お役立ちコラム
葬儀のマナーや最適な服装をご紹介
更新日:2024年06月23日
葬儀マナー
葬儀に参列する際は、故人や遺族に配慮してマナーを守った行動、服装を心掛けるべきです。しかし、葬儀に関するマナーは複雑でよく分からない方も多いでしょう。
そこで、今回の記事では、葬儀に持参すべきもの、葬儀に相応しい服装、焼香、香典のマナー、葬儀に参列できない時の対処法をご紹介します。これから葬儀に参列する方は、ぜひお役立てください。
この記事でわかること
葬儀で持参すべきもの
葬儀では、最低限「数珠」「袱紗」「香典袋」「香典」「ハンカチ」の5つのアイテムを持参していけば問題ないでしょう。
数珠は宗教、宗派によって玉の数などが異なりますが、必ずしも故人の宗派に合わせる必要はありません。自身が所有するものを持っていくと良いです。なお、数珠が必要なのは仏式の葬儀の場合であるので、それ以外の宗教の場合は持参しなくても大丈夫です。
ハンカチは、派手なデザインでないものを選びましょう。色は黒などの暗い色、もしくは白が望ましいです。袱紗は、祝儀袋を包むためのアイテムです。祝儀を渡す方は必ず持参するようにしてください。
香典は、故人に供えるお金のことで、香典袋は香典を入れるための不祝儀袋です。香典のマナーについては記事下部で詳しくご紹介します。
葬儀の服装マナー
葬儀の服装マナーは、お通夜と葬儀・告別式で異なります。一般に、お通夜は平服でもよく、葬儀・告別式はブラックフォーマルの喪服を着用するのがマナーとなっています。
お通夜は、故人の死後すぐに行われるため、喪服の準備が間に合わなくても参列できるよう平服でもOKとなっています。逆に、喪服でお通夜に参列すると、葬儀の準備を予め行っていたという理由により、マナー違反であると見なされることがあるので、注意が必要でしょう。なお、通夜までに時間がある場合は、葬儀・告別式と同様、ブラックフォーマルの喪服を着用することが多いです。
喪服のマナーは、男性と女性、子どもなど、立場によって若干の違いが見られます。
男性の場合は、白のワイシャツに黒のネクタイ、黒の革靴にブラックフォーマルの喪服を着用するのが基本です。ネクタイピンは着用しない方が無難です。
一方、女性の場合は、露出の少ないブラックフォーマルの喪服に黒、もしくは暗めの色でヒールが低めの靴と、黒、もしくは肌色のストッキングを着用するのがマナーです。化粧をするのは問題ありませんが、派手になりすぎないよう注意しましょう。アクセサリー類は原則禁止ですが、真珠のものであれば着用しても問題ありません。
子どもの場合は、学校の制服があれば、それを着用して参列すると良いです。もし制服がない場合は、下は黒や暗めの色のズボンやスカート、上は白のシャツと黒のジャケットを着用すれば、問題ありません。
焼香のマナー
焼香の手順は、まず親族や僧侶に向かって一礼をして、その後に焼香の場所まで移動します。焼香を行う際は、左手に数珠をかけ、右手の人差し指と親指の二本の指で抹香をつまみます。
抹香をつまんだ後は、合掌を行い、深く一礼を行います。そして、再度親族や僧侶に向かって礼をして、その場を離れます。
なお、焼香の手順や有無は宗教、宗派によって異なります。例えば、キリスト教の場合は、焼香ではなく献花を行います。そのため、ここで紹介した手順通りに行われないことも多々あります。間違った作法で行わないためにも、少しでも何か不明な点があったら、遠慮せずにその場でやり方を尋ねるようにしてください。
香典のマナー
香典に包む金額の目安は、故人との間柄や年齢によって変化します。例えば、同じ職場に勤めていた方の葬儀に参列する場合、自身が20代なら5000円前後、30代なら5000円から1万円の間、40代以上であれば1万円以上包むのが一般的です。
香典を包む香典袋は、御霊前と記されたものを使用することをおすすめします。なぜなら、御霊前と記載された香典袋であれば、基本的にどの宗派でも問題なく使えるからです。
香典袋は袱紗と呼ばれる袋に包んで遺族に渡します。渡すタイミングは、お通夜、告別式のどちらでも構いません。
葬儀に参列できない時の対処法
お通夜と告別式のどちらか一方のみにしか参列できないという方もいるでしょう。その場合は、一方に参列するだけで問題ありません。一般に、故人と近い関係ではない人はお通夜のみに参列して、近しい関係者は告別式に参加するというパターンが多いです。このように、片方だけに参列するというのは、決して珍しいことではないので、心配はいりません。
なお、故人と近い関係ではない人であっても告別式に参列することは問題ないので、お通夜に参列できない場合は、告別式に顔を出すと良いでしょう。
訃報は突然訪れるものなので、お通夜にも告別式にも参列できない方もいるでしょう。その場合は、弔電を打ち、その後にお悔やみ状と香典を現金書留で遺族に送付してください。もしくは、代理人に出席させるという手もあります。いずれにせよ、参列できない場合でも何かしらのアクションを起こす必要があります。
ただし、電話で故人を偲ぶ気持ちを伝えるのは控えた方が良いです。なぜなら、電話対応により遺族に余計な手間を強いることになるからです。葬儀の準備や手配は、とても大変であるので、なるべく相手の手を煩わせるようなことは避けるべきでしょう。
まとめ
葬儀の基本的なマナーや服装についてご紹介しました。葬儀に参列する際に守るべきマナーはとても多いので、すべてを把握することは難しいです。今回の記事では、最低限知っておくべき情報のみをまとめたので、これから葬儀に出席する方は、ぜひ本記事の内容だけは抑えて頂けたら幸いです。
記事監修者
株式会社京花代表の石野 泰弘。京花は板橋区を中心に、1都3県を中心に活動している葬儀社です。
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