お役立ちコラム
葬儀・葬式の流れやマナーを紹介
更新日:2024年06月23日
葬儀マナー
葬儀や葬式は、亡くなった家族と最後のお別れの場です。突然のお別れなどでは何から始めていいかわからない…という方も多いですが、きちんと流れを把握しておきましょう。
ここでは、実際に葬式はどのように行われているのか、亡くなってから葬儀までの流れやマナーについて紹介します。
この記事でわかること
目次
亡くなってから通夜までの流れ
まずは、亡くなってから通夜までの流れを説明します。
1. 死亡診断書が出される
死亡判定をした医師から、死亡診断書が出されます。死亡診断書は、人が死亡した際に、医学的・法律的に詳しく説明をした書面です。死亡診断書はとても重要な書類で、出してもらわないと火葬ができません。
2. ケアをする
死亡判定がされた後に、以下のケアを行います。
末期の水
あの世で渇きに苦しまないように…と願いを込めて行う風習です。茶碗に水を入れ、箸に挟んだガーゼに水を含ませて故人の唇を潤してあげます。関係が深かった順に行っていきます。
清拭と着替え
遺体をアルコールやお湯で拭きます。その後、口や耳・鼻などに脱脂綿を詰め、病院で着ていた服から故人が好む服へと着替えさせます。
エンゼルメイク
死化粧と呼ばれるもので、爪を切ったり髪を整えたり、薄く化粧をしたりします。できるだけ生前の顔に近づけるよう、病気でやつれてしまっていたようであれば、頬の部分に綿を含ませることもあります。
3. 葬儀を依頼する葬儀社を決める
自宅で亡くなったら自宅で安置をしますが、病院で亡くなる人が8割を超えています。病院で亡くなった場合は搬送から葬儀社にお願いするため、亡くなってすぐに依頼する葬儀社を決めなければいけません。霊安室は長い間安置しておけないため、素早く葬儀の手配をする必要があります。
最近は生前に葬儀社を決めている人もいますが、何も決まっていない場合は家族が決めます。多くは家の近くに斎場がある葬儀社になるでしょう。
もしもすぐには決められない場合、葬儀社は搬送だけも行っているため、とりあえず葬儀社を決めて自宅まで搬送してもらい、その後葬儀を頼む葬儀社を決めることも可能です。
4. 親族や友人へ連絡をする
親族や友人に葬儀へ参列してもらう場合、少しでも早く予定を確認したほうがいいでしょう。相手も葬儀があるとなると予定を空けなくてはいけないですし、すぐにでも顔を見に行きたいと思っているかもしれません。できるだけ早く連絡をしてください。近しい親族には亡くなってすぐ、友人や遠い親族には落ち着いてからがベストです。
特に、必ず葬儀に参列してほしい親族には先に連絡しましょう。親族の都合がいい日で葬儀を段取りするという方法もあります。
5. 葬儀社に遺体を搬送してもらう
病院から遺体を搬送してもらう段階で、葬儀社に依頼しなければなりません。一度自宅に安置するケースもありますが、最近は直接斎場に運んでしまうケースが増えています。自宅にするか斎場にするかを決めたら、葬儀社に遺体を搬送してもらいましょう。
6. 安置して枕飾りをする
搬送先では、布団に安置します。北枕にして安置後、線香やろうそくなどの枕飾りをして、枕団子などを供えましょう。葬儀社が行ってくれることがほとんどなので、特に準備しなくてはいけないものはありません。
7. 枕経・枕勤めをお願いする
枕飾りができたら、僧侶を読んで枕経を読んでもらいます。また戒名を授かっていない場合は授与してもらいましょう。付き合いのある寺院の僧侶にお願いすることがほとんどですが、もしお願いできる寺院がないというときは、葬儀社に相談してください。葬儀社と付き合いがある寺院を紹介してもらえます。
8. 納棺をする
納棺は以下の流れで行われます。
湯灌
故人の体を洗うことで清めるという意味で行われている儀式です。
死装束を着せて死化粧をする
死装束は、旅立つための服装です。ただし、最近は故人が気に入って着ていた服を着せることもあるため、真っ白の昔ながらの死装束を着せることは減っています。
