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お役立ちコラム

家族葬とは?費用や流れマナーをご紹介

2020/08/19

家族葬

家族葬とは、家族や近親者、故人と本当に親しい友人のみで行う小規模の葬儀のことです。
昨今では、高齢化社会や核家族化、葬儀に対する概念の変化などにより家族葬を選ぶ人が増えています。

小規模なら気が楽だと思うかもしれませんが、家族葬であっても形式やマナーがあります。間違った認識を持っていると、故人はもちろん故人がお世話になった人や親しい人に礼儀を欠いてしまうことになりかねません。

ここでは、家族葬について詳しく解説しますので、家族葬を検討する際の参考にしてみてください。

目次

家族葬は親しい人だけで行う小規模の葬儀

一般的に葬儀は招いた人だけではなく、故人と関わりがあった人なら誰でも参列できるものです。一方、家族葬は親族が中心となって通夜やお葬式を執り行う葬儀で、一般参列客は招きません。

ただし、家族葬には明確な定義がないため、親族しか参列出来ないというものではなく、家族や親族を中心に故人と親しい友人など少人数で行う葬儀という認識で良いでしょう。
少人数で行うことで、葬儀の煩わしい決まり事や形式に時間を取られたり、参列者に気遣ったりすることなく、遺族の想いを反映させやすいのが家族葬の特徴です。

家族葬と他の葬儀との違いについて

家族葬というと特別な葬儀の形式というイメージがあるかもしれませんが、葬儀や告別式、火葬など流れは一般の葬儀と同じです。
しかし、流れは同じであっても細かい点で他の葬儀形式との違いがあります。ここでは、家族葬と他の葬儀との違いをご説明していきます。

一般の葬儀との一番の違いは葬儀の規模

家族葬と一般の葬儀の一番の違いは、葬儀の規模です。
一般の葬儀では家族や親族に加え、故人の友人や知人、仕事で付き合いがあった人や会社の人、近所の人などが参列します。人づてに訃報を聞いたという人も参列できるので、故人の人脈によってはかなりの人数が参列して大規模な葬儀になることもあります。

一方、家族葬では基本的に連絡をした人しか参列できません。訃報の連絡をしても参列は控えてもらうので、10人から30人規模の小さな葬儀になります。
規模が大きくなれば、斎場の手配から葬儀の段取り、香典返しや会食の準備などに時間を取られるので、一般の葬儀では火葬が終わるまでは息つく暇もありません。

家族葬は最初から参列する人数が決まっていますし、香典も辞退できるので一般の葬儀のような準備は必要ありません。故人との最後の時間をゆっくり過ごせることも一般の葬儀との違いといえるでしょう。

一日葬との違いは葬儀にかける日数

葬儀は通夜と告別式を2日間に分けて行うのが一般的ですし、家族葬も基本的には通夜と告別式は日を分けて行います。

1日葬は名前の通り、通夜も葬儀も告別式も1日で行うので、葬儀にかける日数が家族葬との大きな違いです。1日葬のメリットは、全行程を1日で終わらせられるので遺族への負担が少なく、葬儀の費用も抑えられることが挙げられます。

その代わり、時間の都合が付けられず参列出来ない人が出てきたり、短い時間で葬儀を終わらせることで故人との別れが慌ただしくなったりするというデメリットがあります。
1日葬を選ぶと、場合によっては故人の友人や知人、会社関係者に不義理を働いてしまう可能性もあるので注意が必要です。

家族葬も参列者が限定されますが、事前に参列を控えていただく形式なので、1日葬のせいで参列したくても出来なかったというトラブルのリスクが低くなるのも、家族葬と1日葬の違いと言えるかもしれません。

密葬との違いは訃報を伝える日と本葬の日

葬儀形式の中で、もっとも家族葬と混同されやすいのが密葬です。
確かに、家族葬も密葬も家族や親族、親しい友人だけが参列する規模の小さい葬儀という点では同じなのですが、密葬は後日に本葬を行い、家族葬は本葬を行わないことが大きな違いです。

