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女性の葬式での服装の選び方とマナーを紹介

2020/08/25

葬儀は、故人と最期のお別れをする大事な儀式です。身に付ける服や小物選びで迷う方も多いでしょう。
とくに女性は、喪服以外にメイクやアクセサリーなども考えなくてはなりません。葬儀の場にふさわしい服装のマナーについて、ポイントを1つひとつ押さえておくことが大切です。
そこで、今回は葬儀における女性の服装の選び方とマナーについて解説します。ぜひ参考にしてください。

目次

喪服には3つの格式がある

喪服には格式別に3種類あり、「正喪服(正式礼装)」「準喪服(準礼装)」「略喪服(略式礼装)」と呼ばれています。
このように喪服に格式があるのは、遺族と一般参列者を分けるためでもあります。
葬儀では遺族より大袈裟にならないように、地味な装いをするのが参列者のマナーです。

正喪服は喪主や遺族が着る喪服

正喪服(正式礼装)は最も格式が高い喪服で、喪主や遺族・親族(故人の三親等まで)が葬儀・告別式から一周忌までの法要の場で身に着けます。
一般参列者が正喪服を着るのはマナー違反になるため、注意が必要です。

黒無地で光沢のないシルクまたはウールのワンピースやスーツが一般的で、スカート丈はひざ下5~7cm以上あるものを選びましょう。長さはくるぶしより上までです。

和装の場合なら、黒無地で染め抜き五つ紋付の着物です。昔は、関東では羽二重、関西では縮緬(ちりめん)を好む人が多かったのですが、現在は全国で縮緬が主流となっています。

半襟・長襦袢は白、帯は黒の袋帯または名古屋帯、帯締めは黒の平打ち、足袋は白、草履は布製の黒または鼻緒が黒いものを選びましょう。髪飾り・帯留めはつけないのがマナーです。

準喪服(準礼装)は一般的な喪服

準喪服(準礼装)は一般的な喪服で、一般参列者が着用するものです。
正喪服よりも流行を適度に取り入れられる分、比較的デザインの自由度が高めといえるでしょう。具体的には、ブラックフォーマルのアンサンブル、スーツ、ワンピースなどです。
最近は慶事・弔事どちらにも使えるものも多く出ています。急な訃報で慌てないように、1着用意しておくのもおすすめです。

準備がない場合は、黒のワンピースやセットアップ、スーツなどを着用します。準喪服の場合は、多少の飾りがあっても派手にならないくらいであればOKと考えられています。
生地は光沢のあるものや透けるものは避けて、地味なデザインを選びましょう。スカート丈は正喪服より短く、座ったときにひざがきちんと隠れる長さがあればOKです。スカートの丈は長いほど格式が高くなるため、長すぎないように注意する必要もあります。
また、胸元が大きく開いているデザインは葬儀の場にはふさわしくないため、避けましょう。

和装の場合は、寒色系の無地に1つ紋または3つ紋をつけた半喪服になります。
色無地・小紋の地味な長着でも問題ありません。準喪服の小物や襦袢などは正式礼装に準じます。髪飾りや帯留めをつけないのも同様です。

略喪服は急な弔問や三回忌以降に着るもの

略喪服(略礼装)は、三回忌以降の法事または急な弔問、お通夜に参列する際に着用します。黒・濃紺など暗く色の控えめな服装を選びましょう。
黒以外にグレー・濃紺など地味な色であれば、パンツスーツでもOKです。
チェックやストライプなどの柄が入っていてもよいですが、控えめな色合いのものに限ります。

ほかの格式の喪服と同様、過度な肌の露出は避けて、小物も黒で統一します。
故人が亡くなってすぐに仮通夜が行われる場合、喪服で行くよりも略喪服で行く方がマナーにかなっています。急な訃報でかけつけたのに喪服で行くのは、故人の死を予期して準備していたようになり、かえって失礼にあたるためです。

葬儀に着て行くのにふさわしくない服装

葬儀に着て行くのは避けるべきものをまとめてみました。
1. 毛皮や動物の皮とわかる爬虫類系の皮革(殺生をイメージさせるため
2. ツヤのある革製品(ツヤを抑えたものであればOK)
3. 光沢のある装飾品
4. 必要以上に肌を露出した服装
基本的に地味な色とデザインで、ツヤを抑えた衣類と小物が適しています。また、毛皮は天然皮革などは殺生をイメージさせるため、葬儀で身に着けて行くのは絶対に避けましょう。