死化粧は亡くなってすぐにすることもありますが、湯灌をしたのちに再度整えます。
最後に納棺をする
準備がすべて終わったら、納棺をします。本来、納棺は遺族がするものだったのですが、最近は納棺師と呼ばれる専門業者が行うケースが増えています。
9. 手続きや準備を済ませる
お通夜と葬儀に関する準備や手続きは、すべてお通夜の前に終わらせます。葬儀内容を決めたり、葬儀の告知をしたり、僧侶へ連絡をいれたりとやるべきことがたくさんあるのですが、すべて決まらないとお通夜や葬儀ができません。準備はできるだけ早めにしておきましょう。
通夜当日の流れ
次に、通夜当日の流れを紹介します。
1. 準備の最終チェック
通夜の準備は通夜の前にひととおり終わらせておくのですが、事前に打ち合わせをしたとおりになっているかどうかを確認しましょう。
案内係や受付係など世話役がそろっているか、誰から贈られた供花であるかなどがわかるようになっているかなどをチェックします。
2. 受付を行う
受付係は、受付開始となる30分前には受付につき、香典を受け取ったり芳名帳に氏名と住所を記入してもらったりと参列者にも指示をしながら受付を行います。季節によっては防寒着などの衣類を預かることもあります。
3. 僧侶が入場する
さまざまな役割についていた世話役も全員が着席をします。一般的には、祭壇に向かって右側に遺族が座り、左側に葬儀委員長、職場関係者、友人などが座ることが多いです。故人との血縁が近い順に席を決めてください。
通夜開始時刻になったら、葬儀社担当者が僧侶を呼び僧侶が入場します。
4. 読経中に焼香をする
僧侶が読を行います。時間はおよそ30分程度です。最近はほとんど椅子が配置されていますが、斎場や会場のタイプによっては長時間正座をしなければなりません。
僧侶か葬儀社担当者かのどちらかが、焼香のタイミングをつたえます。席順で、喪主・親族・参列者と焼香していきます。
5. 法話を聞く
読経が終わると、僧侶からの説教や法話がある場合も多いです。遺族や参列者はそのまま聞いているべきですが、世話役は焼香が済んでいる参列者を、通夜ぶるまいが行われる場所へ案内したり、退屈している子供を別室に案内したりという心遣いも必要でしょう。
6. 僧侶が退場する
僧侶は法話が終わると退席します。遺族は、そのままで軽くお辞儀をして見送ってください。
7. 喪主が挨拶をする
喪主から参列者への挨拶を行います。参列してくれたことへの感謝や、故人に対する厚情のお礼を伝えましょう。そのまま通夜ぶるまいの会場へと案内してください。
8. 通夜ぶるまいを行う
通夜のあと、参列者への感謝を込めて食事やお酒でおもてなしをします。あらかじめ参加する人数はわからないので、おおよそで予測して準備しておきましょう。時間は1時間ほどで、次の日は葬儀もあるので早めに締めの挨拶を行いましょう。
9. 棺守りをする
参列者が帰宅し、遺族だけの時間です。本当の意味の通夜で、夜通しで線香の火と明かりを絶やすことなく棺に寄り添います。夜通しなので交代しながら、体力や余力がある遺族で行いましょう。
葬儀・告別式の流れ
通常は通夜の翌日に葬儀・告別式が行われます。実は葬儀と告別式は違うもので、葬儀は人の死を弔うための儀式全体を意味しており、告別式は焼香で故人にお別れをするために行われているものです。
以下に、葬儀・告別式の一般的な流れを紹介します。
1. 葬儀と告別式のチェック
通夜と同様きちんと準備がされているのかをチェックします。
2. 受付を開始する
受付は30分前には開けます。香典は通夜の時点でいただいている場合が多いため、あまりお金のやり取りは発生しません。
3. 着席後開式する
定刻より前に着席して、僧侶を待ちます。祭壇に向かって右が遺族、向かって左が友人や葬儀委員長などが座ります。僧侶が入場するときは合掌し、目礼ではじめましょう。
読経と引導
僧侶が読経を始めると、宗派にもよりますが40~60分ほど時間がかかります。
弔辞や弔電を紹介する
