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お役立ちコラム

葬儀・法事・法要のお布施の相場や渡し方、マナーを紹介

2020/08/19

葬儀や法事では、読経や説法をしてくれるお坊さんやご本尊を守ってくれている僧侶に対してお布施を渡します。

基本的に直接現金を手渡すお布施ですが、サービスや商品に対して支払う料金とは意味合いが違うため、明確な料金表はありません。とはいえ、ある程度は相場が決まっていますし、渡し方やマナーなどの細かい決まり事もあります。

ここでは、お布施の相場や守るべきマナーをご紹介するので、故人の供養をつつがなく進めるための参考にしてみてください。

目次

お布施は葬儀や法要に対する感謝のお金!金額は明示されていない

お布施とは、葬儀や法要において、儀式を執り行っていただいたり戒名を付けてもらったりすることに対し、お坊さんや僧侶に支払う謝礼です。

もともとお布施とは、見返りを求めず人のために何かをすること、与えることだといわれており、仏教徒が自分を磨き、悟りを得るために行う6つの修行である六波羅蜜の1つです。細かく分けると金品を分け与える財施、仏教の教えを広める法施、人々を安心させる無畏施があります。

これらの中で、一般的に使われるお布施は財施になり、供養をしていただくことに対する感謝の気持ちを金品に代えてお渡しするという解釈が正解です。

お布施にはご本尊を守るという意味もある

お布施は感謝の気持ちとしてお坊さんや僧侶へ直接お渡しするものですが、サラリーマンでいうところのお給料とは違うので、お坊さんがそのままもらうお金にはなりません。

ご本尊を維持するには、お寺を管理する人が必要になりますし、傷みや破損があったら修繕をしなくてはいけません。そのためにはお坊さんや僧侶、そのご家族、またお寺の運営を行う事務員も必要になります。

お寺など宗教法人は税金が免除されますが、それでもお賽銭や寄付だけで賄うことは難しいため、お布施もご本尊維持に活用されます。つまり、お布施というのはご本尊を守るという意味も含まれているのです。

お布施に統一価格はない

一般的なサービスには○○料という名目がつき、料金も設定されていますが、お布施は対価として支払うものではないので、お坊さんや僧侶が金額を指定してくることは原則的にありません。

お布施を渡す側からすると、お布施であっても統一価格があった方が迷わずに済むので気が楽かもしれません。しかし、お布施は自ら差し出すもので、してもらったことへの対価ではないため統一価格はないのです。

そうはいっても、お布施をお渡しする場面では、包む金額に悩んでしまう方が多いのも事実です。こういった事情を受け、一部の葬儀社では葬儀や法要で必要となる費用の1つとしてお布施の金額が表記されていることもあります。

お布施の相場は葬儀と法事で違う

お布施には統一価格はありませんが、その代わりお包みする金額の目安となる相場はあります。

絶対に相場に合わせなくてはいけない、というものではありませんが、相場は知っておく必要があるでしょう。相場以下の金額をお包みしてしまうと、ご本尊の維持が難しくなることに繋がり、ひいては故人の供養にも影響を与えることになるかもしれません。

お布施の相場は葬儀と法事で異なるので、儀式に合わせて相場を確認しておくことも重要です。

葬儀のお布施の相場は20万円から50万円!宗派ごとに異なる

葬儀のお布施は、一般的には20万円から50万円が相場とされていますが、宗派によっても相場は異なります。戒名に位がある宗派では、位が上がるごとにお布施の相場も上がりますし、菩提寺との関係性でも相場は変わってきます。

近年は、菩提寺と檀家でお布施に関するトラブルも多くなっているので、ただ葬儀のお布施の相場を目安にするのではなく、宗派のしきたりに合わせた相場を確認しておきましょう。

曹洞宗のお布施の相場は30万円から60万円

曹洞宗の葬儀では、枕経やお通夜などでもお坊さんが儀式をしてくださるので、これらの儀式に対する御礼も含めたお布施をお渡しします。曹洞宗の戒名には位があるので、位に合わせて相場も変わりますし、喪主や故人の社会的地位、お寺とのお付き合いによっても相場は大きく変わってきます。

