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お役立ちコラム

海洋散骨とは?海に散骨する方法と注意点を紹介

2020/08/19

終活という言葉が一般的になってきた現代では、どのような葬儀や埋葬を希望するかを事前に決めている人も増えています。永代供養や樹木葬などさまざまな方法がありますが、注目を浴びているのが海洋散骨です。

そこで今回は、海洋散骨とは具体的にどのような方法なのか、また海洋散骨する際の注意点について紹介します。

海洋散骨とは海に散骨すること

海洋散骨とは、その名のとおり海に散骨する葬送方法です。生前、海が好きだった方や宗教と縁のない方を中心に注目されています。

墓をもつ必要がないのも注目される理由

現在の日本は、超少子高齢化時代を迎えています。そのため、遺族への負担を考えて墓じまいを選択する方や、永代供養を選択する方が増えているのです。

海洋散骨も同様で、海に散骨するため墓の管理が不要になります。遺族への負担を減らそうという方も海洋散骨を選択する傾向にあるのです。

海洋散骨の方法を4ステップで解説

海洋散骨は、基本的には家族で行うことも可能ですが、海上に出るための船の手配をはじめ、専門の葬儀業者に依頼したほうがスムーズに行えます。葬儀業者への事前の相談から申し込み、散骨までの流れを把握しておきましょう。

1.事前に相談したうえで申込みをする

海洋散骨を行う場合、まずは専門の葬儀業者に相談しましょう。家族の遺骨を散骨したいというのはもちろんですが、自分も将来海洋散骨してほしいといった相談も可能です。

同時に、家族と海洋散骨を行うかどうかも相談しておく必要があります。家族の同意を得ずに話を進めると、後でもめる可能性もあります。話し合いの際は、遺骨をすべて散骨するのか、あるいは一部を散骨する分骨にするのかも確認しておきましょう。業者や家族との相談がまとまったら申込みを行います。

2.申込書には必要な書類を準備する

海洋散骨を申し込む場合は、申込書に加えて必要な書類を用意しましょう。埋葬をしないで散骨するのであれば埋葬許可証を、埋葬した後にお墓から散骨する場合は改葬許可証が必要になります。

3.粉骨作業を行う

散骨するために、2mm以下のパウダー状まで粉骨していきます。粉骨する前に、遺骨にセラミック義歯の燃え残りなどの異物がある場合、取り除くようにします。

また、必要に応じて遺骨を洗骨する必要もあります。この場合、洗骨から1〜3日ほど天日干しするため、当日に粉骨は行えません。

4.実際に海洋散骨を行う

粉骨作業によってパウダー状になったら、海洋散骨の準備を行います。海洋散骨においては、そのまま散骨するのではなく、水溶性の紙に包んで散骨する方法もあります。

海上に出る際は、複数の家族がクルーザーに同乗するケースや、ひとつの家族がクルーザーを貸し切るケース、さらには葬儀業者が代行して散骨するケースもあります。葬儀業者に散骨を代行してもらう場合は、必ず散骨の証明書を発行してもらうようにしましょう。

海洋散骨は正しく行わないと法律や条例に抵触する可能性がある

海洋散骨自体は法律で禁止された行為ではありません。しかし、何も知らずに遺骨を海に散骨すると、法律や条例に抵触してしまう恐れがあるので注意しましょう。

自治体の許可なく埋葬はできない

日本で埋葬を行う場合は、墓地埋葬法において自治体の許可が必要とされています。この許可を得ずに埋葬をすると、刑法190条で定められた死体損壊の罪に問われる可能性があり、場合によっては3年以下の懲役が科せられてしまいます。

自治体よっては海洋散骨を条例で禁止しているところもある

海洋散骨は国の法律では禁止されていません。しかし、自治体単位では条例によって散骨を禁止しているところがあります。

たとえば、静岡県伊東市では海洋散骨の指針として、散骨事業者を対象に伊東市内の陸地から6海里以内の海域での散骨を禁止しています。また、北海道長沼町では散骨事業者のみならず、個人も対象として、墓地以外での散骨を禁止しています。

まとめ

海洋散骨は大きく雄大な海に遺骨を撒くため、故人が自然に還っていくロマンを感じさせる散骨方法です。また、超少子高齢化の影響もあり、管理が不要な散骨方法として多くの人から注目されています。

海洋散骨を行うときは、きちんと条例を守ることが大切です。せっかくの見送りの場が、条例違反となってしまっては意味がありません。海洋散骨ができる地域なのかどうかをしっかりと把握して、素敵なお見送りをしましょう。