本葬というのは、一般の葬儀と同じで故人と縁のあった人なら誰でも参列できる葬儀です。本葬は火葬後に執り行われるため、故人との最後のお別れはできませんが、それ以外は一般の葬儀と同じ形式になります。

また、家族葬は参列者以外にも訃報を伝えますが、密葬の場合は参列者以外には伝えません。密葬は、家族や親族だけで葬儀を行った後、本葬が決まってから故人と付き合いのあった人に訃報を伝えるというのも、家族葬との違いです。

全国で行われた葬儀のうち28.4%が家族葬

近年は少人数で行う家族葬を選ぶ人が増えています。

家族葬は故人に近しい人だけで執り行われるため、いまだに参列したことがない方からすると、ピンとこないかもしれません。しかし、公正取引委員会の調査では、全国で行われた葬儀のうち28.4%が家族葬ということが分かっています。[注1]
つまり3人に1人は家族葬を執り行っている計算になるので、珍しい葬儀スタイルではなくなってきています。

ただし、家族葬は昔の葬儀スタイルとは異なる形式になるため、地域によっても割合が変動します。しきたりを重んじる地方では割合が少なくなる反面、首都圏では5割を超えるほど増加傾向にあります。

近年は地域のコミュニティーも希薄になりつつありますし、少子高齢化も進んでいます。経済的・肉体的な負担をかけてまで一般の葬儀を執り行う必要性はないと判断する人も増えているのでしょう。これからも、本当に親しい人だけで執り行う家族葬は増えていくかもしれません。
[注1]公正取引委員会:葬儀の取引に関する実態調査報告書[PDF]
https://www.jftc.go.jp/houdou/pressrelease/h29/mar/170322_2_files/170322honbun.pdf

家族葬が適している4つのケース

喪主の立場で家族葬を選びたい、静かにゆっくりと故人を偲びたいと考えたとしても、葬儀では他の親族や親しい人の意向も聞く必要があります。故人を思う気持ちは皆同じですから、残された人々が納得できるお別れの形にしましょう。

親族や知人が納得できる葬儀にするには、どういった場合に家族葬をするべきなのかを知っておくことが重要です。
・そもそも参列者が少ないので、小規模の葬儀にしたい
・周りに気遣うことなく親族だけで見送りたい
・心のこもった葬儀にしたい
・故人が家族葬を希望していた
こういったケースでは家族葬が適していますので、家族や親族に相談をしてみましょう。

どういった葬儀にするかは、短時間で決めなくてはいけないので、大切な人を亡くして間もない家族にとっては決断が難しいかもしれません。一番大事なのは故人の遺志ですが、特に希望がない場合は家族が後悔しない葬儀の形式を選ぶのがベストです。
悲しみのあまりうまく判断できない、迷いながら故人を送り出さなくてはいけないのは嫌だ、という場合は葬儀会社に相談をしながら納得のいく葬儀形式を検討してみるといいでしょう。

家族葬で呼ぶ範囲に決まりはない

家族葬は自由度が高い葬儀なので、呼ぶ範囲にも決まりはありません。親族でも何等親までとは決まっていませんし、友人を呼んでも良いのです。家族葬を選択するにあたり、悩ましいのが誰を呼ぶかということでしょう。

しかし、あの人を呼んだらこの人も呼ばないと失礼になる、という考え方では人数が増えてしまうので家族葬にはなりません。

葬儀形式を決める際には、まず何名で執り行うかを決めて、その人数に合わせて呼ぶ人を決めていきましょう。

10名程度までであれば、故人の配偶者と子供、子供の配偶者や孫、配偶者の両親の範囲が適切です。
20名程度までの場合は上記の家族に加え、故人の兄弟姉妹と配偶者、もし親族の人数が少ないようであれば家族も付き合いがある故人の友人を呼んでも大丈夫です。
30名程度までの家族葬は、上記の家族・親族に加え故人のいとこ、年齢によっては甥や姪も呼びます。