事前に喪主から依頼をされた人が弔辞を述べます。全部読み上げるのではなく、数通だけで残りは名前だけ読み上げます。
僧侶が読経・終了
弔辞や弔電が終わると、また読経です。その間に親しい順から焼香をしていきます。一般参加者は出棺を待つため外に出ましょう。
出棺の流れ
葬儀・告別式が終わると、いよいよ出棺です。
1. お別れの儀をする
花を棺の中に入れて飾りつけます。花を棺の中に入れる別れ花をしたり、手紙や写真をいれたりしましょう。
2. 棺を搬出する
故人の足が先になるように持ち、霊きゅう車に入れます。
3. 遺族挨拶を行う
挨拶では、感謝とともにお礼やお願いを素直に伝えてください。
葬儀日程を決めるための4つのポイント
葬儀日程は葬儀会社と相談しながら決めるのですが、決める際には以下の4つのポイントに気をつけましょう。
1. 葬儀の形式を確認する
葬儀の種類は、大きく分けると以下の3つです。葬儀に形式によって1日だけなのか id=”3″2日かかるのかが異なるため、葬儀日程を決める際は葬儀の形式確認は必須です。
一般葬・家族葬
一般的な葬儀で通夜を行った次の日に告別式を行うという2日に分けられた葬儀です。
火葬式・直葬
通夜や告別式を行わない葬儀です。
一日葬
告別式と火葬が1日で終わることから一日葬と呼ばれますが、最大の特徴はお通夜をしないことです。
2. 火葬場の空きを調べる
火葬場が空いていないと、葬儀のスケジュールも決められません。火葬場の空きは葬儀を行う際の最重要事項なので、空き状況に合わせたスケジュールで葬儀が行われるのです。火葬場が混雑していると数日待たなくてはいけなくなる 場合もあります。
3. 僧侶や親族の都合を確認する
付き合いがある寺院の僧侶にもスケジュールがあり、すでにほかの葬儀が入っていたり、そのほかの都合があったりして希望する日にちに来てもらえない可能性もあります。
また親族にもそれぞれどうしても外せない用事があるかもしれないので、僧侶や必ず参列してもらいたい親族にはあらかじめ都合を確認してください。都合がいい日のなかで葬儀の日を決めましょう。
4. 亡くなってから火葬までは24時間以上空ける
一般葬で通夜と告別式を行うと自然と2日以上はかかりますが、実は法律で亡くなってから24時間は火葬・埋葬をしてはいけないという決まりがあります。たとえば、仮死状態で死亡判定をしてしまい、その後蘇生した…など、何が起こるかわかりません。
これは医師の死亡判断ミスを防ぐための法律で、必ず守らなければならないものです。
遺族が気を付けるべき葬儀のマナー
大切な家族が亡くなってすぐの葬儀では心身ともにつらい状況でしょうが、しっかりと送り出すために遺族も葬儀で気を付けなければならないマナーがあります。
1. 正喪服を着る
喪主や遺族は、故人とのつながりが深いことを示すように、参列者よりも格上の喪服を着ることがマナーです。一般参列者は準喪服もしくは略礼服で参列をするため、参列者と同じにはならないように気を付けてください。
以下に、男性・女性の正喪服をご紹介します。
男性の洋装:モーニングコート(昼)・ブラックスーツ(夜)
*ネクタイは黒、ネクタイピンは付けない
*カフスボタンは光るものを避ける
*昼もモーニングコートではなくブラックスーツでも可
男性の和装:黒羽二重染め抜き五つ紋の着物・羽織・袴
*袴は仙台平もしくは博多平
*帯は目立たない色の角帯
*足袋は白か黒、草履の鼻緒は黒
女性の洋装:ワンピース・スーツ・アンサンブル
*光沢がある生地・透けている生地は避ける
*丈は座ったときに膝が隠れるぐらい
*ストッキングは黒、布製のパンプスがオススメ
女性の和装:黒無地染め抜き五つ紋
*帯留めはつけない
*帯は黒無地か紋織を絞める
*半襟や足袋は白
*帯締めなどの小物はすべて黒
*草履は黒っぽい布製
服装は、喪主や遺族だからこそ大事なものです。常識外れのマナー違反にならないように服装には気を付けましょう。
2. 葬儀では参列者のおもてなしをする
