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葬儀にふさわしいベルトとは?選び方やマナーをご紹介

更新日:2020年08月19日

葬儀のベルト

葬式に参列する際、喪服や数珠、袱紗(ふくさ)などの状態をきちんとチェックできても、ベルトには気が回らない人も少なくありません。

ジャケットで隠れるから気にしなくてもいいと考える方も多いですが、暑い季節や室内の空調によってはジャケットを脱ぐ場合もありますし、会席などジャケットを脱ぐシーンも考えられます。

そんなとき、ベルトが悪目立ちしてしまうと、恥ずかしい思いをしてしまいかねません。大人のマナーとして、葬式にふさわしいベルトをきちんと理解しておきましょう。

ここでは、葬式にふさわしいベルトをはじめ、靴や鞄のマナーと選び方についてもご紹介します。

葬式にふさわしいベルトの選び方:男性編

男性の場合、ジャケットで隠れるとはいえ、ベルトは必ず身に着けるものです。そのため、弔事用のベルトを1本準備しておくことをおすすめします。

弔事用のベルトを選ぶ際に押さえておくべきポイントをご紹介しましょう。

1. 色

色は「黒」が基本です。紺やダークブラウン、グレーなどであればいいだろうと思われがちですが、喪服が黒いため意外と目立ってしまいます。また、色は黒でもエナメルのようにつやのあるものはNGです。マットな黒色のベルトを選んでください。

2. デザイン

デザインは無地のものがベストです。控えめであっても、柄や模様が入ったものは避けてください。とくにクロコダイルの型押しなど動物の皮をイメージさせるものは「殺生」につながるため、葬式ではマナー違反です。

3. 素材

素材は本革または合皮を選びましょう。動物の皮は「殺生」をイメージさせるためNGと前述しましたが、ベルトや靴に使われるシンプルな皮革素材はOKとされています。

ただし、やはりワニ革やヘビ革などは、見た目から「殺生」がイメージされてしまうので避けましょう。

4. バックル

葬式には「金色」はふさわしくありません。したがって、バックルも金色は避けます。シルバーはOKですが、つや消しのものを選びましょう。凝ったデザインではなくシンプルなものをおすすめします。

葬式にふさわしいベストなベルトは、バックルも黒の革でカバーされたタイプです。

5. ベルト幅

フォーマルの席で着用するベルトの幅は、2.5cm~3.5cm程度が適しているといわれています。喪服のスラックスに通すのであればそれほど太いベルトを選んでしまうことはないと思われますが、ベルト通しギリギリの太さのベルトや、幅2cm未満の女性が着けるような細いベルトは、大人のマナーとしてはNGです。

葬式にふさわしいベルトの選び方:女性編

女性は喪服のデザインによってベルトをする・しないが変わってきます。

たとえばワンピースタイプの場合ベルトは不要です。なかにはベルトがセットになっているものもありますが、そのようなものはたいてい喪服に適したデザインになっているはずなので、そのまま着けて参列しても問題ありません。

ここでは、女性がフォーマルなスーツを着用して葬式に参列する場合、ベルトをどう選べばいいのかを解説します。

1. 色

色はもちろん黒を選びます。エナメルのようにつやのあるタイプや、表面にキラキラとラメのような加工が施されているタイプなど、たとえ黒色でも光を反射するようなベルトは避けてください。

ビジネスシーンでは、黒のスーツにアクセントとして茶色や紺色のベルトを着けることもありますが、葬式では目立たないことがマナーとなりますので、黒以外の色は選ばないようにしましょう。

2. デザイン

ラインストーンやリベットが付いていたり、刺繍が施されていたりするデザインベルトはNGです。動物の皮をイメージさせる型押しが施されているものも葬式ではマナー違反です。黒の無地のベルトを選んでください。

3. 素材

葬式には、本革または合皮素材のベルトがふさわしいとされています。男性の場合と同様、本革は殺生をイメージさせる動物の皮に該当するものの、シンプルなものは葬式で着用することが認められています。

しかし、ワニ革やヘビ革など、すぐにそれとわかる革製のベルトは、やはり「殺生」がイメージされてしまうためNGです。

また、「色」のところでも解説しましたが、つやのあるエナメルベルトも避けてください。

4. バックル

女性用のベルトは凝ったデザインのバックルが多いですが、葬式にはシンプルなデザインのバックルを選びましょう。もちろん、金色やつやのあるシルバーはNGです。できれば、ベルトと同じ素材が使われているバックルや、つや消しブラックのバックルであれば失敗がありません。

5. ベルト幅

フォーマルな席では、ベルトの幅は狭いものを選ぶのが基本です。幅の広いベルトを着けるとカジュアルな装いとなってしまうため、葬式には幅の細いベルトを着用しましょう。

基本的に葬式とお通夜でベルトの選び方に違いはない

故人が亡くなったときには、まずお通夜が行われ、日を改めて葬式が行われるのが一般的です。そのため、お通夜は「急に駆け付ける」もの、葬式は「事前に告知される」ものといえます。

お通夜の装いの考え方

お通夜は、故人が亡くなった当日または翌日の夜に行われます。「突然の訃報を受けて、取るものもとりあえず駆け付けた」というケースが多いため、喪服ではないダークカラーのスーツやカジュアルすぎない普段着で伺うのがマナーとされています。

逆に、喪服をきちんと着てお通夜に伺うと「故人の死を予想していた」ように受け取られて失礼にあたるため、ふさわしくないと考えられています。

そのような理由から、お通夜に出席する場合のベルトとしては、茶色やグレー、紺などの黒以外のものを着けていてもマナー違反とはなりません。もちろん、ビジネススーツに黒のベルトを着用していてもOKです。

