24時間・夜間も対応可能!板橋区・葬儀のご相談はこちら

NEWS/ブログ

葬儀に数珠は必須?選び方や持ち方を詳しく解説

2020/08/03

日常生活ではほぼ使用されることのない「数珠」。
しかし、葬儀の場では大切な役割を果たします。
実際、成人済の方で数珠を持たずに葬儀に参列される方はほとんどいらっしゃいません。
そこで疑問なのが、「そもそも葬儀に数珠は必須なのか?」という点かと思います。
そう頻繁に執り行われるわけではない葬儀での持ち物であるため、余計に迷ってしまうでしょう。
そこで今回の記事では、葬儀に数珠は必要なのか、最適な数珠はどういったものなのかをわかりやすくご説明していこうと思います。
数珠にあまり馴染みのない方も、葬儀参列時の参考にしてください。

そもそも葬儀に数珠は必須?

日本の葬儀では持参がマナーとして浸透している数珠ですが、実は必須ではありません。
日本における数珠は仏教徒の必須アイテムとされていますが、本来数珠とは念仏を数える「数取り」に用いられるものであり、ご自身が読経するのであれば話は別ですが、通常の参列であれば数珠は必須ではないのです。

ただし先ほどもお伝えしたように、日本の葬儀では数珠を持参するのがマナーという風潮が強いですし、数珠を持参しないと「仏様を鷲掴みにすること」にあたると考えられる場合があるため、必須ではないとはいえ、持参したほうが無難であると言えるでしょう。

用意すべき数珠の種類

数珠には本式数珠と略式数珠の2種類があります。
宗派によって様式が異なるものもあるため、まずはそれぞれがどのような数珠なのかを確認していきましょう。

本式数珠

本式数珠とは、簡単に言えば正式な数珠のことです。
この数珠の珠の数は煩悩の数と言われている108個あり、その分長いため、二連にして使用します。
宗派によって様式が異なるため、ご自身の宗派を確認してから購入するようにしてください。
ちなみに本式数珠には八宗用本式数珠という、宗派に関わらず用いることのできる数珠も存在しますので、非常に便利です。

略式数珠

本式数珠よりも珠の数が少ないのが、略式数珠と呼ばれるものです。
具体的な珠の数は、本式の半数である54珠、3分の1である36珠、4分の1である27珠など。
本式数珠よりも珠が少なく短いため、二連にはせずにそのまま使用します。
この略式数珠は、宗派に関わらず使用することができるのです。

ただし、男女での違いがあるため、その点は注意してください。
男性の場合は大きな珠を使用した数珠を、女性の場合は小さな珠を使用した数珠を用いましょう。

数珠の最適な素材

葬儀の際に持参する数珠に「この素材がもっともふさわしい」というものは存在しません。
木の実・天然木・天然石・真珠など様々な素材があり、ガラスやプラスチックなどの人工素材のものもあります。
基本的にはお好みのものを選んでいただいて問題ありません。
素材によって数珠の意味が変わってしまうということもないため、無理に高価な数珠を買い求める必要もないでしょう。

ただし、素材自体が持つ意味は異なり、例えば真珠・珊瑚であれば百倍の福、菩提樹の実であれば数えられないほどの福を得られると記している経典もあります。
このことから、菩提樹の実の数珠は特に尊ばれている背景もあるため、ご自身のお気持ちの問題として、ご遺族や故人に最大の敬意を払いたい、ということであれば、菩提樹の実の数珠はおすすめです。

とはいえ、繰り返しとなりますが、数珠が持つ意味自体はどの素材を選んでも変わりませんし、どの素材のものもマナーに則したものであるため、ご自身の好みや予算で選ばれるのが最良でしょう。

葬儀での数珠の持ち方

略式数珠の場合は宗派に関わらず持ち方は変わりません。
霊前などで手を合わせる際には、数珠を左手に掛けたまま合掌する方法、もしくは、両手に数珠を通して合掌する方法があります。
上記どちらかの持ち方であれば構いません。

問題なのは、本式数珠。
本式数珠は宗派によって持ち方が変わるため、宗派ごとの持ち方を確認しましょう。

浄土宗

浄土宗では、数珠の房のついていない輪を人差し指と親指の間に挟み、房のついている輪を人差し指と中指の間に挟みます。

房は下に垂らすようにして持ち、合掌する際には二連とも親指に括らせて使用してください。

浄土真宗

浄土真宗の場合、宗派の中にも大谷派と本願寺派がありますが、基本的な持ち方は同じです。
二重にした数珠を左手に持ち、房は下に垂らします。

大谷派が合掌する際は、親指と人差し指の間に数珠を掛け、房を左側に垂らしてください。
本願寺派が合掌する際は、数珠の掛け方は大谷派と同じですが、房は下に垂らすようにしましょう。

真言宗

真言宗の場合は、二連にした数珠をまとめて握ります。
房は自分側(手のひら側)に垂らし、数珠と一緒に握ってください。
合掌する際は、もっとも大きい親玉を両手の中指に掛け、手のひらに数珠を挟みましょう。
ちなみにこの時、房は外側に垂らすようにしてください。

天台宗

天台宗の数珠の持ち方は、二重にしてそのまま握ります。
房は外側に垂らすようにしてください。
合掌の際には両手の人差し指と中指の間に数珠を通し、そのまま手を合わせます。
房は真下に垂らすようにしましょう。

曹洞宗

曹洞宗では、二重にした数珠を左手の人差し指と親指の間に掛け、軽く握って持ちます。
合掌する場合、左手に数珠を掛けたまま両手を合わせてください。

日蓮宗

日蓮宗は、数珠を左手に二重にして掛け、房は下に垂らして持ちます。
合掌をする時は、左手にそのまま手を合わせましょう。

ちなみにお題目を唱える場合は、房のついている部分を片手の中指に通し、もう片方の中指に通しますが、その際に一度捻ります。
∞のような形になったら、数珠を挟んで手を合わせましょう。

緊急の際、人から数珠を借りてもいい?

これまで葬儀に参列したことない方などは、特に数珠を常備する習慣がないでしょう。
急遽葬儀が執り行われることになった場合、手持ちの数珠がなくて慌てることがあるかもしれません。
知人に借りようと考える方もいらっしゃるのではないでしょうか。

しかし、数珠の貸し借りはしないのがマナーとされています。
数珠は人それぞれのお守りともされていますので、いざという時のために日頃から準備しておくことが大切です。

どうしても葬儀に数珠を持参できない場合は、冒頭のほうでもお伝えしたとおり、数珠なしで葬儀に参列しても実際には問題ありません。
ただ、仏教の考え方を重んじる方も少なくはないため、できる限りご自身の数珠を持参するようにしましょう。

数珠のあれこれは大人のマナー。いざという時のために身につけよう

数珠は日常で使う場面がほぼありません。
そのため、数珠に関するマナーが曖昧になりがちです。
しかし、大人になればなるほど、きっと葬儀に参列する機会も増えることでしょう。
葬儀には様々な方が参列されます。その中にはもちろん、仏教や葬儀の礼儀に厳しい方も。
それがご遺族である場合もあるはずです。

故人をお悔みする場では、相手がどなたであっても違和感を抱かせることは避けたいもの。
そのためにも、大人としてしっかりと数珠のマナーを身につけておきましょう。