いずれにしても、戒名の位と儀式に対する謝礼が土台となるため、曹洞宗のお布施は30万円から60万円と少し高めです。

また、お葬式の規模によっては僧侶が複数人付いてくれることもあるので、お坊さんと僧侶の人数に合わせて80万円から100万円のお布施をお渡しすることもあるようです。

曹洞宗のお布施に関しては、相場よりも高額になることも少なくありませんから、事前準備が必要になる可能性もあるためお寺に確認しておくとよいでしょう。

臨済宗のお布施の相場は30万円から50万円

臨済宗のお布施は、お坊さんや僧侶にお渡しするものだけではなく、戒名を付けてもらった御礼も含みます。そのため、戒名の位で相場が変わります。

葬儀だけであれば20万円から30万円が相場ですが、戒名は一番下のランクで30万円、一般的な成人が付けてもらうことが多い居士・大姉は50万円前後のお布施が必要です。最高ランクの院居士・院大姉となると100万円が相場となるため、葬儀の相場よりも戒名のランクに気を付けて包みましょう。

ただし、戒名は生前に付けてもらうことが可能ですから、生前に戒名料をお渡ししている場合は一般的な相場となる20万円から40万円のお布施をお渡しすれば大丈夫です。

天台宗のお布施の相場は40万円から100万円

天台宗の葬儀でお渡しするお布施の相場は、法華経や阿弥陀経、般若心経などお経のおつとめに対しては5万円から8万円ほどです。

ただし、仏門に入ることになるため、葬儀の際には戒名を付けてもらいます。戒名はお坊さんに付けていただくので、戒名料も併せてお布施に包む必要があります。

天台宗の戒名の費用はランクごとに変わり、信士・信女の場合は30万円から50万円、居士・大姉の場合は50万から70万円、院信士・院信女の場合は70万円から90万円、院居士・院大姉は100万円以上が相場です。

一番下のランクと一番上のランクでは、70万円ほどの違いがありますが、この違いがお布施に反映されるので、天台宗のお布施の相場も40万円から100万円と幅が広くなります。

真言宗のお布施の相場は50万円から80万円

戒名は宗派によって意味合いが異なりますが、真言宗における戒名は仏様の弟子となるために付ける来世の名前とされています。戒名を付けないと仏様の弟子になれないため、必ず戒名を付けます。

戒名を付ける場合には、戒名料としてお布施を渡すので、葬儀のおつとめと併せた金額をお渡しするのが一般的です。他の宗派と同じく戒名に位があり、一番下の戒名であれば30万円、一番上の戒名になると100万円以上のお布施を包むのが一般的です。

戒名のランクは遺族の希望をある程度組んでもらえますが、基本的には生前の地位や社会貢献、先祖の戒名の位などを考慮してお坊さんが決めます。場合によっては一番上のランクの戒名になるということを知っておきましょう。

一番上のランクのお布施の相場は100万円以上になるため、もしお包みするのが難しい場合は事前に相談をしておくとよいでしょう。

日蓮宗のお布施の相場は20万円から40万円

日蓮宗の葬儀でお渡しするお布施は、1回につき5万円から7万円が相場です。1回につき、となっているのは、日蓮宗の葬儀はお通夜や葬儀だけではなく火葬式や3日法要など初七日までに何回も読経をしてもらうからです。

普通のお葬式の場合は、お通夜と葬儀の分を併せてお布施を包みますが、日蓮宗の場合は読経を唱えていただく度にお布施をお渡しします。相場は1回につき5万円から7万円ですが、読経を唱えていただく機会は人によって違うので、トータルの相場も20万円から40万円と幅があります。

また、日蓮宗でも戒名を付けていただくので、読経などのおつとめに対しての謝礼以外に、戒名料もお布施としてお渡ししなくてはいけません。戒名のお布施は、付けていただいた戒名のランクによって変わり、ランクが低ければ30万円、高ければ90万円が相場です。

浄土真宗のお布施の相場は10万円から30万円

浄土真宗では阿弥陀如来をご本尊としているため、お布施もお寺への御礼ではなく阿弥陀如来への感謝としてお渡しします。浄土真宗からは、他の宗派でいうところの戒名ではなく法名を授かります。