故人の年齢や親族の数によって呼ぶ範囲は変わりますし、親族であっても遠方で参列が難しかったり、疎遠になっていたりする人もいますから、上記の範囲を目安に呼ぶ人を決めていくといいでしょう。
故人の友人に関しては、どんなに故人と親しかったとしても家族や親族と関わりがまったくない場合は、家族葬への参列をお願いしてもかえって気を使わせてしまうことになるかもしれません。慎重に判断しましょう。

家族葬の費用は平均100万円

家族費用の相場は60万円から150万円となっていて、平均は100万円と言われています。

100万円が高いか安いかは人それぞれの価値観によりますが、家族葬であっても流れは一般の葬儀と同じですし、基本の葬儀料金に加え僧侶へのお布施や会食費用などもかかるため、費用が安いと言われる家族葬であっても100万円近くはかかってしまいます。
100万円より費用を抑えたいという場合は、次の費用の内訳をチェックして削れる部分を探してみましょう。

葬儀にかかる費用

葬儀の儀式では、祭壇や棺、骨壺、焼香台などの一式が必要になります。

これら儀式一式の費用に加え、斎場の使用料やセレモニースタッフ、遺体の搬送費用、火葬場の使用料も葬儀にかかる費用に含まれるため、葬儀の費用は最低でも50万円はかかります。
もし、この中で費用を抑えるのであれば、斎場ではなく自宅で葬儀を行ったり、火葬場は公営を使用したりするなどの工夫をしましょう。

ただし、公営の火葬場の空きがなく、火葬までに日数がかかってしまうとドライアイス代を1日1万円近く払うことになります。逆に高くなってしまうこともあるので、日数が空きすぎる場合は民間の火葬場を使用しましょう。

飲食にかかる費用

通夜の後は、参列者に通夜振る舞いをするので、この飲食代にも費用が発生します。また、告別式の後で火葬を待っている間にも精進落としの会席を用意しなくてはいけません。
通夜振る舞いが1人3,000円、精進落としが1人5,000円とした場合、20人の家族葬では16万円、30人だと24万円の飲食代がかかることになります。

ここで予算を削減するには、料理の質を落とすしかありませんが、料理は弔問に対する感謝の気持ちも伝えるものです。値段だけにとらわれず、参列者が美味しいと感じるような料理を用意しましょう。

僧侶へ渡す費用

仏式で葬儀を行う場合、家族葬であっても読経をしていただきますし、信仰によっては戒名をつけていただくこともあります。僧侶へのお布施は必須です。
お布施の額に決まりはありませんが、読経料は20万円から30万円、戒名のお布施は信士・信女であれば20万円が相場となっているので、僧侶への費用は50万円ほどを見積もっておきましょう。

地域や菩提寺の規模によって金額は異なるので、事前にお寺におおよその金額を聞いても良いですし、お布施を定額制にして僧侶を紹介してくれる葬儀社もあるので、費用負担に関する不安がある方は1度相談してみましょう。

家族葬の3つのメリット

ここからは、家族葬ならではのメリットをご紹介します。

1. 故人とゆっくり向き合える

一般の葬儀では、遺族や親族はホストの役割をしなくてはいけないので、悲しみをこらえて参列者への対応をしなくてはいけません。
もちろん、故人の代わりにお世話になった方に礼を尽くすのは大切なことですが、それでも慌ただしいお別れになってしまうのはつらいものです。

しかし家族葬であれば、周りへの気遣いを最小限にとどめて故人とのお別れができます。悲しみをこらえる必要もなく、気心の知れた人たちと故人の思い出を語りながら、ゆっくりと故人に向き合えるのが家族葬の一番のメリットです。
家族葬であれば、大切な故人の最後を静かに見送れるので、後悔しない葬儀ができるのもメリットです。