年代別!おすすめの喪服デザイン

年齢を重ねればそのぶん、喪服を着る機会が増える方も多いでしょう。ここでは、20代から50代まで年代別におすすめの喪服デザインをご紹介します。

20代にはボレロタイプのジャケットとフレアスカート

20代の女性は、ボレロタイプのジャケットが若々しい印象を与えてくれるでしょう。スカートはタイトよりもフレアスカートを選ぶと、裾を気にせずに立ち座りができておすすめです。

30代には落ち着きと余裕のあるデザインを

30代女性は、20代よりも少し落ち着いた雰囲気のものを選びましょう。体型が少しずつ変化していく女性も多いため、少し余裕のあるデザインを選ぶのがおすすめです。

40代はブラックフォーマルの準備を

40代にもなると、葬儀に参列する機会が増えてきます。きちんとしたブラックフォーマルを準備しておきましょう。体のラインをカバーするワンピースタイプがおすすめです。

50代は正喪服として着られるものを

50代になると、遺族として葬儀に参列する機会も増えるでしょう。正喪服として着られるものを準備しておくと、いざというとき安心です。デザインはシンプルでスカート丈は長く、襟元は開きが小さいもの、着脱しやすいものがおすすめです。

学生は学校の制服でOK

中高生などは葬儀でも学校の制服を着用します。学生にとっての正装は制服だからです。
ただし、スカートの色や柄が派手なものや、スカート丈を極端に短くしたものは葬儀にふさわしくありません。シンプルな黒か濃紺のスーツやワンピースの着用をおすすめします。

アイテム別!葬儀に参列するのにふさわしい小物の選び方

ここからは、一般参列者として葬儀に赴く場合に、マナー違反にならない小物の選び方をアイテム別にご紹介します。

バッグや靴などは黒が基本で光沢や飾りがないものを選ぶ

葬儀に参列する際には、バッグや靴にも気を配るのがマナーです。

バッグの色は黒が基本で、天然革製のものは殺生を連想させるので避けましょう。合皮はOKです。布製のものを選んだほうが無難です。

また、飾りが少なく、光沢のないものを選ぶようにします。ショルダーバッグやトートバッグはNGなので、注意しましょう。
ブラックフォーマル用のバッグを持って行く場合は、荷物がいっぱいになったときのためにサブバッグがあると安心です。なるべく黒をベースとした、光沢のない落ち着いたものを選びましょう。
靴も黒であればよい、というわけではありません。
革靴は避け、派手な飾りがないシンプルな布製パンプスを選ぶのが正式なルールです。
葬儀では長時間立ちっぱなしになる可能性もあるため、疲れにくいパンプスを選ぶとよいでしょう。

ストッキングも黒の無地が基本

葬儀は黒の無地ストッキングを履くのがマナーですが、お通夜は肌色のストッキングでもOKです。
寒い地域や季節では厚手のタイツを履く人も少なくありませんが、カジュアルにならないように模様が入っていない無地のタイプを選びましょう。

寒いときは黒やグレーのコートを着用

寒い時期の葬儀には、上着を着て行っても問題ありません。
しかし、カジュアルなジャンパーは避けて、きちんとしている黒やグレーのコートを着用するのがマナーです。ボタンは光沢のないものがよいでしょう。黒やグレーのコートがない場合は、茶色でも派手でなければ許容範囲です。

柄物やフード付きはカジュアル感が強いため葬儀にふさわしくありません。レザーや毛皮のコートは殺生を連想させるため、葬儀に着て行くのはマナー違反です。
なお、葬儀会場に着いたら、建物に入る前にコートは脱ぎましょう。

傘は黒やグレーの落ち着いたデザインまたは透明のビニール傘

当日が雨だった場合、傘の色にも気を配りましょう。
派手な柄・色合いのものは避けてください。黒やグレーなどの落ち着いたデザインの傘が無難です。
持っていない場合は、透明で柄のないビニール傘がおすすめです。

袱紗の色は寒色系のもの・紫がおすすめ

香典などを包む不祝儀袋は袱紗(ふくさ)に包んで持参します。慶事にも袱紗は使われるので、色を間違えないようにしましょう。

弔事用は寒色系ですが、慶弔どちらにも使える紫色の袱紗を持っておくと便利です。

ハンカチは白の無地が基本

葬儀では衣類も小物も黒が基本ですが、ハンカチだけは白の無地が基本です。しかし、派手なものでなければ、淡いブルーやピンク、黒でも問題ありません。

親族の葬儀に参列する場合はお手伝い用にエプロンや割烹着を持参

親族や親しい人の葬儀に参列する場合には、台所のお手伝いを頼まれるケースがあります。
弔問客にお茶を出したりする際に喪服を汚さずにすみますし、清潔感もあるため、ぜひ用意しておきたいところです。
派手ではない白のエプロンでも失礼にはなりませんが、地域差がありますから冠婚葬祭用のエプロン(黒)を1枚用意しておくとよいでしょう。