戒名は、戒律を守るものに与えられる名前なので位がありますが、浄土真宗は阿弥陀如来によって救われるという教えがあるため、法名には位がありません。

そのため、お布施に関して法名の位を考慮する必要はなく、お寺との関係や葬儀の規模だけで金額を考えます。相場は10万円から30万円と、宗派の中では一番低額です。

法名を授かる際にもお布施は不要とされていますが、法名を授けてもらった御礼として3万円から5万円ほどのお布施をお渡しすることがあります。

法事の相場は法要によって変わる

法事というのは故人の冥福を祈り、供養をする儀式で、忌明けまでの四十九日や年忌ごとに行う法要の総称です。法事でのお布施は法要ごとに相場も異なるので、法要に合わせてお包みできるようにしておきましょう。

四十九日の法要の相場は3万円から5万円

最近は、初七日の法要は葬儀と併せて行ってしまう方が増えていますが、亡くなった方が仏様の元に旅立つ日、つまり現世から旅立つ四十九日の法要は重要とされているので、執り行うのが一般的です。

四十九日法要は、霊魂が本位牌に移るため、読経をあげてもらいます。このときにお渡しするお布施は3万円から5万円というのが一般的ですが、宗派で若干異なるので、菩提寺の宗派に合わせて包みましょう。

*曹洞宗:3万円から10万円
*日蓮宗:5万円
*天台宗:3万円から5万円
*浄土真宗:葬儀時のお布施の1割もしくは年収の1%
*臨済宗:3万円から5万円

宗派ごとの相場だけ見ればあまり変わりはありませんが、戒名のランクやお寺との付き合いの深さも考慮して決める必要があるので、場合によっては四十九日の法要でも10万円から20万円のお布施を包むことがあるようです。

初盆やお盆の法要の相場は1万円から5万円

お盆は故人が家に帰ってくるとされていますから、地域によっては盛大に行うこともあるでしょう。

特に初盆は初めてのお盆となるので、親族だけではなく故人の友人や家族ぐるみでお付き合いのある人などを招きます。僧侶にもそれなりの手間をかけることになるため、初盆のお布施の相場は3万円から5万円です。少々高く感じるかもしれませんが、故人が初めて帰ってくる日ですから、お経を唱えてもらい手厚く迎えられることを思えば妥当な相場といえるでしょう。

初盆以外のお盆は、家族だけで行うのが一般的なので、規模も小さく僧侶も読経ではなく説法で終わりにすることもあります。おつとめの内容によって1万円から2万円というのが相場となっており、説法だけの場合は5,000円ということもあるようです。

一周忌のお布施の相場は3万円から5万円

故人の命日から1年経つ日に行われる一周忌は、亡くなってから1年という節目であり、遺族にとっては喪が明けることになるので一周忌法要を行います。

一周忌法要は四十九日法要と同じくとても重要な儀式ですから、ただ親族や知人が集まるだけではなく、お坊さんに読経をしていただくのが一般的です。読経をしていただくのですから、当然お布施は必要になりますが、宗派によって相場は若干異なります。

*曹洞宗:3万円から5万円
*日蓮宗:3万円
*天台宗:3万円から5万円
*浄土真宗:3万円
*臨済宗:1万円から3万円
*真言宗:3万円から10万円

大きな差はありませんが、宗派によって相場に少し違いがあるのが分かります。
ただし、同じ宗派であっても地域やしきたりで変わりますし、お寺によってはお布施の額が決まっていることもあるため、事前に確認しておくとよいでしょう。

一回忌法要以降のお布施の相場は1万円から5万円

法要は三回忌、七回忌というように節目で行いますが、年数が経つとお坊さんに読経や説法をお願いするという方は少なくなります。それでも、お坊さんにおつとめをお願いすればお布施は必要です。

一回忌法要のお布施は少し高額ですが、三回忌法要であれば1万円から3万円、七回忌法要は1万円というのが相場です。法要の規模やおつとめの内容でお布施も変わりますが、盛大に行わない限りは相場に合わせたお布施で問題ありません。

法要ではお布施以外に必要な費用がある

法要で必要となるのはお布施だけではありません。法要の会場が寺院以外で、霊園の法要室や自宅で行う場合は、僧侶はタクシーを利用するのが一般的なので、交通費として御車代をお渡しします。