2. より自由な形式で葬儀ができる

多くの参列者を迎える葬儀では、一般的な葬儀の基準に合わせなくてはいけないという気持ちの負担があります。祭壇の大きさや斎場の飾り付け、供花の数など葬儀の体裁や香典返し、会食に関してもいろいろと気を使わなくてはいけません。

家族葬であれば、周りの目を気にする必要はないので、故人や遺族の意向を反映した葬儀に出来るメリットがあります。
祭壇に故人の趣味のコレクションを飾っても良いですし、好きな音楽を流して故人を送るなどの自由な形式も気持ちに負担をかけることなく行えるのは、家族葬ならではのメリットです。

3. 一般の葬儀よりも費用を抑えられる

家族葬は、10人から30人の規模で行うため、葬儀の費用を抑えられるメリットもあります。
家族葬にかかる費用は平均100万円といわれていますが、会食の内容を変えたり、祭壇をシンプルなものにしたり、自由にカスタマイズできるのでもっと低い金額で葬儀を執り行うことも可能です。

葬儀の費用でケチケチする必要はないかもしれませんが、家族や親しい人だけの葬儀なので、不要なものがあるならばコストカットをするのは悪いことではありません。
葬儀費用が浮いたら、その分お墓参りで持参する花を豪華にしたり、仏壇を整えたりすることなどに活用できます。葬儀が終わっても故人の供養は続きますから、費用が抑えられるのはメリットと言えるでしょう。

家族葬の3つのデメリット

家族葬には、メリットだけではなくデメリットもあります。
デメリットを理解していないまま家族葬を選んでしまうと、思わぬトラブルが起こったりすることもあるので注意が必要です。
ここでは、家族葬のデメリットをご紹介するので、検討している方はしっかり把握しておきましょう。

1. 葬儀後の負担が増加する場合がある

家族葬は、参列者が少ないので焼香の時間も短く、故人とのお別れの時間をたっぷり取れますし、参列者への気遣いも不要というのがメリットです。

ですが、家族葬で葬儀を済ませてしまうと、故人の別れに立ち会えない人が出てくることになります。家族葬への理解は得られるとしても、お付き合いのあった人たちもお線香を挙げたいと思うのは当たり前にことです。

そのため、葬儀が終わった後は弔問に訪れる方の対応をしなくてはいけないのがデメリットです。
一般葬であれば、一斉に焼香をしてもらうことができますが、弔問の場合は各自ばらばらで訪れますから、その度に対応しなくてはいけません。葬儀が終わっても、しばらくは相続の手続きや生命保険の申請などいろいろな雑務で1ヵ月ほどは慌ただしい日が続きます。その間に、弔問客の相手で時間を取られるというのは、かなりの負担になる場合もあるでしょう。

また、あまり面識がない人でも、弔問に来ていただいたら自宅に入ってもらうことになります。こういったデメリットを踏まえて対策を考えておいた方が良いかもしれません。

2. トラブルが起こるリスクが高い

家族葬のデメリットの中でも、もっとも厄介なのは招かれなかった人への対応です。

家族葬は親しい人だけで行うもの、とされていますが、招く人の明確な定義があるわけではありません。
家族葬は家族だけで行う葬儀という認識の人であれば、葬儀に呼ばれなくても何も言わないかもしれませんが、親しい人が招かれることを知っている人は、「なぜ自分が呼ばれなかったのか」と不快に感じるかもしれません。

家族葬で誰を呼ぶかは遺族が判断することなので、文句を言われる筋合いはないのですが、人によっては面と向かって言ってくることもあります。こういったトラブルを防ぐには、故人とお付き合いのあった人には、事前に家族葬を行う連絡をしておくのがベストです。
このとき「故人の意向で」と伝えておけば、相手も「それならしょうがない」と理解をしてくれますし、葬儀後に連絡をするよりもはるかにトラブルのリスクが下がるでしょう。

