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お役立ちコラム

葬儀の手伝いでやることや誰に頼めばいいかを紹介

2020/10/08

葬儀の規模にもよりますが、葬儀を滞りなく進行するためにはある程度の人手が必要です。そのようなときは、比較的故人と遠縁の親戚や友人、会社の関係者などに手伝いをお願いする必要があります。

葬儀のお手伝いにはどのような役割があるのか、誰にどのような手伝いをお願いすればいいのか、手伝いを頼まれた人は服装やマナーなどどのようなことを心がければいいのか、など心配な点について具体的にご紹介します。

葬儀の手伝いを頼まれた方、手伝いを頼む必要がある遺族の方は必見です。

目次

葬儀の手伝いとは

葬儀の規模にもよりますが、葬儀中は忙しい遺族にかわって参列者に対応してくれる人手が必要です。

喪主や遺族の手が回らない部分のフォローをお願いできる人がいると葬儀の進行もスムーズになります。喪主や遺族に葬儀に集中してもらうためにも、葬儀の手伝いの存在は不可欠です。

葬儀の手伝いの役割は主に5つ

葬儀の進行自体は葬儀社のスタッフがサポートするため、手伝いが必要なのは、受付、会計、台所、駐車場や道案内などの係です。

受付係は「葬儀の顔」

受付係は葬儀会場の受付に立ち、弔問客の対応をします。弔問客と最初に顔を合わせる、いわばその葬儀の顔となる重要な役目です。

弔問客からお悔やみの言葉をかけられた場合に、どのように返していいのかわからず、失礼がないようにいくつかパターンをご紹介します。

「本日はお忙しい中 お越しいただき ありがとうございます」
「本日は足元の悪い中 お越しいただき ありがとうございます」(雨天時)

ていねいな言葉を選ぶよう心がけることが大切です。

また、笑顔であいさつをすることや、「死」「重ね重ね」「続く」のような「忌み言葉」を使わないよう注意が必要です。

参列者からの香典や供物などの受け取り、芳名帳への記帳のお願いなどを担当します。当日中の香典返しがある場合は、その場で返礼品を渡します。

荷物やコートを預かるクロークの役割を担うケースもあります。

会計係は香典を預かる重要な役割

会計係は香典など受け取った現金を取りまとめて集計、管理します。受付係が兼務するケースもあります。

受付係が受け取った香典袋を預かり、中身を確認して香典帳へ金額を記入したのち、喪主または指定されてた相手へ引き渡しを行います。

受付係との連携が重要ですから、葬儀が始まる前に必ず受付係と打ち合わせをしておきましょう。

香典の中身はその場(受付の後ろあたり)で確認します。
もし香典袋に書かれている金額と中に入っている金額が違う場合、その場ですぐに受付係に伝え、弔問客に声をかけてもらう必要があるからです。

遺族から依頼があれば支払いも請け負います。多額の現金管理があるため、持ち場を離れないようにしましょう。

案内係は参列者の誘導や会場施設の案内を担う

案内係は受付を終えた参列者を席に誘導します。
トイレや自販機の場所など斎場内の案内をすることもあります。

接待・台所係は控室でのお茶出しなどを担う

接待・台所係は僧侶や遺族、参列者へのお茶出しや、通夜振る舞いの準備や後片付けを担当します。

最近は葬儀社スタッフが対応するケースも多くなっていますが、自宅で葬儀を行う場合などは必要です。

地域によっては、葬儀の時に出す味噌汁に特定の具を入れるなど、地域の風習が根強く残っているケースもあります。事前に喪主に確認しておきましょう。

駐車場・道案内係は会場に着くまでの案内を担う

駐車場係は駐車場に立ち、車で訪れた弔問客の誘導などを行います。車の手配をすることもあります。

道案内係は最寄り駅や交差点などに立ち、駅から会場までの順路案内をします。

また、葬儀のために周囲の交通に支障をきたす可能性があるケースでは、所轄の警察署で道路使用許可の申請を行う必要があるでしょう。

どちらも最近は葬儀社側で手配してもらうケースが多くなっています。

司会進行係は葬儀社が手配するケースが多い

司会進行係は葬儀の司会進行をします。
遺族と細かい打ち合わせが必要なため、葬儀社の担当者が受け持つケースも多いようですが、葬儀社を通じて専門業者に依頼するケースもあります。

全体進行の取り仕切り(世話役)は規模の大きな葬儀に必要

手伝いの代表(世話役)として喪主や遺族と相談しながら全体の進行を取り仕切る係です。各係の取りまとめも担います。

最近では、葬儀に必要な実務全般は葬儀社側が対応するケースがほとんどなため、世話役は立てないスタイルが主流です。

しかし、葬儀の規模が大きい場合などは、世話役を立てたほうがいいケースもあります。会社葬などでは葬儀委員長が世話役にあたります。

各係に向いているのはどのような人?

