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お葬式におけるマナー違反にならないカバンの選び方について解説

更新日:2025年02月27日

葬儀に参加する際、持参するカバンにも厳格なマナーが求められます。この記事では、葬儀にふさわしいカバンの素材、色、大きさといった選び方の基本を、国内で広く認知されているブランド品や専門店の事例を交えながら詳しく解説します。

葬儀にふさわしいカバンの種類

葬儀という厳かな場において、身だしなみはとりわけ大切なポイントです。服装だけでなく、持ち物の中でもカバンの選び方は、故人に対する敬意や参列者としてのマナーを示すものとなります。ここでは、葬儀にふさわしいとされるカバンの種類について、具体的な素材や色、大きさの観点から解説します。

殺生を連想させない素材のバッグを選ぶ

葬儀では、動物の皮革製品など、殺生や派手さを連想させる素材は避けるべきです。伝統的な和装やモダンな服装に合わせても、落ち着いた印象を与える素材のバッグを選ぶことが重要です。ここでは、特に革製品がNGとされる理由と、代替となるおすすめの布製バッグの素材について詳しく解説します。

革製品はNG?

一般的に革製のカバンは高級感やフォーマル感を感じさせる一方で、どうしても動物の殺生を連想させる点や、光沢感が目立ってしまうため、葬儀の場では不適切とされています。特に、つや消し加工が施されていない革や、デザイン性が強調された革製品は避けるようにしましょう。

布製バッグのおすすめ素材

布製のバッグは、柔らかい印象と共に故人に対する哀悼の意をしっかりと伝えることができます。具体的には、無地のキャンバス地や高品質なウール素材、控えめなデザインのナイロン素材が好まれます。シンプルなデザインの布製バッグは、スーツスタイルや和装とも調和し、葬儀の厳粛な雰囲気を壊しません。

黒色のバッグが基本

葬儀においては、服装と同様にカバンも黒色が基本となります。黒は哀悼の意や慎ましさを象徴する色であり、全体のコーディネートの中で重要な役割を果たします。一方で、サブバッグや小物の色選びにも注意を払い、全体のバランスを整えることが求められます。

黒以外の色は絶対にダメ?

多くの場合、葬儀では黒以外の色は控えることがマナーとされています。明るい色や目立つ柄は、悲しみに対する雰囲気を壊してしまいます。しかし、もしやむを得ず他の色を使う場合は、暗めのグレーやネイビーなど、落ち着いた色調を選ぶようにしましょう。決して派手な色味は避けるべきです。

サブバッグの色にも注意が必要

メインのカバンが黒の場合でも、必要な書類や小物を収納するサブバッグは、色やデザインで主張しすぎないものを選びましょう。例えば、黒またはダークカラーで統一されたシンプルなトートやビジネスバッグは、全体の雰囲気を保ちながら実用性も確保できます。サブバッグの存在感が強すぎないよう、サイズや装飾にも注意が必要です。

適切なカバンの大きさ

葬儀に持参するカバンの大きさは、身だしなみと実用性の両面から考える必要があります。大きすぎるカバンは会場での動きを阻害し、また逆に小さすぎると必要なものが収まり切らず、スマートさを欠くことがあります。適切なサイズ選びが、全体の印象を左右します。

大きすぎても小さすぎてもNG

葬儀にふさわしいカバンは、身の回り品をしっかり収納できる一方で、持ち運びに負担をかけないサイズである必要があります。例えば、ビジネスシーンで使用される中型のカバンは、必要な書類や小物類をコンパクトにまとめることができ、葬儀という場においても違和感なく使用できます。大きすぎるバッグは存在感が強すぎるため、極力控えるようにしましょう。

収納力も重要

適切なカバンの大きさは、収納力も求められます。葬儀の際には、必要最低限の書類やスマートフォン、名刺など、ビジネスマンや参列者として必要なものを整理して持ち歩く必要があります。仕切りやポケットがしっかりと配置されたカバンは、慌ただしい場面でもスムーズに対応できるため、実用面を考慮した選び方が推奨されます。

葬儀のマナー違反となるカバン

葬儀は故人への深い敬意と哀悼の意を表す厳粛な場であり、身につける小物や持参するバッグにも細心の注意が必要です。この章では、葬儀のマナーに反するカバンの特徴や、なぜそれらが不適切とされるのかについて詳しく解説します。