3. お断りをしても葬儀に来る人がいる

家族葬を行う旨を事前に連絡して、参列は控えて欲しいということを書いているにもかかわらず、葬儀の日に呼んでいない人が来ることがあります。

もちろん、来てしまった人を追い返すわけにはいきませんから、そのまま葬儀を執り行いますが、家族葬は人数が決まっています。
香典返しも余分に用意していないのが一般的ですし、会食に関しても人数分しかありません。呼んでいない人が訪れると、対応でばたばたになってしまうこともあるでしょう。

静かにゆっくりと故人を見送れるはずの家族葬ですが、こういったトラブルがあると一気に慌ただしくなってしまうのも家族葬のデメリットです。
特に、高齢の方だと家族葬ということ自体理解できないこともあるので、必ず「弔問等はご遠慮ください」という一文を入れるようにしましょう。

家族葬の流れについて

家族葬は一般の葬儀と同じ流れで行われるので、葬儀社と打ち合わせをしながら準備を進めていきます。
ただし、葬儀の内容に関しては自由度が高いので、しっかり内容を詰めておかなくてはいけないこともあります。
ここでは、家族葬の流れをご紹介するので、内容を確認しておきましょう。

お通夜

亡くなった人が目を覚ますことを願い、一晩中線香を焚いて寝ずの番をするのが本来のお通夜で、もともと通夜には家族や親族しか参列しません。

しかし、今は告別式に参列出来ない方や近所の方などが参列することも多く、また斎場を利用する場合は通夜から告別式まで1日で行う1日葬にする方も増えています。
家族葬では、通夜に参列するのは家族や親族、親しい友人だけですし、場合によっては通夜をしないこともあります。

近年はお通夜に対する概念も変わってきていますから、どういった形のお通夜にするのか、そもそもお通夜をするのかどうかを決めておきましょう。

葬儀・告別式

葬儀と告別式は同日にするのが一般的ですから、家族葬でも1日で執り行って問題ありません。

葬儀が始まる前には、喪主の挨拶をするのがマナーです。家族葬であれば省略しても良いと考える方もいるようですが、儀式のメリハリをつけるためにも、葬儀前の喪主挨拶をしておくのがベストです。
挨拶の内容は簡単で構いませんが、葬儀に参列していただいた感謝とご足労いただいたお礼は必ず伝えてください。

告別式は最後の儀式となりますが、家族葬ではゆっくりと故人にお別れをすることができるので、時間に余裕を持たせておくといいでしょう。

出棺・火葬

告別式が終わると出棺です。
一般の葬儀では、出棺の前にも喪主挨拶をすることがありますが、家族葬で全員が火葬場に行く場合は必要ありません。
火葬場まで行かない人がいる場合は、出棺前に喪主挨拶を入れるか、個々に挨拶をしてお礼を言うか決めておきましょう。

家族葬に呼ばない方へのマナーについて

家族葬も一般の葬儀も基本的なマナーは同じです。
家族葬で一番気をつけなくてはいけないのが、家族葬に呼ばない方へのマナーです。

葬儀前に連絡を入れてしまうと、受け取った側は参列していいのか悪いのかの判断が難しくなります。「参列しなくてはいけない」「家族葬だから参列を控える」など人によって受け取り方は違うので、混乱をさせないためにも家族葬が終わってから報告しましょう。

葬儀の連絡をしないのは失礼だと思うかもしれませんが、葬儀前に連絡をしているのに、参列は控えて欲しいという趣旨を伝えると気分を害してしまう人もいますから気をつけてください。

家族葬に参列するときに押さえておきたい3つのマナー

家族葬は、規模が小さく参列者が限られているということ以外は一般葬と同じマナーがあります。
また、香典などに関してはご遺族の意向に従わなくてはいけないなど、家族葬ならではの決まりもあります。参列する場合には次でご紹介するマナーをしっかり確認しておきましょう。

1. 服装は一般葬と同じでブラックフォーマルが礼儀

家族葬の服装は、一般葬と同じでブラックフォーマルです。

男性はブラックスーツで靴下や靴、ハンカチ、ネクタイなどの小物もすべて黒で統一します。ワイシャツだけは白で、カフスボタンやネクタイピンなどのアクセサリーは着けません。