御車代はかかった金額をそのまま包むのではなく、寺院から法要会場までの往復のタクシー代を概算するため、寺院と法要会場が近ければ5000円、少し遠い場合は1万円を包むのが礼儀です。もし自家用車やバイクで来られた場合でも、5000円は包みましょう。

また、法要の後には会食をするのが一般的で、僧侶の方にも出席をお願いするのが礼儀ですが、出席できない場合にはお食事代となる御膳料を包みます。自宅で会食をする場合は5000円、割烹料理屋で会食する場合は1万円から2万円が相場となります。

御車代や御膳料を渡すタイミングはお布施と同じでよいのですが、お布施の中に一括して包むのではなく、御車代と御膳料は別々の封筒に包むのもマナーの1つです。

葬儀と法事でお布施を渡すタイミングは異なる

お店であれば、お会計の時に支払いをすればよいですが、葬儀や法事では当然お会計というものはありませんし、基本的にお布施の渡し方に厳密な決まりはありません。

ただし、タイミングによってはお坊さんや僧侶にご迷惑をかけてしまいますし、葬儀と法事でもお渡しすべきタイミングは異なります。葬儀や法事の時には何かと忙しいですから、お布施をお渡しする理想的なタイミングを確認しておきましょう。

葬儀では通夜式か告別式の後に渡すのが礼儀

葬儀の時には、僧侶が葬儀の会場に到着してお迎えしたタイミングでお布施を渡すという方もいるようですが、最初にお渡ししてしまうと儀式の邪魔になりますし、保管も難しいので避けましょう。

葬儀の場合は、通夜式や告別式の後、僧侶がお帰りになる前のご挨拶のタイミングで直接お渡しするのが一般的です。

ただし、直接といっても手渡しということではありません。また、床に置いて差し出すというのもマナー違反です。

もっとも丁寧なマナーとしては、切手盆や祝儀盆に置いて差し出すのが理想的ですが、こういった専用のお盆がない場合は普通のお盆でも問題ありません。もしお盆がない場合は、お布施を入れた封筒を袱紗に包み、袱紗を開いてお渡ししてください。

ただし、渡すタイミングに関してはお寺で決めていることもあるので、タイミングを失敗しないためには寺院に確認しておくと無難です。

法事で渡すタイミングは事前に持参するのが理想

法事でお布施を渡す場合は、事前にお寺に持参するのが理想的です。

葬儀は突然のことですし、他にやらなくてはいけないこともたくさんあるのでお寺まで出向く時間がないかもしれませんが、法事の場合は日程も分かっていますから、お寺が遠いというわけでなければ出向くことは可能です。

どうしても事前にお渡しできないのであれば、法要が始まる前にご挨拶をするとき、もしくは法要後にご挨拶をするタイミングでお渡ししましょう。合同法要の場合、受付けがあればそこでお布施をお渡ししてください。

受付けがない場合は、合同法要では法要後にご挨拶できない可能性もあるので、法要前にご挨拶をしてお渡ししましょう。

お布施を渡す時はお布施のマナーを守ることも大切

日本では冠婚葬祭時のマナーが重視されますが、これはお布施に関しても同じです。葬儀や法事の時にお布施をお渡しするということは知っていても、お布施を入れる袋や書き方、お布施の渡し方の細かいマナーに関しては知らないという方も多いものです。

以下でお布施のマナーをご紹介しますので、お坊さんや僧侶に失礼のないようにチェックしておきましょう。

お布施は奉書紙に包む

香典は香典袋がありますが、お布施は専用の袋はなく、もっとも正式な包み方としては奉書紙を使います。あまり聞き慣れないかもしれませんが、奉書紙は椿紙に白土を混ぜて作られた和紙の一種で、古文書や奉書を書くときに使用されていたものです。

奉書紙に包む場合は、そのままお金を入れるのではなく、半紙でお金を包む中包みを作ってから奉書紙で包むのが正式な包み方となります。半紙がない場合は、お札用の中袋を代用しても構いません。

奉書紙にはざらざらした面とつるつるした面がありますが、中包み(中袋)をざらざらした面の中央に置いて、左、右、下、上の順番に折ってください。お布施は不祝儀ではありませんから、慶事と同じ上包みの折り方で大丈夫です。