光沢のある素材のバッグ

光沢のある素材のバッグは、見た目の派手さや反射性が目立つため、葬儀の厳かな雰囲気にそぐわないとされています。たとえば、シルクや合成皮革など、表面がピカピカと輝く素材は、故人を偲ぶ場において華美すぎる印象を与えがちです。こうしたバッグは、故人やご遺族に対する敬意や哀悼の意を欠くものとして評価されるため、避けるべきアイテムです。

派手な装飾のバッグ

装飾が過剰なバッグは、デザインや装飾品自体が目を引くため、葬儀のシンプルで厳かな雰囲気と調和しません。ビジネスやフォーマルな場面では控えめな装飾が求められるのに対し、華やかなビーズや刺繍、金属の装飾などは葬儀では不適切とされます。過剰なディテールは、故人への思いを表す場としての風情を乱す原因となるため、選択すべきではありません。

ブランドロゴが大きく入ったバッグ

大きく目立つブランドロゴが入ったバッグは、そのブランド自体を主張しすぎる印象を与え、葬儀という場においては品位を欠くとされています。派手なロゴは、個人のファッション性を強調しすぎてしまい、控えめな装いを心掛けるべき葬儀のマナーに反します。特に日本国内で広く認知されているブランド品では、ロゴが目立つデザインは避け、上品でシンプルなデザインのものを選ぶことが重要です。

カジュアルなバッグ

カジュアルなデザインのバッグは、普段使いのファッションとしては違和感がないものの、葬儀のようなフォーマルな場には適していません。親しみやすさを重視したデザインや機能美が強調されるため、故人への追悼や哀悼の場では、落ち着いた装いと調和しないと見なされます。以下に、カジュアルなバッグの中でも特に注意すべき種類について詳しく説明します。

リュックサック

リュックサックは、スポーツやアウトドア、通学などで一般的に使用されるため、背中に背負うスタイル自体がカジュアルすぎると判断されます。葬儀の格式ある場では、身体にまとわりつくリュックサックは動作を制限するだけでなく、清潔感や品位に欠ける印象を与えるため、使用は避けるべきです。

トートバッグ

トートバッグはシンプルなデザインが魅力でありながら、日常的な使用を前提としているため、装飾が控えめであってもカジュアルな雰囲気を醸し出してしまいます。会議やビジネスシーンには適していることもありますが、故人への追悼の場としての葬儀では、よりフォーマルなバッグを選ぶことがマナーとして求められます。

ショルダーバッグ

ショルダーバッグは、普段の外出やカジュアルな集まりには適していますが、肩に掛けるスタイルがあえて目立ってしまうため、葬儀のシーンでは要注意です。着用することであえて自己主張をしている印象を与える可能性があり、控えめで落ち着いた品位ある装いを心掛ける葬儀には不向きとされています。

男性と女性で異なるカバンの選び方

葬儀に参加する際、身だしなみは非常に重要な要素であり、カバンもその一部です。男女それぞれの体型やTPOに合わせたバッグ選びが求められるため、本章では男性と女性に分けた適切なカバンの選び方について詳しく解説します。どちらの場合も、暗く控えめな色合い、シンプルで上品なデザイン、そして必要な荷物がしっかり収納できるかどうかがポイントとなります。

男性の葬儀カバン

男性の場合、葬儀にふさわしいカバンとしては、落ち着いた色調と上質な素材で作られたバッグが理想的です。普段使いのビジネスバッグと同様に、シンプルなデザインが求められ、無駄な装飾や派手なロゴ、光沢の強すぎる素材は避けるべきです。日本国内の老舗ブランドである土屋鞄製造所やPORTERなどは、伝統と品質を兼ね備えたバッグを提供しており、葬儀の場にも適したアイテムが見つかるでしょう。

ビジネスバッグで代用できる?