女性もブラックのワンピースやスーツで、肌を露出しないものを着用します。ストッキングや靴、バッグなどもすべて黒で、金具がついたものや光沢のある小物、殺生を連想させる革製品はいっさい身につけないようにしてください。

2. 香典は葬儀案内をチェックする

家族葬では、香典返しをしないことも多く、香典を辞退する遺族もいます。

香典が必要かどうかは、まず葬儀案内をチェックしてみましょう。香典を辞退する内容が書かれていた場合は、当然ですが持っていかないのがマナーです。
もしも、案内のどこにも香典に関することが書かれていないようであれば、家族葬でも香典を受付けている場合があるので、念のため香典を持参して受付で確認をしてください。

受付けている場合は、香典を持っていかないのは逆にマナー違反となってしまいますから、どちらか分からないときには持っていった方が安心です。

3. 香典を辞退されている場合は供え物や供花も持っていかない

香典を辞退されている場合は、せめてものお悔やみとして供え物や供花を持っていきたくなるかもしれませんが、香典を辞退されている時点で供え物も不要という意味になります。

香典じゃないとしても、供え物をいただいてしまったら遺族はお返しをしなくてはいけません。もしお互いの負担を軽減するためという考えのもと香典を辞退しているのなら、供え物を持っていくこと自体遺族の意向を無視していることになってしまうのです。

家族葬に参列しないときのマナーと注意点

家族葬に呼ばれなかった、もしくは都合が悪くどうしても参列できないという場合でもマナーがあります。
参列しないときのマナーは一般葬と同じですが、失礼なことがないように、念のため確認しておきましょう。
ここでは、参列しないときのマナーの中でも、特に注意したいことをご紹介します。

1. 香典を送る前に葬儀案内を確認する

参列できないのであれば、せめて香典だけでも送りたい、と思う方も多いようですが、香典に関しては遺族の意向を確認することが重要です。

家族葬では、香典を受け取らないこともあるので、いきなり香典を送るのはマナー違反になります。これは、弔電や供花にも言えることですから、香典だけではなく弔電や供花も辞退されていないか葬儀案内をしっかり確認しましょう。

送ってしまったからといって、面と向かって非難されることはありませんが、遺族にお返しの手間をかけさせてしまいます。香典を辞退されている場合は、そもそも香典返しを用意していない場合があるので、自己判断で送らないように注意してください。

葬儀後の弔問は1ヵ月以上経ってからにする

葬儀に参列できない場合は、少しでも早く弔問に伺いたいと思うかもしれません。

しかし、葬儀が終わった後というのは故人に関連するさまざまな雑務があり、遺族はとても忙しくなります。そんなところに弔問に行ってしまうと、いくらお悔やみのためとは言え、遺族にとっては迷惑になります。
もし弔問をしたい場合には、葬儀後すぐにではなく、最低でも1ヵ月は間を空けて伺うようにしましょう。

電話で、葬儀後の忙しさが一段落をしているかを確認して、弔問に伺って良いか聞いてみるのがマナーです。どうしても弔意を表わしたい場合は、喪中見舞いを送るという方法もあるので、遺族に負担をかけない方法を選んでください。

【まとめ】

家族葬は後悔のないよう慎重に

家族葬は、少人数の身内だけで行える葬儀です。ただし、参列する人数が限られてしまうだけに、故人の人脈を完璧に把握していないと礼を逸してしまうことがあるので注意が必要です。

故人がお世話になった人や幼なじみなど、本来お招きしなくてはいけない人を反故にしてしまうと、後々の対応が大変になってしまいます。家族葬にはメリットがある反面デメリットもありますから、慎重に決めなくてはいけません。
故人にとって、どのような見送り方が良いのかを遺族でしっかり検討し、最後のお別れで後悔することがないようにしましょう。