葬儀の手伝いに関して、誰にどの役割を依頼するべきといった明確な決まりはありません。
しかし、慣習的な傾向はあります。

たとえば、手伝いを取りまとめる世話役は葬儀全般を取り仕切る立場となるため、喪主の意向をくみやすい身近な人で、かつ葬儀の知識や経験もある程度持っている人物が依頼されます。

受付係は葬儀が始まってからもしばらくは受付に立っている必要があります。
そのため、近しい親族に任せるのは避けましょう。比較的遠い親族や知人・友人、会社関係者などに依頼する傾向が強いです。

会計係は多額の現金を扱うため、信頼のおける人が依頼される傾向が強いです。
間違いがないよう2人以上で担当し、それぞれ違う立場同士の組み合わせで選ばれるケースが多いようです。

受付と会計係は現金を扱うため、業者が請け負うことは基本的にありません。

接待・台所係は、喪主の友人や近所の人が依頼されるケースが多いようです。女性が担うのが一般的です。人手が必要な場合は、学生や未成年にお願いしても問題ありません。

駐車場(案内)係はずっと屋外に立っている必要があるため、男性が依頼されるケースがほとんどです。
葬儀場から長時間離れるため葬儀に参列できないことから、故人の親戚より遠縁の人や会社関係者、近所の方に依頼するケースがほとんどです。

職場の関係者が亡くなった場合や会社葬の場合

ここまでは一般家庭の葬儀に関する手伝いについてご紹介してきましたが、ここでは故人の職場の関係者として手伝いに行く場合や、会社葬を行う際の役割についてまとめました。

故人が職場の関係者だった場合は、個々に動かず会社の指示を待ちます。社内規定を定めている企業もあるからです。

訃報を受けたらすぐに必要な情報を確認する

訃報を受けたら、通夜・告別式の日時や会場、喪主の氏名を故人との関係のほか、花輪や供花の受け入れの可否や宗教などを確認します。

その上で上司や先輩に連絡・相談して社内規定を確認しましょう。

一般家庭の葬儀に会社関係者として参列する場合

故人または喪主や遺族の職場関係者として一般家庭の葬儀に参列する場合は、応援に4~5人応援に向かわせるのが一般的です。

部署内または各部署から代表者を出しますが、最近は家族葬が増えているため、会社からの手伝いは辞退されるケースもあるようです。

会社の社長や役員が亡くなり社葬を行う場合

社長や取締役などの役員が亡くなった場合、社葬を出す可能性があります。この際に社員が受け持つ役割は次の通りです。

受付・会計係 ・社員の役割の中でも最も重要な役目
・現金の取り扱いと弔問客への対応に慣れた経験者
・必ず複数人で行う
・会計は新人が指名される可能性もある(手間がかかるため)
会場案内係 ・新人が担うことが多い
・車で訪れた弔問客を会場内へ誘導する
・会場近くのトイレも含め施設の案内をする
道・駐車場案内係 ・若手の新人が引き受ける
・最寄り駅や道の途中に立ち順路案内する
・プラカードを持ち、会場まで誘導する

会場内の係を担当する場合は、何があってもいいように黒無地のシンプルなエプロンを用意しておきましょう。会社によっては黒い腕章が用意されるケースもあります。

葬儀の手伝いの心構えやマナー

葬儀の手伝いを頼まれることが初めてであったり、経験が少ない場合はわからないこともたくさんあるでしょう。

ここでは葬儀の手伝いについての心構えや知っておくべきマナーについてご紹介します。

手伝いを頼まれたらよほどのことがない限り引き受ける

喪主から葬儀の手伝いを頼まれた場合、よほどの事情がない限りお引き受けするのがマナーです。

依頼される=信頼されていると考え、遺族に対する誠意と故人への弔意を示すためにも引き受けましょう。

しかし、やむを得ない事情でお手伝いができない場合は早めにお断りの連絡を入れましょう。早い時期にお断りすれば、喪主側もすぐに代理を探せます。
無断で不参加は絶対にやめましょう。

