祖母が亡くなった際「葬儀は、どうしよう」と母から相談を受けました。

と言うのも、母自身の体調があまり優れず、自宅療養中ではありましたが、しばらくの間はあまり無理はできない、と言う状況だったためです。祖父はすでに他界し、祖母の身寄りは娘である母か、孫であるわたしだけの状況です。とりあえず、母に変わって私が葬儀会社との打ち合わせを行うことになりました。

とはいえ、私にとっては初めての経験のため、葬儀を行う手続きなど何から始めたら良いのか分からず、最初はとても不安でした。実際には、希望の予算などを伝えると、すぐに無理のない範囲で様々なプランを提案していただき、スムーズに打ち合わせは進みました。

その中で「お別れの時間をゆっくりとれる」という部分に魅力を感じ、お別れ室を利用したプランを選ぶことにしました。
これなら、体調が優れない母にとっても良いのではないかと思いました。当日は、想像していたお葬式よりも、ずっとアットホームで穏やかなものでした。弔問客もごく限られた方のみだったこともあり、母や私があれこれを気を使うこともありませんでした。その日は母の体調も安定し、無事に、火葬の時まで見送ることができました。