しみを連想させる忌み言葉と考えられるので別の表現に置き換えます。

また、同じ意味の言葉を繰り返し使う重ね言葉も、葬儀の場では避けるべきです。重ね言葉は、不幸や苦しみが長引く・繰り返されると考えられるため、忌み言葉と同じく別の表現に置き換えなくてはなりません。

忌み言葉の置き換えの一例には死を逝去、生きていたころは生前と表現します。重ね言葉の置き換えの一例にはますますをもっと、くれぐれを十分になどがあります。

お礼状の文面は相手によって変える

葬儀の出席者が多いときは、同じ文面を印刷したお礼状を参列者に渡しても問題ありません。ただし、参列されず弔電や香典をいただいた人に対しては、文面を変えたお礼状を渡しましょう。

<h3>葬儀に参列した人に対しては挨拶状にお礼の言葉を入れる<h3>

参列者に対するお礼状では、忙しい中葬儀に参列していただいたことに対する感謝を伝えます。お礼は直接伝えるのが望ましいですが、すべての参列者に対して感謝を伝えるのはとても大変です。そのため、略儀ながら書中をもってご挨拶いたしますと、お礼状に記載しましょう。

参列されず弔電や香典をいただいた人に対しては手書きのお礼状がよい

参列されず弔電や香典を贈られた場合は、参列者とは別の文面でお礼状を郵送します。人数が少なければ手書きで、多ければ印刷したお礼状を送りましょう。基本的な文面は参列者に対するものと同じですが、弔電・香典をいただいたことへの感謝を必ず伝えてください。

香典返しを行わない場合は、お礼状でその理由も伝えます。香典を何に使うのか目的がはっきりしていれば、香典返しを行わなくても問題ありません。

葬儀の挨拶状は送る時期に気を付ける

葬儀の挨拶状には、早く送ったほうがよいものと時間を空けてから送る方がよいものがあります。

それぞれの役割に合わせて、挨拶状を送る時期を決めましょう。

訃報や葬儀の知らせは早めに送る

訃報や葬儀の知らせを出すときは、参列者の準備時間を考えて早めに送ることを心がけましょう。親戚や親しい人に対しては、電話で訃報を伝えてもよいでしょう。葬儀に参列する人数が分かっていれば、会葬礼状を何枚用意するべきかも検討がつきます。

家族葬を行ったときは初七日法要の頃に送る

家族葬をはじめとする小規模な葬儀では、外部からの参列者がいなかったり、ごく少数に限られたりします。訃報と同時に葬儀が完了したと知らせる場合は、初七日法要~四十九日法要の頃に挨拶状を送りましょう。

亡くなった日が年末に近いときは、喪中はがきを挨拶状の代わりとして出すこともできます。亡くなった日付について詳細を記したくないときは、月だけを書いて喪中はがきを出しても問題ありません。

参列者を招く場合の挨拶状の例文

挨拶状の文面は、葬儀の形式はもちろん何に対するお礼なのかで変化します。

ここからは、葬儀で参列者を招く場合の挨拶状の例文を3つご紹介します。

1. 訃報と葬儀の内容を知らせる場合

葬儀の案内状で一般的な形式は、訃報と葬儀の内容を知らせるものです。この場合の案内状は、最初に訃報について述べた後、葬儀の内容について伝える形式をとります。

最初に〇〇儀と故人の名前を記し「〇月〇日に永眠いたしました」と、亡くなった知らせを記載します。

次に「生前のご厚誼に深く感謝いたします」と相手に対する感謝を伝え、通夜と葬儀の詳細を記載しましょう。

  • 通夜と葬儀の日時および葬儀の形式(仏式・神式・キリスト教式)
  • 葬儀場の場所と注意事項(平服着用可能か)
  • 通知を出した日付
  • 喪主の名前 外親戚一同

以上の内容を記載し、案内状とします。

2. 葬儀に参列していただいたことに対してお礼を伝える場合

葬儀の参列者に渡す会葬礼状では、葬儀に参列してくれたことへのお礼に続けて、書面で略式のお礼を述べます。

「御多用中にもかかわりませず御会葬を賜り」が葬儀の参列に対するお礼に、「略儀ながら書面にて御礼申し上げます」が、書面でお礼を述べることに対してよく使われる表現です。