お断りの連絡は、お手伝いの依頼があった方へするのが一般的です。
親族からなら親族へ、町内会や職場からならその代表者へ、お手伝い不参加の旨とお詫びの言葉を伝えます。

親族に連絡する場合は、お悔やみの言葉も忘れないでください。

香典は葬儀の際に参列する誰かに託すか、当日は電報を打ち、後日お参りに上がるときに遺族に直接渡します。

親族は訃報を知らされた時点で手伝いの必要性を確認する

葬儀の日時や場所が決まり次第、喪主や遺族は方々へ手伝いの依頼をする必要があります。

親族は訃報を知らされた時点で何か手伝えるものがないか確認しましょう。

最近は葬儀社スタッフが手伝いを担当したり、葬儀社から専門業者へ依頼するケースが増えていますが、少しでも喪主や遺族の手を煩わせることがないように心配りが大切です。

手伝いではあっても遺族の代表という気持ちを持つ

葬儀の手伝いをする場合、喪家側の者として見られます。何かあれば遺族に恥をかかせてしまう可能性もあるため、参列者に失礼がない応対をするように十分注意が必要です。

特に職場から派遣された若手社員や町内会などから大勢の内の1人などの場合、故人や喪家との関係が薄く、同僚や仲間と談笑したりだらけてしまいがちですが、それらもすべて喪主の不手際につながります。

手伝いであっても当日は気を引き締めた振る舞いを心がけなくてはなりません。

手伝い中に想定外の事態が起こったり、トラブルに発展する可能性もある場合は喪主や葬儀社のスタッフに相談し、支持を仰ぎましょう。

葬儀が始まる前に焼香を済ませる

葬儀のお手伝いをする場合、葬儀の間に焼香するのは難しくなります。喪主側に許可をいただいて、葬儀前の焼香をおすすめします。

会場内の案内図は頭に入れておくこと

受付や案内係以外でも、参列者からトイレなどの場所をたずねられることがあるかもしれません。葬儀会場内にあるトイレの場所や出入口などの場所を覚えておくといざと言う時に困りません。

覚えていなくても、会場内の案内図のコピーを1枚持ち歩くだけでも安心できます。

持ち場を離れる時は必ず同じ役割の人に声をかけてから

葬儀のお手伝いの最中に、トイレなどどうしても持ち場を離れなくてはならないケースもあるでしょう。そのようなときは、必ず役割を担っている人に声をかけましょう。

特に、会計係は現金を預かる立場ですから、持ち場を離れる際には一時的に別の担当者に預けましょう。

葬儀のお手伝いへの心づけは必要

葬儀の手伝いには、後日感謝の気持ちを添えてお礼を渡すのがマナーです

相手が「お気遣いなく」と口にされていても、お礼をしなくていいわけではありません。
故人のために時間を割いていただいたお礼として、しっかりと準備する必要があります。

葬儀の翌日または翌々日までに「おかげさまで、滞りなく葬儀を執り行うことができました」とあいさつを兼ねて渡しましょう。

時間の都合がつかず間に合わない時は、初七日を迎えるまでには届けましょう。更に遅くなっても必ずお礼をします。

一人ひとりに渡す時間が取れない場合は、世話役に全員分のお礼を託して、代表からそれぞれに渡していただくという方法もあります。

心づけの包み方

現金を渡す場合は、不祝儀袋や白い封筒(一重のもの)に入れます。数が多いと中身を入れ忘れることもありますから、余裕をもって準備をしておくことをおすすめします。

正式には白の奉書紙(ほうしょがみ)に白黒結び切りの水引をかけたものになります。

水引をかけたり、不祝儀袋を使用する場合は、「志」や「御礼」といった表書きと喪主の家名を入れましょう。
寸志は目上の方に贈るは失礼になるため、使うのは避けます。

品物を贈る場合は、必ずのし紙に包みます。

葬儀の後日にお礼の品を渡す場合、準喪服かそれに相当する装いをしましょう。男性は喪服またはダークカラーのスーツ、女性は控えめなダークカラーのスーツやワンピースが望ましいです。