派手なアクセサリーなどは外すのが最低限のマナーといえるため、ベルトも派手なデザインやバックルのものは、たとえお通夜でも避けることをおすすめします。

葬式の装いの考え方

葬式は、少なくとも1~3日前には日時が知らされます。そのため、喪服をはじめとした葬式に必要な装いはきちんと準備できるはずなので、ふさわしい格好をして参列するのがマナーです。

故人の死を悼む場であるからこそ、マナーに反した装いをしていると、周囲の目につきやすいうえ、遺族や参列者に不快な思いを与えるだけでなく、その本人のイメージを大きく損ないかねません。うっかりマナーに反する装いをしてしまわないよう十分に注意しましょう。

葬式のときの靴マナー

ベルトと同様に、葬儀の際に気を抜いてはいけないのが靴のマナーです。こちらも、男女別に解説します。

葬式での靴の選び方:男性の場合

葬儀に履く靴は、黒の革靴(本革または合皮)を選びます。デザインは、ひもで結ぶタイプで、金具の付いていないものが望ましいです。

また、シンプルなプレーントゥ(なにもラインが入っていないタイプ)やシングルチップ(つまさきに1本だけラインの入っているタイプ)がおすすめです。ウィングチップなどの飾りがあるデザインや、つま先が長くとがっているファッション性の高いデザインの靴は、葬儀にふさわしくありません。

革靴といっても、つやのあるエナメルやカジュアル感のあるスエード素材も避けましょう。もちろん、ベルトと同様に、ワニ革やヘビ革、クロコダイルの型押しといった殺生を連想させる靴もNGです。

うっかりしがちなのが、手入れに力が入ってピカピカに磨いてしまうことです。葬式の際には、光が反射しない程度に靴を手入れしましょう。

ちなみに、靴下も黒で無地のものを合わせます。座ったときに、ズボンの裾から肌が見えないよう、長めのものを選ぶのがおすすめです。なお、白い靴下や色物、柄物はマナー違反ですので注意してください。

葬式での靴の選び方:女性の場合

女性は、葬式では黒のパンプスを選びましょう。パンプスは必ずしも本革や合皮である必要はなく、黒の布製でも構いません。ただし、男性の場合と同様に、つやのある素材やヘビ革、ワニ革、クロコダイルの型押しデザインのものはNGです。

また、ピンヒールや高すぎるヒール、厚底タイプのものも避けてください。さらに、金具の付いたものも好ましくありません。

意外と知られていませんが、つまさきの見えるミュールやサンダルも葬儀にはふさわしくありません。

ストッキングは黒を履きましょう。30デニール以下の薄手のものが望ましいです。柄やラインストーン付きのストッキング、網タイツなどは、たとえ黒であってもマナー違反です。

葬式のときの鞄マナー

鞄のマナーについても、葬式の際に悩みがちです。ベルトと同様に、男女別に確認しておきましょう。

葬式での鞄の選び方:男性の場合

男性は、鞄を持たず手ぶらで葬式に参列するケースがほとんどです。持ち物は、財布、携帯電話、ハンカチ、袱紗(お香典)、数珠程度で、内ポケットなどに収まるためです。

しかし、ポケットが膨らんでシルエットが崩れたりするのがイヤな場合などは、黒のセカンドバッグなど小ぶりのものを持参するとよいでしょう。小さめのバッグであれば、移動のときにも邪魔にならずに持ち歩けるのでおすすめです。ベルトと同様につやのない無地の革製で、クロコダイルの型押しや金具などのないものを選んでください。

また、仕事の合間に参列しなければならない場合などは、黒のブリーフケースなどでも構いませんが、式中そばに置いておかなければならず、場所によっては預かってもらわなければならないケースも考えられます。できれば、コインロッカーに預けて会場に向かいましょう。

葬式での鞄の選び方:女性の場合

女性は、黒のハンドバッグを持って参列するのが一般的です。ハンドバッグは、つやのない布製または革製のもので、見える部分に金具がついていないものを選びましょう。ラインストーンなどの装飾が付いていたり、クロコダイルの型押しが施されていたりするものはNGです。

ハンドバッグを選ぶ際には、手持ちの袱紗が余裕をもって入れられる横幅であるか、財布・ハンカチ・ティッシュ・数珠も十分入れられるマチ幅があるかなどを確認することが重要です。

また、女性用のフォーマルな鞄としては、クラッチバッグのように持ち手のないタイプも見かけます。しかし、短めの持ち手の付いているハンドバッグタイプのほうが、持ちやすいだけでなく肘に掛けることもできるため使いやすくおすすめです。

なお、弔事用のハンドバッグは小さめサイズが多いため、たとえば予備のストッキングやお手伝い用のエプロン、日傘、防寒用のひざ掛けなど、何かと持ち物が多くなる女性にとっては容量が不十分な場合も少なくありません。そのようなときは、黒のシンプルなサブバッグに入れて持参しましょう。

サブバッグは、A4サイズ程度の大きさのものがおすすめです。フォーマル用のハンドバッグとセットで販売されていることもあるので、そのようなものを購入しておけば重宝します。

見えないベルトや細かいところにまで気を遣うのが大人のマナー

葬式ではベルトは見えにくいからと見落としがちですが、暑い場所や会席など人目につくシーンは意外とありますし、見ている人は見ているものです。

マナーに違反したベルトをして参列することで、周囲の人に不快な思いを与えると同時に、大人としての常識や品格を疑われることにもつながりかねません。もちろん、靴や鞄についても同様のことが言えます。

いざというときに慌てないよう、葬式にふさわしいベルトや靴、鞄を準備しておきましょう。

石野泰弘

記事監修者

株式会社京花代表の石野 泰弘。京花は板橋区を中心に、1都3県を中心に活動している葬儀社です。

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