通夜や告別式が終わるまでは、喪主や遺族がバタバタしてしまうものですが、参列してくれたことに対する感謝は忘れてはいけません。参列者には以下のおもてなしを行いましょう。
返礼品を渡す
通夜や葬儀の後に、参列者に対するお礼の気持ちとして返礼品を渡します。香典の有無は関係なく参列してくれた方全員に渡すのを会葬返礼品といい、通夜ぶるまいに出席しない人への通夜返礼品、そして忌明け後に香典のお返しで送る香典返し、と返礼品は種類が3つあります。
最近は香典返しも葬儀当日に渡す「当日返し」が主流です。参列者に持ち帰っていただかなくてはならないため、あまりかさばらないものが喜ばれます。
通夜ぶるまい
梅雨が終わり次第、お酒や食事をふるまうことが「通夜ぶるまい」です。参列者へのお礼を込めること、さらに個人の供養の意味もあります。軽い食事やお酒でもてなしましょう。ただし、葬儀が翌日に控えているため、長時間にならないように気を付けます。
精進落とし
四十九日の忌明けから、精進料理をきっかけに普通の食事に戻すのですが、最近は火葬してからすぐに初七日の法要を行うことが増えているため、葬儀後に精進落としをふるまうことも多いです。参列者や僧侶をねぎらう意味を持つため、喪主や遺族は末席に座ってもてなしましょう。
会葬の礼状
会葬礼状は、本来なら葬儀の後に改めて郵送するものでしたが、最近は通夜の受け付けで返礼品と一緒に渡すことが多いです。実は会葬礼状にも書き方のマナーがあり、あらたまる場合は句読点を除いて1字分を空けてから、行の頭をそろえて書きましょう。
3. 僧侶へのもてなしも忘れずに行う
僧侶に対するもてなしも、遺族側としては忘れてはなりません。僧侶が到着されたら控室へと案内、茶菓でもてなします。通夜ぶるまいや精進おとしには僧侶も同席してもらうようにしましょう。
葬儀は宗教・宗派ごと違う
葬儀の内容は、宗教や宗派ごとにやり方がまったく違います。どのような違いがあるのかみていきましょう。
仏教
日本では最も広まっている葬儀の方法です。僧侶が読経をし、戒名をつけてもらいます。参列者はお焼香・数珠などで成仏を祈るというスタイルの葬儀です。宗派によっても内容が異なるため、以下で紹介しましょう。
浄土宗
念仏を唱えることで極楽浄土に至るとされており、修業は必要ありません。葬儀では南無阿弥陀仏を唱えて、お線香を立てるのは1本、お焼香は1回~3回です。また、僧侶と参列者全員で、南無阿弥陀仏を10回唱えるという「十念」を葬儀で行います。
天台宗
ほかの宗派と比べて、とても穏やかで「円・密・禅・戎・念仏」のすべてを受け入れます。南無阿弥陀仏を唱えて、お線香は3本、お焼香は1回~3回が正式な方法です。
浄土真宗
胸のなかで念仏を唱えることで往生できる、といわれています。浄土真宗はさらに宗派が分かれることも知られている宗派です。人は死ぬことによって極楽浄土に迎えられると考えられています。
葬儀では浄土宗と同じように南無阿弥陀を唱えるものの、お線香は立てずに寝かせます。お焼香の回数は宗派によって違い、本願寺派は1回、真宗大谷派は2回、真宗高田派は3回です。
神式
神式の葬儀は、神道に基づいて行われます。神式の葬儀は、聖域である神社では葬儀を行いません。仏教式と同じような葬儀ですが、故人は家の守護神となる、といわれているのです。
キリスト教
キリスト教の葬儀は教会で行われ、賛美歌や聖歌などを歌います。キリスト教の葬儀は死ぬことを悲しいと考えず、神に召されることを祝福するために行われるのです。キリスト教でもカトリックとプロテスタントによって、葬儀の方法も変わります。
無宗教
無宗教式の葬儀は、最近増えています。宗教や慣習がないため、自分たちで理想の葬儀が作れるでしょう。
参列者が気を付けなければならないマナー
葬儀に参列する際、第一に考えなければいけないのは家族を失った遺族の気持ちです。失礼なくマナーをしっかりと守ることが、遺族のためにもなります。
葬儀に参列する際、気を付けなければならないマナーについてみていきましょう。
服装のマナー