奉書紙がない場合は白い封筒に包む

奉書紙は文房具店で入手できますが、どうしても用意できない場合は白い封筒に包みましょう。最近はお布施と書かれている封筒もあるので、お布施用の封筒であれば使っても大丈夫です。

普通の白い封筒を使う場合、郵便番号の記入欄があるようなものではなく、真っ白で何も書かれていないものを用意しましょう。

また、封筒の種類によっては二重のものもありますが、これは不幸が二重になると捉えられるため、お布施には使わないのが基本です。

不祝儀袋は使わない

葬儀や法要は仏事ですから、不祝儀袋にお布施を包めばよいのではと思うかもしれません。

ですが、不祝儀袋はご不幸があった方にお金を渡す時に使うものです。おつとめをしていただくお坊さんや僧侶は不幸があったわけではありませんから、不祝儀袋を使うというのはおかしいです。

不祝儀袋の方が豪華なので、感謝の気持ちでお渡しするお布施に向いていると思うかもしれませんが、使わないのが原則です。

お布施袋の正しい書き方

お布施袋は表書きと裏書きをします。

表書きは、上段に御布施(お布施)と書き、下段には施主の○○家もしくはフルネームを記載します。裏書きは、お包みしたお布施の金額と住所を記載してください。

お布施以外に用意する御車代や御膳料の場合は、お布施と書いた部分に御車代、御膳料と書きましょう。

住所や金額に関しては書かなくてもよいという意見もありますが、お布施を管理する際に誰からいくらもらったかが分からないと経理上不便ですし、金額を記載するのは丁寧とされていますから、書くのが正しい書き方になります。

ただし金額に記載に関しては、地域によってはルールが異なるので、お住まいの地域のマナーを確認しておきましょう。

また、書くものはできるだけ毛筆で、濃い墨を使ってはっきり書きましょう。仏事では、悲しみを表わすために薄墨で書くことがマナーとなりますが、お布施はおつとめをしていただいた御礼として渡すものなので、薄墨を使う方がマナー違反になってしまいます。毛筆がなければ筆ペンでもよいので、必ず濃墨で書くようにしてください。

お札は人物画が書かれている方を表にする

仏事や弔事では、お札を入れる場合のルールがあり、顔を裏面に入れるというのがマナーとなります。

しかし、前述したようにお布施は仏事ではないので、顔を裏面にして包む必要はありません。感謝の気持ちを伝えるものですから、お札の顔を表向きにして包みましょう。

同様の理由で、お札も旧札にこだわらなくて大丈夫です。逆に、お布施は用意しておくものですから、できるかぎり新札を包むのがマナーとされています。

お布施は袱紗に包むこと

基本的にお布施は袱紗に包んで、渡す時には袱紗を開き、その上に乗せてお渡しするのがマナーです。ご祝儀の受け付けで渡すように、手渡しというのはマナー違反になるので注意してください。

葬祭ホールでは黒い香典盆が用意されているので、盆の上に袱紗を広げて差し出すか、お布施を置いて差し出しましょう。自宅で渡す場合は、普段使っているお盆で構いません。

袱紗の色に関して特に決まりはありませんが、紺やグレー、緑色などは弔事だけで使用するものなので、お布施を包む袱紗は慶事でも使える紫色がおすすめです。

まとめ

一般的に、お布施は僧侶やお坊さんの働きに対して支払う料金というイメージが根付いています。しかし、お布施に関して明確な料金表はないため、葬儀や法要の時にいくら包めばよいのかが分からないという方も多いでしょう。

本来お布施は僧侶に支払うものではなく、ご本尊や菩提寺を経済的に支えるためにお渡しするものです。そもそも相場が存在しないともいえますが、常識に則って法事を進められるよう準備をしておきましょう。

また、お布施はいくら包むかということも大事ですが、それ以上に渡し方などのマナーの方が重要です。人々のために法施をされているお坊さんに対し、失礼がないようにお布施を渡すことは大切な作法です。

大事な仏様が死後の世界で安らかに過ごすための祈りに対し、感謝の心を表わす唯一のツールとなるのがお布施です。相場を知ることも大切ですが、感謝の気持ちをお布施という形でお渡しするという意味を忘れないようにしましょう。