最後に葬儀の日付・喪主の名前・外親戚一同と記して、会葬礼状は完成です。

3. 弔電や香典・供物を受け取った人にお礼を伝える場合

葬儀には参列せず弔電や香典・供物を贈っていただいた人に対しては、贈られたものに対してのお礼を最初に伝えます。

例文としては、立派なお供えを賜り・お心のこもった弔電を賜りという表現がよく使われます。

供物をいただいた場合は「謹んでお受けいたし霊前に供えさせていただきました」と記し、葬儀が滞りなく終了したことを伝えましょう。

挨拶状では、ご芳志・ご厚誼といった表現で、故人と親しくしていただいたことへのお礼を述べてください。

最後に、お礼状を作成した日付と差出人の名前(喪主)を書きます。葬儀に参列していない人に対しては葬儀が終了してからお礼状を出すため、差出人は喪主の名前のみです。

参列者を招かない場合の挨拶状の例文

家族葬や密葬のように参列者を招かない葬儀を行った場合でも、挨拶状は必要です。葬儀を近親者のみで行ったこと、事後報告になってしまったことをあわせて伝えましょう。

1. 家族葬・密葬は故人の意向であると伝える

故人が生前に家族葬や密葬を希望していた場合は、「故人の意思により近親者のみで執り行いました」と記載します。そのあとに「略儀ながら謹んでご通知申し上げます」と記載し、事後報告になったお詫びを伝えます。

通夜・告別式を行う場合はそれぞれの日程も伝えるとともに、本葬儀への参列は辞退していただくようにお願いをします。

2. 香典・弔電・供物を辞退する場合は挨拶状に必ず記載する

参列に加えて香典・弔電・供物を辞退する場合も、挨拶状に記載します。恐れ入りますが・誠に勝手ながらと添えておけば、受け取る側も嫌な思いが残りません。

なお、喪中はがきとして挨拶状を出す場合は、冒頭で喪に服しているため年始の挨拶を控えることを伝えましょう。

葬儀後に改めてお礼状を送る場合の例文

葬儀で香典を多くいただいた場合や、法要が完了した後にお礼の品物を贈る場合は、葬儀後に改めてお礼状を送ります。

葬儀の挨拶状とは違った書き方がありますので、基本の形式を覚えておきましょう。

法要の案内状は時候の挨拶を入れる

法要の案内状は葬儀の案内状と違い、時候の挨拶と頭語・結語を入れます。時候の挨拶では、お慶び申し上げますといった祝いごとを連想させる表現は避けてください。法要の案内状では、頭語に謹啓・謹呈を使い結語は敬具とする表現が一般的です。

時候の挨拶が終わったら、法要の参加を呼びかけます。法要の日時と場所、参加・不参加をいつまでに回答が欲しいのかを記しましょう。

はがきで案内状を出す場合は往復はがきを使い、宛先を(差出人の名前)行きとします。返信用はがきには「ご出席( )名様」「ご欠席」の横に、御芳名・ご住所と書いて郵送してください。

四十九日法要が終わったらお礼状と一緒に香典返しを贈る

四十九日法要が終わったら、お礼状と一緒に香典返しを送ります。香典返しに添えるお礼状も、時候の挨拶と頭語・結語を入れて書くのが基本ルールです。

まずは香典をいただいたことに対するお礼と、四十九日法要が終わったことを伝えます。その後に「心ばかりの品をお届けさせていただきました」と、香典返しを贈る旨を伝えましょう。

最後に「略儀ながら書中にてお礼申し上げます」と表現し、お礼が簡素な形式なってしまうことを伝えてください。

四十九日法要は、地域や宗教によって呼び方が違うので気を付けましょう。

仏式の法要を行う場合、西日本では満中陰法要と表現します。また、忌明法要と表現する宗派もあります。

神道では五十日祭、キリスト教では追悼ミサ・記念式が、四十九日法要に変わる表現です。

挨拶状の表現に迷ったらテンプレートを利用してもよい

挨拶状の書き方や表現に迷ったときは、テンプレートを使うと便利です。挨拶は印刷したものでも失礼には当たりませんので、慣れないうちはテンプレートを使って挨拶状を作りましょう。

基本的な形式を覚えたら、故人と親しい人には手書きの挨拶状を用意しておくなど、手書きと印刷を使い分けられるようにしていくのがおすすめです。