ビジネスシーンで普段から使用しているバッグは、葬儀の場でも代用できる場合があります。ただし、いくつかのポイントに注意する必要があります。まず、革製のビジネスバッグの場合は、光沢感が強くないか確認し、派手な装飾やスタッズ、刻印などがないデザインを選びましょう。さらに、カバンのサイズや形状も重要で、必要最低限の書類や小物が整然と収納できるシンプルな内部設計であることが望まれます。

また、ビジネスバッグを葬儀用として使用する際は、服装全体とのバランスを意識しましょう。例えば、黒や深いネイビー、ダークグレーといった落ち着いた色合いのものを選ぶことで、全体の調和が取りやすくなります。過度なファッション性は控え、儀礼にふさわしいシンプルな美しさを重視することが大切です。

女性の葬儀カバン

女性の場合、葬儀カバンには清楚で上品な印象を与えるデザインが求められます。普段使いのファッション性が高いバッグとは異なり、葬儀の場では派手な装飾や明るい色は控え、シンプルかつ機能的なバッグが適しています。シルエットが整っており、必要な荷物をすっきりと収納できるかどうかもポイントとなります。

フォーマルバッグが無ければどうする?

もし専用のフォーマルバッグを所有していない場合でも、現在日本で流通している多くのブランドから、葬儀に適したシンプルで落ち着いたデザインのバッグを選ぶことができます。

また、普段使いのバッグの中から、装飾やブランドロゴが控えめなもの、またはデザインを工夫してフォーマルな印象に近づけたものを選ぶことも可能です。ただし、その際もバッグ全体のボリュームや、必要な荷物が適切に収納できる機能性、そして服装とのバランスを十分に考慮する必要があります。シンプルなデザインでありながら、実用性と上品さの両立を実現するバッグ選びを心掛けましょう。

葬儀カバンはどこで買える?

葬儀に出席する際のカバン選びは、マナーを守る上で非常に重要です。用途に合わせた適切な葬儀カバンは、実際の店舗やオンラインストアでの取り扱いも増えてきています。ここでは、国内で広く展開されているデパート、フォーマル専門店、オンラインストアのそれぞれの特徴と、購入前にチェックすべきポイントについて詳しく解説します。

デパート

大手百貨店では、厳選されたフォーマルなカバンが取り揃えられており、実際に手に取って質感や重さを確認することができます。また、店員から直接アドバイスを受けることができるため、葬儀のマナーに合ったカバンを選びやすいのが特徴です。

例えば、高島屋、三越、伊勢丹などのデパートの紳士・淑女用バッグ売り場では、シンプルで上品な黒のカバンが多く取り扱われています。万が一、在庫がない場合でも、取り寄せや予約注文が可能な場合もあるので安心です。

フォーマル専門店

フォーマルなシーンを専門に扱う店舗では、葬儀にふさわしいシンプルかつエレガントなデザインのカバンを多く取り揃えています。これらの店舗では、素材や色、収納力など、細かいマナーに配慮した商品ラインナップが用意されており、特に男性用と女性用で求められるデザインが異なる場合にも対応しています。

オンラインストア

インターネット上では、豊富な在庫と品揃え、高い利便性から、忙しい現代人にとってオンラインストアも魅力的な購入先です。ECサイト大手のAmazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングなどでは、キーワード検索で「葬儀 カバン」と入力するだけで、葬儀用に適したシンプルで上品なデザインのバッグを容易に見つけることができます。

また、商品の詳細な説明欄には、素材、サイズ、重さ、収納力などマナーの観点で確認すべき情報が記載されているため、口コミや評価歴から実際の使い心地も把握することができます。さらに、返品や交換がスムーズなサービスを提供しているストアを選べば、実際に商品を手に取って確認できないというデメリットも最小限に抑えられます。

それぞれの購入先にはメリット・デメリットがありますので、自分のニーズや購入前のチェックポイントを明確にし、マナーに沿った葬儀カバンを見つけることが大切です。デパートやフォーマル専門店では、直接専門スタッフにアドバイスを受けられる安心感があり、オンラインストアでは豊富な品揃えと利用者レビューを参考にできる点が強みとなります。

実際に購入を検討する際は、各店舗のウェブサイトや店舗案内、在庫状況などを事前に調査し、自分に合った最適なカバンの選択を心がけましょう。

まとめ

葬儀にふさわしいカバン選びは、素材・色・大きさなどの基本ルールを守ることで、故人への敬意が十分に伝わります。殺生を連想させる革製品や光沢のある素材、派手な装飾、ブランドロゴが際立つものは避け、上品な布製やシンプルなデザインのバッグを選ぶことが重要です。また、男性と女性で求められるスタイルが異なるため、用途に応じたサイズ感と収納力もチェックしましょう。

石野泰弘

記事監修者

株式会社京花代表の石野 泰弘。京花は板橋区を中心に、1都3県を中心に活動している葬儀社です。

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