まずは、男性・女性・子供の服装に関するマナーをご紹介します。
男性の服装は光沢のない黒で統一
男性は黒もしくは黒に近いダークスーツとネクタイで参列します。ワイシャツは柄物ではなく白が好ましいです。また靴は光沢がないものを選び、座ったときに見える靴下も黒っぽい色で統一します。
女性の服装も黒!アクセサリーは結婚指輪と真珠のみ
黒のワンピースもしくはスカートが一般的な服装です。アクセサリーは結婚指輪以外つけず、もしつける場合は真珠のネックレスなどが好ましいでしょう。靴はヒールが高くないパンプスに、黒のストッキングを合わせます。靴とバッグは光沢や金具がないものを選びましょう。
子供の服装は制服でOK
学校に通っていて制服があれば、制服が礼装としてふさわしい服装です。制服がない場合は、白のシャツやブラウスに黒もしくは黒に近い色のブレザーやカーディガンを合わせます。またスカートやズボンも暗い色で統一してください。靴も黒っぽい色ですが、靴下は黒がなければ白でもOKです。
振る舞いに関するマナー
次に振る舞いに関するマナーをご紹介します。
時間より早めに行き、終了まで参列する
通夜、告別式ともに知らされた時間よりも少し早めに着くようにしましょう。遅れて参加するとなると受付も再度開けなくてはならなくなりますし、バタバタして迷惑をかけてしまいます。
ただし、急な通夜でどうしても遅れてしまうなど、状況によってはマナー違反にはなりません。遅れることがわかっていれば、あらかじめ連絡を入れておくと親切です。
また終了まで参列することもマナーです。どうしても途中で帰らなければならないのであれば、末席に座って参列し焼香を終えたら静かに退席してください。
受付でスムーズに対応する
受付では、お悔やみを述べてから香典を渡します。また芳名帳には名前と住所を記帳して、一礼したら離れましょう。受付は多くの人が行うため、その場で遺族と長話をするのは避けてください。お悔みは一言程度で問題ありません。
静かに待つ
通夜や告別式が始まるまで時間があっても、遺族に話しかけにいったり知人と談笑をしたりするのは好ましくありません。静かに待ち、知り合いを見かけても黙礼をする程度にとどめます。
マナー違反とされる5つの行動
参列者のマナーを学んだところで、やってはいけないマナー違反の行動を紹介します。
1. 新札を使って香典を渡す
香典に新札を使うと、死を待っていたかのような印象を与えてしまいます。新札やきれいなお札しか手元にない場合は、折り目をつけるなどして新札ではないお札にして使いましょう。
2. 遺族に話しかけて長話をする
葬儀の際、遺族に話かけて長話をするのは好ましくありません。親しかった場合であっても、当日はお悔やみを伝えるだけで長話をするのは控えてください。また、亡くなられた経緯を聞くことももちろんマナー違反です。
3. 知り合いを見つけて話をする
斎場で知り合いに会っても、決して話をしてはいけません。特に故人に関係がない話をすることは禁物です。私語は慎みましょう。
4. 通夜振る舞いを断る
通夜振る舞いは、故人を供養するという意味が込められている行動です。遠慮するのはマナー違反なので、声をかけられたら断らないようにしましょう。ただし、長居は禁物です。遺族の疲労をくみ取り、早めに切り上げてください。
5. 小さな子供を連れていく
まだ静かにしていることができない子供は、故人と関係がない限り連れていかないようにしましょう。途中でぐずったり大きな声を出したりすると葬儀の迷惑になってしまいます。
葬儀の流れやマナーは重要!不安な点は葬儀社に相談を
葬儀はわからないことだらけという方も多いですが、大事なのはきちんと流れやマナーを把握しておくことです。
不安な点があれば葬儀社に相談しながら、落ち着いて葬儀を進めていきましょう。
記事監修者
株式会社京花代表の石野 泰弘。京花は板橋区を中心に、1都3県を中心に活動している葬儀社です。
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