葬儀でマナー違反にならないメイクやアクセサリーの選び方

葬儀に参列する場合、女性はメイクやアクセサリーの選び方にも気を配る必要があります。

お通夜や葬式ではナチュラルメイクを心がける

派手なメイクを避けるのはもちろんのこと、あまりツヤ感のあるメイクは葬儀にはふさわしくありません。
マットなファンデーションでベースをつくり、口紅も色身を抑えたものをぬります。アイメイクやチークなどは極力つけず、つける場合はパール・ラメ入りやパステルカラーのものは控えましょう。
アイラインは自然に仕上げる程度がよいでしょう。マスカラはウォータープルーフがおすすめです。

なお、ナチュラルメイク=ノーメイクではありません。ノーメイクで参列するのは失礼です。マナー違反にあたるため、注意してください。

アクセサリーは結婚指輪のみが基本だが、洋装には真珠1連ネックレス

和装で葬儀に参列する場合、結婚指輪か婚約指輪以外はつけないのが一般的です。
ただし、色が金だったり、ダイヤなどの石がついている場合は外しておくのがマナーです。

洋装で参列する場合は、結婚指輪・婚約指輪以外に真珠の1連ネックレスをつけるのがマナーです。2連・3連のものや、真珠の色が白・黒・グレー以外であるもの、真珠の球の形がゆがんでいるものは葬儀にふさわしくありません。
また、イヤリングやブレスレットなどはつけないのが一般的です。

ヘアスタイルは清潔感を大切に、長い場合はまとめる

葬儀でのヘアスタイルは、清潔感を第一に考えましょう。さまざまな年代の人が集まる場ですから、派手な色合いなど髪の色にも気を配りましょう。

ショートやボブの人は、アレンジせずにそのままブローで整えるくらいにします。
ロングの人は、焼香のときなどにバサッとしないようにまとめるとよいでしょう。耳より下・後頭部の低い位置で結ぶのがおすすめです。
ゴムやバレッタなどのヘアアクセサリーも黒で、ラインストーンなど飾りがついていないものに統一しましょう。

ネイルは落としておくのがマナー

ネイルアートなど派手なものをつけたまま葬儀に参列するのはマナー違反です。

クリアネイルやベージュ系で、ストーンなどがないデザインであれば大丈夫ですが、心配な方は落としていったほうが安心です。
ジェルネイルのようにすぐに落とせない場合は、上から白いマニキュアを塗って、更にその上にベージュ系のマニキュアを塗ると目立たなくなります。

あとでアセトンフリーの除光液を使って落とせば、ジェルネイルに影響はありません。
どうしても落とせない、隠しきれない場合は、黒い手袋で隠す方法もありますが、焼香や食事では外すのがマナーですから、あまり意味がないでしょう。

火葬式・直装・1日葬・家族葬などに身に着ける喪服の選び方

最近は葬儀の日程を2日から1日に短縮したり、家族と身近な人だけが葬儀に参列を許されるケースが増えています。
弔問客がいない家族葬や、葬儀などを行わない火葬式などであっても、きちんとした服装で参列するのがマナーです。

火葬式の場合

葬儀などは行いませんが、火葬場に行くため喪服のマナーを踏まえた服装を選びましょう。黒または濃紺、グレーなどの地味な色のワンピースまたはスーツに、ストッキングや靴は黒を選んでください。

1日葬の場合

2日かけて行う葬儀を1日で済ませるスタイルを選ぶ人が増えています。
黒や濃紺、グレーのスーツやワンピースなど火葬式と同様の服装が望ましいです。

家族葬の場合

葬儀の参列者を家族とごく親しい人に限定したのが家族葬です。
身内だけの集まりでも葬儀ですから、しっかり喪服を身に付けましょう。

どの程度(格式)の喪服を身に着けるべきか迷ったときは、遺族の意向を確認するのがおすすめです。

突然の葬儀で慌てないために服装のマナーを覚えておこう

葬儀に参列するのに、どのような服装にするのがマナー違反にならないのか気になる人は多いでしょう。とくに女性は衣服だけではなく、小物やメイクなどにも気を配る必要があります。

喪服には3つの格式があり、1番上の正喪服は喪主や遺族などしか着用しません。一般参列者が着ると逆にマナー違反になるので注意が必要です。
身に着けるものは、黒や濃紺で、地味で光沢の抑えたデザインの衣類や小物でそろえてください。毛皮や天然皮革は殺生をイメージさせるため、避けましょう。
メイクは控えめを意識してください。ノーメイクでは失礼なので、注意しましょう。

突然の葬儀で慌てないためにも、服装マナーをぜひ身に付けておきましょう。