相手の留守中に訪問することがないよう、事前に連絡を入れてから伺いましょう。

職場の場合は総務課などに連絡します。
故人が亡くなった際の手続きが済んでいない場合は、印鑑や必要書類も持参しましょう。

葬儀手伝いへの心づけの相場は1,000~2万円程度

葬儀のお手伝いに対する心づけの金額には決まりがなく、葬儀の規模や手伝ってくださった方の立場によっても異なります。

友人などに手伝いを依頼した場合は3,000円前後、世話役には1万~2万円、ご近所の方などには1人あたり1,000~3,000円程度が相場のようです。

ただし、地域特性や風習によってはお礼のやり取りをしないケースもあります。事前に前例や慣習について、確認しておくことをおすすめします。

職場の関係者には現金を包むのではなく、葬儀後のあいさつの際にみんなで分けられる菓子折りなどを持参します。
葬儀当日は供物として頂戴したフルーツの盛り籠からおすそ分けしたり、葬儀の後に出す食事で代えるケースもあります。

また、世話役が年長者の場合、現金や商品券でのお礼を渡すのは失礼にあたります。品物を用意して、お返しの品にするのが無難です。

お礼として贈る品物の選び方

葬儀でお世話になった方へお礼を兼ねてご挨拶にうかがう際に、持っていく品物選びに迷った場合は、次のようなものがおすすめです。

*タオルなどの日用品 (いくつあっても困らず、軽いので持ち運びも便利です)

*お菓子の詰め合わせ (賞味期限は余裕があるものを。個包装のクッキーなどみんなで分けられるものがおすすめです)
勤務先などへは代表者に渡し、みんなで分けてもらうようにしましょう。

*カタログギフト (予算に合わせて相手に好みの品を選んでもらえます。かさばることもなく、相手にも負担感がありません)

お手伝いのお礼と香典の返礼品は別物

葬儀のお手伝いをした場合、喪主側からお礼の品をいただくことがあります。

それとは別に香典返しを受け取っている場合、両方受け取っていいのか戸惑うこともあるでしょう。

しかし、手伝いのお礼は「手伝ってもらったので葬儀を無事に済ませられました」という遺族側の感謝の気持ちから渡されるものです。

香典返しとは別物と考えて、ありがたく受け取りましょう。

葬儀を手伝う際の服装は一般的な喪服を着用する

葬儀を手伝う場合は、一般的な喪服を身に着けていれば問題ありません。
勤務先の関係者としてお手伝いをする場合は、ブラックスーツも着用可能です。

また、接待・台所係になった場合は、弔問用のエプロンがあれば理想的ですが、白・黒・紺で無地のシンプルな物や白い割烹着を用意しておくと安心です。

動き回ることも多いため、女性はパンツスーツを着用しても問題ありません。ロングヘアの場合は地味目な髪留めで束ねましょう。

一般参列者との区別のため、男性は腕、女性は胸に喪章をつけるケースもあります。

慌てないためにも葬儀の手伝いを頼む・頼まれる可能性を理解しておく

人が亡くなるのは予想できるものではありませんから、葬儀の手伝いを頼まれるのも突然のことになります。

手伝いを頼まれるのは、一般的に故人と遠縁の親戚や仕事関係の人や友人、近所の方などです。

手伝いを頼まれたら、よほどことがない限りお引き受けしましょう。
どうしても難しい場合は、早急にお断りの旨とお詫びの言葉を伝えます。
手伝いには受付や会計などそれぞれ役割がありますが、どちらも「喪家側の代表」と見られることを忘れずに、参列者へ応対する必要があります。

葬儀の後は喪主側から手伝いをして下さった方たちにお礼の品を渡すケースがほとんどです。これは香典返しとは別物ですから、受け取っても問題ありません。

お礼の相場は地域の慣習や役割によっても異なりますが、1,000~20,000円程度が相場です。

現金の他、菓子折りやカタログギフトなどがおすすめです。年長者には現金や商品券をお渡しするのは失礼になりますから注意が必要です。

相手からお礼を辞退されても、故人のために貴重な時間を割いて下さったお礼は必ずお渡しするのがマナーです。

一生のうち何度かはお手伝いをお願いしたり、されたりする機会があるかもしれません。その時になって慌てないためにも、マナーとして知っておくと安心できることをご紹介しました。