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火葬について
2022/11/25
社長ブログ
京花の石野です。
本日は葬儀屋にとって火葬は切っても切れない仲の火葬について触れていきたいと思います。
私たち葬儀屋はお葬式をするにあたり、ご家族との会話の中で故人の方がどういった方だったのかを、想像しご家族が納得いくお葬式を執り行っていくのですが、その際に必ず火葬をしなくてはなりません。
ご家族にとっては最後のお別れの時となります。
その火葬業者について、昨今大きく変化が起きております。
23区内に9カ所ある火葬場のうち、公営は2カ所、民営が7カ所あります。
その内、民営の6カ所は東京博善という会社が運営しております。
民営の残り1ヶ所は戸田葬祭場です。
東京博善ですが、中国系の企業が株式を複数保有してからというものの、コロナで利益が減少しているという理由から強引な火葬料金の値上げが続いております。
2021年1月に火葬料金を5万9千円から、7万5千円と16,000円の値上げ。
2022年6月からは燃料調整費に沿ったサーチャージ型の変動型料金に変更という形になりました。
我々にとっては、板橋区中心で事業を行っていることから戸田葬祭場を活用することが多いため、今回の値上げにおいては私自身、他人事の様に最初は捉えておりました。
しかし蓋を開けてみると、この値上げが起きてからというものの、今まで東京博善が運営する火葬場で、火葬を行っていた葬儀屋さんが戸田葬祭場に流れてきてしまっているのです。
その結果、今まで東京都では火葬料金を統一して、火葬場が混雑しないようにバランスをとっておりましたが、今回の東京博善の値上げの影響でそのバランスが崩れてしまっている状態です。
今では戸田葬祭場の火葬依頼が増えており、我々も使いづらい状況が続いてしまっております。
とは言っても、我々としてはお客様にご迷惑をおかけする訳にはいきませんので、
私どもはしっかりと工夫しながら火葬を依頼しておりますので、ご安心してご依頼ください!
そもそも、火葬というものについては日本では一般的で、東京都においては土葬も出来ないため火葬は皆さんの生活には必要不可欠なものとなります。
日本では火葬は公的な要素も強いので、利用者様にご迷惑がかかってしまう様なことが今の現状で起きかねません。
この件については私ども葬儀屋は一方的に通達で知らされている為、東京博善について不満を持つ企業は多くいますが政治が動かない限り変えようがありません。
東京都民の皆さんが今まで火葬料、休憩室利用料、骨壷料金を含めても8万円前後で収まっていたものが、今では火葬をするだけでも10万円以上取られてしまうのです。
この現状を記事を通して、是非とも皆さんに知って頂ければ幸いです。
最後に利用者様が値上げを避けて依頼する方法について触れていきますので是非最後までお読みください。
港区、品川区、目黒区、大田区、世田谷区の方には、大田区にある「臨海斎場」の利用をおススメします。
臨海斎場は上記の区の合同組合が運営する公営の火葬場のため、港区、品川区、目黒区、大田区、世田谷区の方であれば火葬料金は40,000円で利用することができます。
江戸川区周辺の方には「瑞江葬儀所」の利用をおススメします。
瑞江葬儀所は、東京都が運営する唯一の公営の火葬場で、都民の方であれば火葬料金は59,600円です。
足立区や西新井付近の方は、「谷塚斎場」の利用をオススメします。谷塚斎場も民営の火葬場で、火葬料金は59,000円となります。
注意点としては火葬料金が低価格でも、距離が遠いと搬送料がかかり、総額は変わらなくなってしまう場合もありますので、搬送料の確認などもお忘れにならずご確認ください。
また東京博善が運営する町屋斎場、四ツ木斎場、桐ケ谷斎場、代々幡斎場、落合斎場、堀ノ内斎場を利用しても「区民葬儀」という制度を利用すれば、火葬料金は53,100円で利用可能です。
区民葬儀を行えるのは、故人または喪主になる方が23区に住所がある場合のみです。
また区民葬儀を行いたい場合には、東京都の葬祭組合に入っている葬儀社に葬儀を依頼する必要がありますのでご注意ください。
京花では区民葬の利用も可能なので利用される際はお気軽にお尋ねください!